ひねもす俳句:春はそこまで

運動公園
立春や草原情歌流れくる  /勝美
聴すべし老婆トリオの手毬唄 /勝美
熊本手毬
雪吊り
燦燦と春日注げり籠の鳥 /勝美
ふるさとや留学生の雪達磨 /勝美
雪だるま
大雪2018
足跡を乱し兎の駆けてゆく /勝美

14 thoughts on “ひねもす俳句:春はそこまで

  1. >立春や草原情歌流れくる
    年が明けるとなんとなくちょっと空気の香りが冬とはちょっと違った感じになったような気がします。

    >聴すべし老婆トリオの手毬唄
    こんなにきれいな手毬だと地面につくのは後ろめたいですね。
    実際に遊んでいたんでしょうか?

    >燦燦と春日注げり籠の鳥
    日なたはちょっと春めく日もありますね。

    >ふるさとや留学生の雪達磨
    なるほど、目が青いですねw
    学生時代にモンゴルからの留学生が金髪で青い目をしていので驚いたのをおぼえています。
    出身がロシアとの境目ということで納得しました。

    >足跡を乱し兎の駆けてゆく
    なかなか足取りの重いうさぎのようですね。

  2. のうそうさん コメントありがとうございます。大寒波で北側の雪は当分消えずに居座りそうです。とにかく寒くて冷たいです。立春はもうそこまで来ているのですがねえ。暖かくなればどこぞへ出かけるのも楽しいかと思います。

  3. 勝美先生、いつも楽しい俳句をありがとうございます!
    先月初めと今月と二か月続けて、高熱を出してしまいました。
    風邪が流行っています。先生、どうかお体を大切に、お元気でお過ごし下さいますように。
    今年も、よろしくお願いいたします!
    ◆聴すべし老婆トリオの手毬唄 /勝美
    主人の母が、糸毬、まさに写真のような手毬をよく作ってプレゼントしてくれたことを、思い出させてもらいました。
    何種類もの色を使って、とっても綺麗で温かみがあり、姑の長い器用な指先と共に、とても懐かしいです!
    ◆ふるさとや留学生の雪達磨 /勝美
    雪だるまは、写真を見るだけで、故郷富山のことを思い出させてくれて、ひんやりした空気も伝わってきます。背も高く、正に西洋風雪だるまですね!留学生が自分の国を思い出しながら作ったのでしょうね!ほっとする、楽しい句です!
    ◆足跡を乱し兎の駆けてゆく /勝美
    子供の頃、確かデパートで白い兎を買ってもらい、弟妹たちと育てました。兎の飼育はけっこう大変でしたが、正に、雪の日には、ジグザグで走る兎を追いかけた日を鮮明に思い出させてくれる写真と句、やはり懐かしいです!
    故郷の思い出は、慌ただしい日々を癒してくれます!)^o^(♪♪♪~

  4. 知意子さん コメントありがとうございます。風邪はもう良くなりましたか?インフルエンザが大流行のようですね。今回のひねもす俳句でふるさとを思い出されたとか、それは何よりでした。また横浜句会でお会いしましょう。

  5. こんにちは
    春はそこまで 拝見しました。
    しかし、厳しい寒波がまだまだ続きそうです。
    大雪も降って、インフルエンザが大流行しているとのこと人間には
    厳しい晩冬ですね。
    俳句は老人にはよい栄養になるようです。頑張って下さい。

    今月の二句です。

    ふるさとや留学生の雪達磨  /勝美

    足跡を乱し兎の駆けてゆく  /勝美

  6. 由人さん コメント有り難うございます。このところの思わぬ大雪で春は足踏み状態ですねえ。健康管理には留意したいものです。邦夫さんも快方のご様子で何よりです。小生は矢口はまたしても校正の都合で欠席止むなしです。いやはやです。

  7. 春はそこまで、の御案内有難うございます。

    ★聴すべし老婆トリオの手毬唄 /勝美
     手毬がいかにも老婆の風情、とてもおかしく、楽しい俳句。
    ★燦燦と春日注げり籠の鳥 /勝美
     雪釣りが、まるで鳥かごのように見えました、楽しい写真です。
    ★ふるさとや留学生の雪達磨 /勝美
     達磨は八頭身、達磨を知らない人が作ったのでしょうか、願望でしょうか。
     以前タイの人が、一面真っ白に感動していました。
     近所にいろんな雪だるまが出来ていて、楽しいです。

    あまりに冷たい日が続きます、インフルエンザに気をつけています。

  8. みちこさん おはようございます。コメントありがとうございます。手毬が座布団にちんまり座っているのが微笑ましい感じです。青い目の雪だるまは珍しいですね。今度暖かくなったら新江戸川公園(肥後細川庭園)へ吟行しませんか。3月如何?

  9. 勝美さん春はそこまでのメール有難うございます。昨日は孫娘のリクルートスーツの買い物に駆り出され体も財布もくたくた
    でも心のどこかがほかほかなのは何って感じです。
    聴すべし老婆トリオの手毬唄  勝美
    写真のかもすほんわかぶり捉えての句お見事
    燦燦と春日注げる籠の鳥    勝美
    雪つりが籠に見えてくるのはまさしく俳句の力
    ふるさとや留学生の雪達磨   勝美
    雪のない国にからの留学生だったら雪国の故郷も遊び心を生むのかも
    いずれの作品もウィツトにとんで楽しめました。
    明後日の堀留句会よろしく。雪大丈夫みたい。

  10. ハカリさん おはようございます。コメントありがとうございます。今回はほんわか俳句でまとめました。「三人の老婆笑へりき」という先人の句がありましたよねえ。思い出しました。1句目の草原情歌は歌声喫茶の頃に歌いましたねえ。芽吹き始めた枯木立の並んでいる感じが何か懐かしいです。5句目のうさぎの姿はありません。まさに脱兎の如しですかねえ。いろいろ遊んでみました。

  11. ひねもす俳句、春はそこまで 拝見致しました。既に春気分にあふれた句ばかりですね。
    遅れ馳せながら例によって勝手な一言を、

    ◆立春や草原情歌流れくる   勝美
     立春寒波に襲われた今年でしたが昔を思い出す若い句に春が一杯です。

    ◆聴すべし老婆トリオの手毬唄   勝美
    日向の座布団の上の手毬を老婆に見立てた所に暖かさを感じました。老婆トリオが良いですね。

    ◆燦燦と春日注げり籠の鳥   勝美
     雪吊りに射す日の光は既に春、松を籠の鳥とは勝美さんらしい飛んだ見立てです。良く言えましたね。

    ◆ふるさとや留学生の雪達磨   勝美
     どこの国からの留学生でしょう。確かに眼が青いですね。細長い体型や手袋が何となく異国を感じさせます。 

    ◆足跡を乱し兎の駆けてゆく   勝美
     倒けつ転びつ大兎の走った跡でしょうか、兎は遠くに春を見つけたのか、既に姿は見えず不思議な光景です。

  12. 要介さん おはようございます。コメント有り難うございます。日1日と日が長くなってきたように思います。暖かさの方はまだまだですけれど。矢口句会は校正の日とかちあって出席できずにいます。欠席投句続きでは気が引けます。考えてみたいと思っています。

  13.   今回は、「大仏俳句」から「ひねもす俳句」に変わったのが判らず、コメントが遅くなりました。 悪しからず。

    立春や草原情歌流れくる   勝美
      立春の頃は、まだ春も浅く、いつも寒い日が続きますが、それでも何となく、明るい、春の風情を感じ取れる時期でもありますね。 この写真の様な風景に接しますと、確かに「草原情歌流れくる」と云う表現がピッタリの時期で、全く同感です。 この春先に受ける感覚を、良い言葉で、上手く表現されましたね。

    聴すべし老婆トリオの手毬唄 /勝美
      写真の様な、小さな座布団の上に置かれた手毬は、懐かしくて、印象的ですね。 昔は、近所に住むお婆さん達が、縁先で日向ぼっこをしながら、こんな手毬を作ったり、編み物をしている姿を良く見掛けたものですが、この写真を見て居ますと、何か、その当時の事が思い出されて、大変に懐かしく、親しみを感じるのが不思議ですね。

    燦燦と春日注げり籠の鳥 /勝美
      大きな松の樹に施された雪吊りを、大きな鳥籠に見立てて、「燦燦と春日注げり」とは、また、壮大でユーモラスな句に仕立て上げられましたね。 でも、私共には、こうした発想の転換が出来ず、なかなか、飛躍が出来ませんのに、お見事でした。
     
    ふるさとや留学生の雪達磨   勝美
      一風変わった雪達磨ですね。 確かに、これは外国からの留学生が作った雪達磨なのでしょうね。 だって、こんなに細長くて、スマートな雪達磨を、普通の日本人には発想出来ませんからね。 そして、こんな事を考えながら、写真の雪達磨を眺めるのも、また、写真俳句の楽しみの一つなのでしょうね?

    足跡を乱し兎の駆けてゆく   勝美
      この写真は先日の大雪の日のものですね。 この全体が雪ばかりの写真から、どうして、居もしない兎が出て来るのか?が、不思議ですね。 発想の転換も、ここまで来ると、「お見事」と云うしか、言葉がありませんね。 しかも、写真に写っている「大雪」を季語として使わず、写真の中には見当たらない「兎」と云う冬の季語を持ち込んで、一句に仕上げたとは、全くの驚きですね。 この「写真」と「出来上がった俳句」の共通点は「車が蹴散らした雪の塊り」と「兎の足跡」位ですかね。 
      この作品は、まさしく、勝美さんが挑戦中の「写真俳句の集大成」とも云える秀作ですね。 

  14. 喜信さん 横浜句会ではお世話様でした。相変わらずのひねもす俳句です。コメントありがとうございます。座布団の上の手毬は背を丸めている老婆に見えてきたのが不思議なところです。暖かな気分になる写真です。「緑陰に三人の老婆笑へりき」と西東三鬼が詠んでますよね、それが頭をよぎりました。雪だるまの目が青いのは何を使ったのでしょうかねえ。兎の句はお気に入りの一句です。ないものを読むのも面白いものですよねえ。これからもよろしく。

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