ひねもす俳句:夜の秋 2016年7月11日2016年7月11日 ひねもす俳句 たましひの乾きて赤し蒼朮焚く /勝美 禿鷲の眼は炯炯として旱(ひでり) /勝美 炎天に投票済ます草田男忌/勝美 SOSキャッチ葉月の電波網 /勝美 夜の秋西方浄土茜さす /勝美
>たましひの乾きて赤し蒼朮焚く /勝美 朮焚くの季語を知りました! 御盆で辺りをふらふら飛んでた魂も、湿気とりにあえば乾いて赤くなる?! 鬼灯からの連想が自由過ぎる! >禿鷲の眼は炯炯として旱(ひでり) /勝美 蘇鉄の花です。こんな仰々しくもワイルドな花を咲かすんですね。 確かにハゲ鷹っぽい! 句はなんかカッコよろし。 >炎天に投票済ます草田男忌/勝美 絶えず誰々忌があって季語には事欠かない‼︎ 真面目そうな草田男と投票が似合ってます。 >SOSキャッチ葉月の電波網 /勝美 これまた自由な。 こういうのは小学生には作れない。 SOS出してるのが誰(何)なのか気になります。 因みに、この一角の電線には黄緑の大きなインコが何羽も居て、一瞬目を疑いました。 まさか自然界からのSOS? >夜の秋西方浄土茜さす /勝美 日の長い夕暮れに、ハッとするような色の空。 人間だと(まぁ、私なら)ちょっと気後れするような色遣いです。 返信
>たましひの乾きて赤し蒼朮焚く ほおずきを感じ変換すると鬼灯になるんですね。 そう思うと、魂が入っているのかも知れませんね、袋の中に。 >禿鷲の眼は炯炯として旱 ハゲワシを目の前にすると、ギョッとしそうですね。 このつぼみ?を見た時もギョッとしました。 >炎天に投票済ます草田男忌 私たちの行った投票所は、高校の図書館だったので、まだ良かったのですが、 これが古い体育館だと冷房施設がなく、サウナみたいだったそうです。 >SOSキャッチ葉月の電波網 暑すぎて、どうにかして!という虫や野良猫からのSOSかも知れないですね。 >夜の秋西方浄土茜さす 実際には、夏至が終わっているので、もう夏も勢いがなくなるばかりなのに、なにか盛り上がりを期待するのが人間の性です。 返信
あわさん おはようさん 蒼朮焚くと言う季語を初めて遣いました。おけらの根を乾かしたものを梅雨の部屋の湿気取りに焼いたそうですね。酸漿を魂に見立てたものの句としては如何なものでしょうかね。 蘇鉄の花の実物はみたことありませんが、ジッとみると禿鷲の頭に見えてきました。草田男の句でデューラーの銅版画を詠んだなかの一句に「炎天の馬衣は緋ならめ髑髏は白」がありそれを想起しました。 張り巡らせた電線から電波網と言う言葉が生まれ旧暦8月の葉月へ続きました。西方浄土は写真を見たまんまの句です。 返信
こんにちは ひでり梅雨ですが、梅雨明けはまだまだ先の ようですね。 九州の被災地などは梅雨の大雨でお気の毒です。 北関東のダムが欲しい欲しいと言っているのに 自然とはままならないもの。 梅雨が明けると猛烈な暑さが来そうです。 体調に気を付けて頑張りましょう。 今月の二句です。 禿鷲の眼は炯炯として旱(ひでり) /勝美 SOSキャッチ葉月の電波網 /勝美 返信
前回は、大変遅くなりましたので、今回は早く送らせて頂きます。相変わらず、私の独断と偏見での講評になりましたが、ご容赦下さい。 たましひの乾きて赤し蒼朮焚く /勝美 昔は「おけら」の根を焚いて、室内の湿気を取っていたのだそうですね。はじめて知りました。写真の赤く熟れた鬼灯を「たましひ」に見立てて「乾きて赤し」とは、上手く表現されましたね。今、正にお盆を迎えるに当たって、時季にピッタリの、当を得た一句に仕上がりましたね。 禿鷲の眼は炯炯として旱(ひでり) /勝美 蘇鉄は我が家の墓にも植えられていますので、花も見た事がありますが、改めて、アップで撮られたこの写真を見てみますと、確かに禿鷹を連想しますね。禿鷹と言えば荒野の空で舞っている姿が連想され、荒野と言えば、旱の荒れ野原に連想が辿り着きます。蘇鉄の花→禿鷹→荒野原→旱と連想を発展させて、遂に一句、纏め上げましたね。お見事でした。 炎天に投票済ます草田男忌/勝美 参議院選挙は3年毎の炎天下での投票になりますが、この投票を済ます事と人間探求派と呼ばれた中村草田男との関連付けが、いま一、よく理解出来ませんでした。 悪しからず。 SOSキャッチ葉月の電波網 /勝美 写真の電線から電波網を連想した処までは判りましたが、葉月の電波網から受けたSOS信号との関連がよく理解出来ませんでした。 葉月とは、秋の季語で、ほぼ9月上旬から10月上旬にかけての季節の事なので、今だと一寸、早過ぎたのかな? 夜の秋西方浄土茜さす /勝美 写真の景色を眺めていますと、まだ夏なのに、どことなく秋めいた感じがする中での、西方浄土の茜さす明るい風景は、正に一幅の絵画ですね。見事な写生句です。 返信
喜信さん こんにちは。何時も難解な俳句で首を捻ってのコメント感謝です。草田男忌の句はデューラーの銅版画での炎天の句を草田男が詠んでいます。折しも参院選。人間探求は政治に及ぶといった諸々を踏まえました。葉月は次月の勝美選の課題句なのでついつい出しました。SOSは誰から何処からどのような理由か作者にも解りません、無責任ですね。 返信
こんにちは いよいよ梅雨明けですね。炎暑も本番、ご紹介頂いた夜の秋が待たれます。 遅れ馳せながらいつもの様に勝手に感じた侭を。 ◆たましひの乾きて赤し蒼朮焚く /勝美 実際に蒼朮の香を聞いた事はありませんが、梅雨明け前の今の時期に合っていますね。高湿度に対して乾く魂は面白い取合せです。 ◆禿鷲の眼は炯炯として旱(ひでり) /勝美 蘇鉄には雄花と雌花があり全然形が違うのですね。雄花から禿鷹のイメージは良く判ります。結びの旱の言い切りも好きです。 ◆炎天に投票済ます草田男忌/勝美 草田男忌は「炎熱や勝利のごとき地の明るさ」からか別名炎熱忌、一寸近いかと思いました。 ◆SOSキャッチ葉月の電波網 /勝美 SOSが面白いですね。このアンテナだとは多分中波用だと思いますが、アンテナとせずに電波網として決りました。 返信
うらわの俳人様、モバラ座の俳人渓春です。以下いただきです。 ✥たましひの乾きて赤し蒼朮焚く /勝美 「蒼朮焚く」の季語は私にとってお初です。この言葉を調べてみて、乾きて…を詠んだ意味が分かりました。ほおずきは地方ではお盆に盆提灯のかわりに飾る風習が残っています。精霊が迷わず帰ってくるようにという事らしいですが、この色合いは何とも素敵です。最近はお店でもあまり見られないですが。 ✥禿鷲の眼は炯炯として旱(ひでり) /勝美 写真は、はっとして見つめるほどの植物の造形美…、コンドルは飛んでいく、という歌がありますが、この蘇鉄はコンドルの頭とそっくり。旱を最後にもってきてしまりました。 ✥炎天に投票済ます草田男忌/勝美 熱中症もものかわ、絶対に投票には行く、ですね…、義務と権利を行使する数少ないチャンスですからね、今回の参院選は投票率が僅かに上がったのが救い。人間探求派と言われた草田男ですが、彼も投票に行ったのかな?相変わらず混迷の政治…降る雪や政治は遠くなりにけり(笑) ✥SOSキャッチ葉月の電波網 /勝美 ツツツ ツーツーツー ツツツの音が聞こえるようです。このところの天変地異、多分地球がSOSの発信元では?このネット時代でもモールス信号はまだ立派に使われているのは驚き。東日本震災時で学校の屋上や熊本地震でも地上のSOSが描かれていました。 ✥夜の秋西方浄土茜さす 勝美さんのセンスの良さがこの句で感じられます。「夜の秋」と「西方浄土」がまさにコラボレーションです。釈迦は人の心が清浄になればこの世は清浄になると説いていますが、今の世界情勢をみるとまず無理だと思うのは私だけでしょうか。 今回もカツミワールドを鑑賞させていただき有難うございました。 返信
>たましひの乾きて赤し蒼朮焚く /勝美
朮焚くの季語を知りました!
御盆で辺りをふらふら飛んでた魂も、湿気とりにあえば乾いて赤くなる?!
鬼灯からの連想が自由過ぎる!
>禿鷲の眼は炯炯として旱(ひでり) /勝美
蘇鉄の花です。こんな仰々しくもワイルドな花を咲かすんですね。
確かにハゲ鷹っぽい!
句はなんかカッコよろし。
>炎天に投票済ます草田男忌/勝美
絶えず誰々忌があって季語には事欠かない‼︎
真面目そうな草田男と投票が似合ってます。
>SOSキャッチ葉月の電波網 /勝美
これまた自由な。
こういうのは小学生には作れない。
SOS出してるのが誰(何)なのか気になります。
因みに、この一角の電線には黄緑の大きなインコが何羽も居て、一瞬目を疑いました。
まさか自然界からのSOS?
>夜の秋西方浄土茜さす /勝美
日の長い夕暮れに、ハッとするような色の空。
人間だと(まぁ、私なら)ちょっと気後れするような色遣いです。
>たましひの乾きて赤し蒼朮焚く
ほおずきを感じ変換すると鬼灯になるんですね。
そう思うと、魂が入っているのかも知れませんね、袋の中に。
>禿鷲の眼は炯炯として旱
ハゲワシを目の前にすると、ギョッとしそうですね。
このつぼみ?を見た時もギョッとしました。
>炎天に投票済ます草田男忌
私たちの行った投票所は、高校の図書館だったので、まだ良かったのですが、
これが古い体育館だと冷房施設がなく、サウナみたいだったそうです。
>SOSキャッチ葉月の電波網
暑すぎて、どうにかして!という虫や野良猫からのSOSかも知れないですね。
>夜の秋西方浄土茜さす
実際には、夏至が終わっているので、もう夏も勢いがなくなるばかりなのに、なにか盛り上がりを期待するのが人間の性です。
あわさん おはようさん 蒼朮焚くと言う季語を初めて遣いました。おけらの根を乾かしたものを梅雨の部屋の湿気取りに焼いたそうですね。酸漿を魂に見立てたものの句としては如何なものでしょうかね。
蘇鉄の花の実物はみたことありませんが、ジッとみると禿鷲の頭に見えてきました。草田男の句でデューラーの銅版画を詠んだなかの一句に「炎天の馬衣は緋ならめ髑髏は白」がありそれを想起しました。
張り巡らせた電線から電波網と言う言葉が生まれ旧暦8月の葉月へ続きました。西方浄土は写真を見たまんまの句です。
のうそうさん こんにちは 酸漿は漢字変換すると鬼灯とも書きますよね。たましいを一個一個秘めているかもです。以下自由な感想が作者にとっても自由な発想へ誘ってくれるので有難いです。
こんにちは
ひでり梅雨ですが、梅雨明けはまだまだ先の
ようですね。
九州の被災地などは梅雨の大雨でお気の毒です。
北関東のダムが欲しい欲しいと言っているのに
自然とはままならないもの。
梅雨が明けると猛烈な暑さが来そうです。
体調に気を付けて頑張りましょう。
今月の二句です。
禿鷲の眼は炯炯として旱(ひでり) /勝美
SOSキャッチ葉月の電波網 /勝美
由人さん こんにちは。コメントありがとうございます。今日は獺祭城南句会を上野で開きました。霧子さん元気で出席ホッとしました。
吟行が一ヶ月延びて申し訳なしです。暑さに負けないで頑張りましょう。
前回は、大変遅くなりましたので、今回は早く送らせて頂きます。相変わらず、私の独断と偏見での講評になりましたが、ご容赦下さい。
たましひの乾きて赤し蒼朮焚く /勝美
昔は「おけら」の根を焚いて、室内の湿気を取っていたのだそうですね。はじめて知りました。写真の赤く熟れた鬼灯を「たましひ」に見立てて「乾きて赤し」とは、上手く表現されましたね。今、正にお盆を迎えるに当たって、時季にピッタリの、当を得た一句に仕上がりましたね。
禿鷲の眼は炯炯として旱(ひでり) /勝美
蘇鉄は我が家の墓にも植えられていますので、花も見た事がありますが、改めて、アップで撮られたこの写真を見てみますと、確かに禿鷹を連想しますね。禿鷹と言えば荒野の空で舞っている姿が連想され、荒野と言えば、旱の荒れ野原に連想が辿り着きます。蘇鉄の花→禿鷹→荒野原→旱と連想を発展させて、遂に一句、纏め上げましたね。お見事でした。
炎天に投票済ます草田男忌/勝美
参議院選挙は3年毎の炎天下での投票になりますが、この投票を済ます事と人間探求派と呼ばれた中村草田男との関連付けが、いま一、よく理解出来ませんでした。 悪しからず。
SOSキャッチ葉月の電波網 /勝美
写真の電線から電波網を連想した処までは判りましたが、葉月の電波網から受けたSOS信号との関連がよく理解出来ませんでした。
葉月とは、秋の季語で、ほぼ9月上旬から10月上旬にかけての季節の事なので、今だと一寸、早過ぎたのかな?
夜の秋西方浄土茜さす /勝美
写真の景色を眺めていますと、まだ夏なのに、どことなく秋めいた感じがする中での、西方浄土の茜さす明るい風景は、正に一幅の絵画ですね。見事な写生句です。
喜信さん こんにちは。何時も難解な俳句で首を捻ってのコメント感謝です。草田男忌の句はデューラーの銅版画での炎天の句を草田男が詠んでいます。折しも参院選。人間探求は政治に及ぶといった諸々を踏まえました。葉月は次月の勝美選の課題句なのでついつい出しました。SOSは誰から何処からどのような理由か作者にも解りません、無責任ですね。
こんにちは
いよいよ梅雨明けですね。炎暑も本番、ご紹介頂いた夜の秋が待たれます。
遅れ馳せながらいつもの様に勝手に感じた侭を。
◆たましひの乾きて赤し蒼朮焚く /勝美
実際に蒼朮の香を聞いた事はありませんが、梅雨明け前の今の時期に合っていますね。高湿度に対して乾く魂は面白い取合せです。
◆禿鷲の眼は炯炯として旱(ひでり) /勝美
蘇鉄には雄花と雌花があり全然形が違うのですね。雄花から禿鷹のイメージは良く判ります。結びの旱の言い切りも好きです。
◆炎天に投票済ます草田男忌/勝美
草田男忌は「炎熱や勝利のごとき地の明るさ」からか別名炎熱忌、一寸近いかと思いました。
◆SOSキャッチ葉月の電波網 /勝美
SOSが面白いですね。このアンテナだとは多分中波用だと思いますが、アンテナとせずに電波網として決りました。
こんばんわ何時もながらイマジネイションの豊富さ驚き。
禿頭の句、草田男忌の句、SOSの句戴きます。今月の吟行残念です。次回楽しみに
うらわの俳人様、モバラ座の俳人渓春です。以下いただきです。
✥たましひの乾きて赤し蒼朮焚く /勝美
「蒼朮焚く」の季語は私にとってお初です。この言葉を調べてみて、乾きて…を詠んだ意味が分かりました。ほおずきは地方ではお盆に盆提灯のかわりに飾る風習が残っています。精霊が迷わず帰ってくるようにという事らしいですが、この色合いは何とも素敵です。最近はお店でもあまり見られないですが。
✥禿鷲の眼は炯炯として旱(ひでり) /勝美
写真は、はっとして見つめるほどの植物の造形美…、コンドルは飛んでいく、という歌がありますが、この蘇鉄はコンドルの頭とそっくり。旱を最後にもってきてしまりました。
✥炎天に投票済ます草田男忌/勝美
熱中症もものかわ、絶対に投票には行く、ですね…、義務と権利を行使する数少ないチャンスですからね、今回の参院選は投票率が僅かに上がったのが救い。人間探求派と言われた草田男ですが、彼も投票に行ったのかな?相変わらず混迷の政治…降る雪や政治は遠くなりにけり(笑)
✥SOSキャッチ葉月の電波網 /勝美
ツツツ ツーツーツー ツツツの音が聞こえるようです。このところの天変地異、多分地球がSOSの発信元では?このネット時代でもモールス信号はまだ立派に使われているのは驚き。東日本震災時で学校の屋上や熊本地震でも地上のSOSが描かれていました。
✥夜の秋西方浄土茜さす
勝美さんのセンスの良さがこの句で感じられます。「夜の秋」と「西方浄土」がまさにコラボレーションです。釈迦は人の心が清浄になればこの世は清浄になると説いていますが、今の世界情勢をみるとまず無理だと思うのは私だけでしょうか。
今回もカツミワールドを鑑賞させていただき有難うございました。
要介さん おはようございます。夜の秋はまだまだお預け状態ですが
俳句は何でも詠んでしまいます。今回も不可思議な取り合わせを試みました。物になっていれば幸いですが。
ハカリさん ご鑑賞下さって感謝です。ひねもす俳句は獺祭をはみ出して自由な天地をはばたいています。これからもどうぞお付き合い下さいね。
溪春さん こんにちは。何時もコメントありがとうございます。今回の自選句は禿鷲の句と西方浄土の句です。二句に落差のあるところが面白いかなと思っています。