ひねもす俳句:入院雑詠

秋晴れ
秋晴や病室其処処電子音  /勝美

カーテン

カーテンの隣も患者鵙の贄 /勝美

サッカーのガチャ

体育の日や点滴に繋がれて /勝美

秋の並木道

点滴の支柱を杖にしてさやか /勝美

猫ふて寝

黄落や退院許可のいまだ出ず /勝美

10 thoughts on “ひねもす俳句:入院雑詠

  1. >秋晴や病室其処処電子音
    普段の生活だと耳慣れない、病院の電子音も、
    慣れてしまうと、日常の音になるんでしょうね。
    >カーテンの隣も患者鵙の贄
    大きな病院に入院していると、調子の悪い人がこんなにたくさんいるんだ!と
    改めて感じます。
    >体育の日や点滴に繋がれて
    海上自衛隊では、毎週金曜日はカレーの日です。
    長い間海の上にいることで曜日の感覚をなくさないためだそうです。
    入院をしていると、世間と隔絶されているようですが、
    時間があるので、テレビや新聞、雑誌など
    かなり情報が入ってきます。
    意外に情報通になってたりします。
    >点滴の支柱を杖にしてさやか
    中学生の頃、はじめて点滴をすることになりました。
    そのときは、点滴は重病人がするものだと
    思い込んでいたので、することに決まった瞬間、
    ものすごいショックだったのをおぼえています。
    >黄落や退院許可のいまだ出ず
    長い間入院していると、病室の中は年中同じ温度なので、
    窓から眺める風景の違いで季節を感じるのでしょうね。
    なんだか、自分がドラマの登場人物で、
    テレビの中から現実の世界を
    覗いているような感じなのかも知れません。

  2. 秋晴や病室其処処電子音  /勝美
     今回は句が先、写真が後付けでしたが、案外それとなく
    うまく写真が見繕えたようです。
    偶然、病院の上に広がる青空を撮った写真もあり、この句に付けてみたら
    ハマりすぎてつまらない。そういうもんなんですねー。
    カーテンの隣も患者鵙の贄 /勝美
     結構ブラックな句?
    モズの早贄同様、診察もされず忘れられたら恐いなぁ…。
    体育の日や点滴に繋がれて /勝美
     点滴セットをガラガラさせたまま移動という経験はないけれど、
    病院の中を動き回って運動とするのも是でしょう。
    点滴の支柱を杖にしてさやか /勝美
     「さやか」で縦のラインのある写真を探したらコレになりました。
    あとは想像力で写真と句を結びつけてもらえれば…。
    黄落や退院許可のいまだ出ず /勝美
     この句の写真も、フェンス越しに下界を見下すものがあったのですが
    ハマり過ぎでした。ふて寝してる猫に「これだ!」と決定。
    滅多にないシチュエーションで作句できてヨカッタ(?)ね。
    なにはともあれ、ご自愛ヨロシク!

  3. のうそうさん、awaさんへ こんばんは。心配を掛けてしまいました。
    もう、すっかり自分としては元気になったと思っています。
    明日は再診日。結果オーライとなって欲しいものです。
    今回は句が先で写真があとづけでしたがそれとなく説明的でもなく収まっていると思います。

  4. ひねもす俳句:入院雑詠  拝見しました。
    退院 おめでとうございます。
    いつも元気印の勝美さんの入院はとても気になりました。
    短い入院で済んで『ホット』しました。
    ★体育の日や点滴に繋がれて /勝美
    ★点滴の支柱を杖にしてさやか /勝美
    ★黄落や退院許可のいまだ出ず /勝美
    退院されてから拝見していますので、
    『良かった・良かった』の感想です。
    ご自愛ください。

  5. ひねもす俳句「入院雑詠」のご紹介有難うございました。
    突然の事でびっくり致しましたが、無事ご回復の様子に安心致しました。いつご退院されたのでしょうか、
    実は私も10月初めにカテーテルでPCIを受ける為、4日間程入院致しましたので、良く御気持が判ります。例によって例の如く下記致します。
    ●秋晴や病室其処処電子音  /勝美
     病室の窓からのぞく外界の青空、吟行好きの勝美さんにはつらい時間でしたね。
    ●カーテンの隣も患者鵙の贄 /勝美
     カーテン越しの向うの動静も気になるものです。お互いに鵙の贄になった心境ですね。入院患者の心境を詠んだ佳句。
    ●体育の日や点滴に繋がれて /勝美
     トイレにも引っ張って行く点滴は本当に厄介ですね。解放された時は本当に自由を感じました。頂きです。写真との組合せも秀逸。
    ●点滴の支柱を杖にしてさやか /勝美
     中々さやかにはなれなかったと思いますがまさにこんな格好で廊下を歩きました。
    ●黄落や退院許可のいまだ出ず /勝美
     時は進むのにまだOKが出ない。これは入院しなければ判らない気持です。飛躍に備えて蹲る猫の心境は元気な証拠!

  6. 要介さん おはようございます。昨年と同じ病名ですからぶり返した
    のでしょうね。1週間ぶりに履いた靴が重く感じられました。
    明日は再診を言い渡されていますがもう大丈夫かと。
    5句目の猫のごとく次なる飛躍へ向けて虎視眈々(?)というところ。

  7. ただ今帰宅いたしました 出先で、ひねもす俳句の御題が「入院雑詠」とのご通知をいただいて、すこし心配いたしましたがコメントから「今はお元気」そうですので、安堵しました。ご自愛頂きたく願っています。『黄落や退院許可のいまだでず』、が、身の覚えから素直に読み取れました。かわらぬご活躍を!

  8. 独尊さん こんにちは。もうすっかり元に戻りました。
    稲毛句会でお合いしましょう。

  9. こんにちは。今朝コメントしましたが、クリックミスかしら?
    お元気で安堵しました。
    点滴の支柱~頂きます。
    来月お会いできますこと楽しみです。
    宜しくお願いします。

  10. ひつじさんへ おはようございます。11月の吟行日には元気な顔で
    お会いしたいと思っています。その折はどうぞよろしくです。

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