ひねもす俳句:梅雨のなか休み

七夕かざり
七夕や三ツ星適ふ高尾山 /勝美

雨上がりのクモの巣

朝日浴びレースの真珠生き生きと /勝美

肩組んで歩く

この道や茅の輪くぐれば新しき /勝美

桃たくさん

箱入りは娘のみかや桃もまた  /勝美

雨上がりのヤツデ

天狗棲む山といひけり佛法僧 /勝美

(↓作者よりコメント)
ちなみに七夕は秋の季語、桃も秋の季語、
蜘蛛の巣は夏、茅の輪も夏、
八つ手の花は冬の季語。八つ手は季語でない。
佛法僧は夏の季語。

9 thoughts on “ひねもす俳句:梅雨のなか休み

  1. お早うございます。
    わたしの行ってるグループホームでも、笹竹を飾りました。大人だけのホームですが、やはりこういう伝統行事は心を豊かにします。
    俳句も心が豊かになるようなものを作っていきたいと思います。
    この道や茅の輪くぐれば新しき /勝美
    何事もこのように新鮮さを感じていく方が良いですね。人ってそういうように、楽しんで生きていくほうが幸せです。
    今月もまた、有難うございました。

  2. 寿々さんへ いつもありがとうございます。
    今日は大田黒公園からすぎなみ詩歌館へミニ吟行しました。
    角川源義邸で句会をいたしました。
    面白かったです。いずれ。

  3. こんばんは
    いよいよ北陸・高山方面の吟行で賑わっていますね。
    今回も佳句を拝見させていただきました。
    次の二句に○です。
    七夕や三ツ星適ふ高尾山 /勝美
    天狗棲む山といひけり佛法僧 /勝美

  4. おはようございます。
    由人さん 寧々さん 高尾山懐かしいですね。
    今回のひねもすで思いを復活させました。

  5. >七夕や三ツ星適ふ高尾山
    高尾山では夜に山に登るナイトハイクというのがあるとのこと。
    夜に行けばミシュランの三ツ星が拝めるかも知れませんw
    >朝日浴びレースの真珠生き生きと
    クモ自身もきれいだな〜と思っているかも知れませんね。
    >この道や茅の輪くぐれば新しき
    茅の輪をくぐる風習がなかったところで育ったので、今イチ季節感がピンとこないのですが、
    今のこどもたちは、獅子舞に頭を噛まれることもまれでしょうし、
    だんだん季節の行事が少なくなっているので、風物詩というもの自体が昔のものとは違うのかも知れません。
    >箱入りは娘のみかや桃もまた
    すみません、意味がよくわかりませんでした。
    箱入りっていうのは娘さんだけだよね、桃も人間もっていう意味なのでしょうか?
    >天狗棲む山といひけり佛法僧
    なんか、かわいいですね。コノハズクが登山客に一所懸命言い聞かせている感じでしょうか。

  6. おはようございます。昨日は句会があってコメントへのお礼を言わず
    失礼しました。茅の輪くぐりは関西でもあります。夏越しの祓という神社
    の行事ですよね。むかし柳生路で見かけたこともありました。
    箱入り娘などという表現は過去のものかもですね。
    句は箱入り娘のように大事に扱われているものに桃もありますよ、という
    意味合いで深く考えてもなにも出て来ません。

  7. こんいちは、ひねもす俳句:梅雨のなかやすみ
    何時もながら勝美さんの素晴らしい感性から、佳句をなす展開
    へ・・・感服しております。
    ・七夕や三ツ星適ふ高尾山  /勝美
    勝美さんのお庭のような高尾山がミシュランの三ツ星観光地に
    選ばれ、ご同慶の至りです。先日の同地ミニ吟行に参加できず
    残念でしたが、何時か機会があればお誘い下さい。
    七夕から三ツ星、高尾山への展開、お見事!
    ・この道や茅の輪くぐれば新しき  /勝美
    上半期、ぐずぐず言いながらも無事過ごせたことへの感謝と、
    下半期の健康と無事を願って家族皆の「人形」を神社へ納め
    ました。通い慣れた道の向こうに茅の輪が見えるよう・・・
    ・箱入りは娘のみかや桃もまた  /勝美
    これからの時季果物屋の店頭には「桃に手を触れないで下さ
    い」との札が・・可愛いお嬢さん(お孫さん?)に変な手が
    伸びませぬように。我が家も爺の切なる願いです。
    この度も秀句の数々、楽しませて頂きました。
    有難うございました。
    「飛騨・北陸路の吟行」お世話になりますが、よろしくお願い致します。

  8. こんにちは 陽さんにはいつも好意的なコメントをいただきいつも
    このような句にと内心忸怩でございます。
     
    目前に差し迫った一泊吟行、どうぞよろしく楽しく過せますように
    願っております。

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