ひねもす俳句作者の勝美さん、表彰式に出る。

さいたま市民文芸第6号表彰式
毎度おなじみの勝美さんが、またまた受賞です。今度は「さいたま市民文芸」。
以下は、作者から届いた受賞を知らせるメールより。
さいたま市民文芸第6号表彰式が、12月2日にJACK大宮にて行われました。
優秀賞作品は
「柏餅」と題して
さいたま市民文芸第6号懇親会
   北窓を開く胸襟開くごと
   餅花や梁は手斧の荒削り
   竹の秋日の斑のなかの陶工房
   出逢ふ人なき花冷の屋敷町
   掌に余る葉を手にひろげ柏餅
写真は、表彰式及び懇親会の模様。下の写真左より審査員星野和子先生、北原立木先生、石原栄子先生。
下は山本圭子先生と受賞者

「ひねもす俳句作者の勝美さん、表彰式に出る。」への10件のフィードバック

  1. おめでとうございます。
    お待ちしてました。こちらでお会いできて嬉しいです♪
    このお句は吾亦紅に連れて宜しいですか?

  2. 今年もこれが何度目かの授賞式です。晴れがましいことです。
    しこしこと、やっております。これからもおつき合いよしなに。

  3. おめでとうございます。
    不断のご努力の賜物と思いますが、何よりお好きなことを楽しみながらなさっている余裕が感じられて、素晴しいと思います。そして、こんなご褒美も・・・俳句をされる醍醐味をお感じになられていらっしゃることでしょう。奥様初めご家族の方もどんなにか喜びのことでしょう。また、周りにいる私たちにも幸せを頂き、感謝!有難うございました。

  4. 須々さん、ありがとうございます。本当に周りのみんなに感謝すべきは
    自分自身です。これからも読む人の心に残るような句を生み出したいと
    思っています。

  5. 受賞おめでとうございます。
    勝美さんの作品は読者を安心させてくれます。
    北窓を開く胸襟開くごと
     まだ少し寒いかなと思いつつ春の訪れに北窓を開きます。
     幾分躊躇する気持ちが働きますが、胸襟を開くときも同
     様に思われます。簡単には開けないのが胸襟ですから。
    餅花や梁は手斧の荒削り
     歴史と伝統を感じさせる家屋の造作は、地方の農家には
     残っています。木の曲がりをそのまま用いて、鐇で荒削
     りされているしっかりした屋台骨。繭玉や生業木とも言
     われる彩色をした餅を小正月に柳の枝に沢山付けて飾る
     風習が、伝統を継承する家の人々の将に女正月の景であ
     る。
    竹の秋日の斑のなかの陶工房
     この工房は何の工房であろうか。春の柔らかな日差しが
     斑になって、工房に降り注いでいる。制作中の作品が幾
     つも並んでいるんでしょう。それらの作品に春の光が模
     様になって映し出されている。人為では出せない彩色を
     みせて、落ち着きと幻想的な世界を作り出している。
    出逢ふ人なき花冷の屋敷町
     5句の中では若干常套的な詠みになってはいないだろう
     か。即ち「花冷えの屋敷町」と言わなくても、屋敷町の
     イメージは、普段でも人通りの少ない寂しい街並みを思
     わせる。さてこれは「花」と出てくれば秋田は角館の武
     家屋敷が眼に飛び込んで来ます。しかしそんな有名な観
     光地の屋敷町では無い筈だ。東京の山の手にもまだこの
     句のような町は残っている。
     
    掌に余る葉を手にひろげ柏餅
     「掌」と言い、更に「手」とした作意は用意された技巧
     で上手と言えます。柏の葉に包まれた餅が、今掌に白き
     存在感を持って捉えられている。色彩が濃緑とで鮮明に
     浮き出て美しい。更に美味しそうに見えてくる。食べ物
     を詠んだら、美味しそうに詠む!これを忘れてはなり、
     ませんね。

  6. 邦夫さん、わざわざお越し頂き、懇切な批評の言葉まで賜り恐縮です。
    これからもいろいろとお教え下さい。

  7. 勝美さん おめでとう御座います!(^-^
    「餅花や梁は手斧の荒削り」
    餅花 と 梁(・-・)両者の質感の対比がイイです。。。

  8. おや、えびすさん。ようこそ。えびすさんにはまだお目に掛かった
    ことはないのですが新鮮な感覚の持ち主のお方のようで、期待しています。これからもよろしく。

  9. 勝美さん、表彰式の写真見せていただきました。
    福々としあわせそうで、とても素敵です。
    これからも、たくさんの俳句を作って
    益々ご活躍されますようお祈りしております。
    今度は、神楽坂でお会いしましょう。

  10. 由人さんまで、有難うございます。
    今年は賞に恵まれた年でした。みなさんに祝って頂き
    恐縮です。これからもぼちぼちやりますので、
    どうぞよろしく。

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