ひねもす俳句:冬晴れの日

冬の朝日
曉闇に見る極月の街の貌 /勝美

公園の落ち葉

足音の行き交ふまへの落葉かな /勝美

公孫樹の下でフリマ

黄葉はやがて散る散る古着市 /勝美

公園で餅つき

年惜しむ捏ねて搗かれしのみなれど /勝美

パン屋のショーウィンドウ

明日には聖菓一色なりぬべし /勝美

16 thoughts on “ひねもす俳句:冬晴れの日

  1. 曉闇に見る極月の街の貌 /勝美
    いよいよ極月!!という想いを強くしました。構成がいいですね。夜明けの街から始まりましたから、想いが順順に立ち上がっていきます。
    足音の行き交ふまへの落葉かな /勝美
    未だ踏まれない葉を前に静止した一瞬の心の動き。わたしのこの頃の毎朝の景です。
    黄葉はやがて散る散る古着市 /勝美
    この写真と句のコラボレーションに拍手。上には充満する銀杏。下には満艦飾の古着。それが一体となって枠をはみ出して来る感じ。
    明日には聖菓一色なりぬべし /勝美
    これから、忙しくなるぞ!頑張ろう!!

  2. 須々さん早くもお越しいただき、有難うございます。
    吾亦紅も須々さんが牽引力でお役目をはたしておられます。
    どしどし、ご意見をお聞かせ下さい。

  3. 有難うございます。みなそれぞれの想いがあり、それぞれの個性が光る「吾亦紅」になって欲しいと思っています。勿論俳句を通じてです。俳句は一人ではできません。よろしくお願いします。

  4. は〜い♪お呼びどすかあ〜♪
    う〜む 今回はあたくしが言うのもなんですが。「散る散る」
    いいですね!1票!

  5. やっと元気なひつじさんのお声が聞けました。ひつひさんには言って
    なかったけど、天満書房の第5回俳句文芸賞(本賞)に入賞しました。
    一緒に喜んで下さいな。

  6. 「足音の行き交ふまへの落葉かな」に1票(・ー・
    踊る枯葉でない、静的な落ち葉がイイです!

  7. 勝美さん名句沢山作っていますね。
    いろいろお忙しい中での作句すばらしい限りです。
    今回私の○選は
    「足音の行き交うまへの落葉かな」
    です。
    いわゆる正統俳句だと思います。
    俳句の形が見事に整っていて、リズムが良いと思います。

  8. おや、えびすさんも。昭和8年うまれのわたくしとしましては
    何時迄も若気の至りばかりの恥じかきをしています。よろしく。

  9. おやおや、由人さんも。我らが吾亦紅の同士のなんと素早く、そして
    きめ細かなことでししょうか。好いおつき合いを願っておきます。

  10. あ 昭和8年ですかあ(@◇@)
    句の感覚から、自分と同い年(昭和31年)くらいの方かと
    思ってました。。。(__)
    すごい、しなやかな言語感覚!
    これからも 宜しくお願いいたします。。。(__)

  11. 昭和31年はわたくしの大学卒業とサラリーマンの第一歩を踏み出した
    年です。

  12. 勝美様 今や俳句会総なめどすなあ。。。
    おめでとうございます。少しずつ付いていきませう。
    逃がしませんよぉ〜。

  13. ひつじさん、よき後輩をお持ちで楽しみですね。
    若い刺激は心地よいものです。
    これからも幹事長の手腕に期待するもの大です。

  14. 1:曉闇に見る極月の街の貌 /勝美
      冬の早起きを日常としているならば、寒さを向かえる毎朝
      が大変厳しいことです。態々極月の顔と言うくらいですか
      ら日常と歳末特有の顔を発見した感動。
      
    2:足音の行き交ふまへの落葉かな /勝美
      面白い捉えかたをしました。「踏む」という言葉を出さず
      に昨夜落ちた疵の無い瑞々しい落ち葉を感じる。
    3:黄葉はやがて散る散る古着市 /勝美
      これは少し寂しい句になりました。「散る」と「古着」で
      すから。
    4:年惜しむ捏ねて搗かれしのみなれど /勝美
      人生はみな、捏ねて搗かれているようなもので、今年また
      幾つかの意に副わないことがあったと、独り言のように呟
      くのです。
    5:明日には聖菓一色なりぬべし /勝美
      街はジングルベルの曲が終日流れている。ケーキ屋さんの
      店頭も12月24日の明日は、全てのケーキがクリスマス
      ケーキになって積み重ねられる。お店の中だけではなく、
      店先へこれでもかと突き出されるんですね。

  15. >曉闇に見る極月の街の貌
    冬の明け方の太陽は、思っているより凶暴なまぶしさの光をぶつけて来ることがあります。ちょうどこの日もそんな日でした。
    >足音の行き交ふまへの落葉かな
    冬の朝、静かさと冷たさで、いつもの道が凛として感じることがあります。きっと、私がそこを通る前、この句のような感じなのだと思います。
    >黄葉はやがて散る散る古着市
    このフリマに狸がやってきたなら、落ち葉を使って、全部買い占めできるでしょうね。
    >年惜しむ捏ねて搗かれしのみなれど
    このもちが搗き上がるまで見ていたのですが、
    自分が思っていたより、随分早く搗けていました。
    >明日には聖菓一色なりぬべし
    この写真のはす向かいに餃子屋さんがあります。
    さすがに餃子はクリスマスとは無縁のようです。

  16. おはようございます。邦夫さん、農宗さん。味のあるそして小気味のよい
    コメント有難うございます。みなさまに賑々しくお立寄り願い、しかもみな諾う事の出来るご意見嬉しく感じています。今後もよろしく。

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