ひねもす俳句:夏の花

蓮のつぼみ
古代蓮濁世(じよくせ)の花として開く /勝美

お地蔵さんの足元
三伏や地蔵の供花のすぐ萎れ /勝美

下野(シモツケ)
しもつけや幼きころの鹿の子帯 /勝美

3 thoughts on “ひねもす俳句:夏の花

  1. >古代蓮〜
    極楽に行ったことないので、人は周りにあるいい感じのものを見つけて、きっと極楽ってこんなんだろなと思っているのだと思います。
    ということは、極楽はこの世のもので出来ているということですね。
    >三伏や〜
    夏、実家の墓に参ると、燃え残った線香がくにゃくにゃに曲がってたりしています。これからじりじりと暑い夏ですね。でも、ほっと息がはけるような風が吹いて来る夕方と夜の間は、夏の醍醐味でもあります。
    >しもつけや〜
    西日本で育ったせいか下野(しもつけ)という花にあまりなじみがありません。その名のとおり、栃木県で発見された花なので、関東ではなじみの花なのですね。夏の訪れと共に咲き始め、ちょうど盆踊りの時期も咲いているようです。年に一度締める鹿の子帯で出かける道端に咲く下野の花の映像が浮かびます。
    下野(しもつけ)に似ている京鹿子という花もあるようです。

  2. 「しもつけ」は「繍線菊」と書きます。辞書では「下
    野」としてありますが、「下野草」とは別種です。
    ちょっと見ではかなりよく似ているかも知れません。
    でも、下野国に関連あることには間違いありません。
    念のため。

  3. 古代蓮。小学校の教科書に載ってたような。
    縄文とか弥生時代の日本がどうだったのか、習ったこと以外は想像できないけど、
    蓮の花はきっと変わってないんだろう。
    古代蓮が開花できてる間は、まだ日本は大丈夫、なのか?
    (ちなみに写真の蓮はただの蓮)
    三伏が季語。
    夏のもっとも暑い時期のこと。
    写真でしおれそうな紅白の花は、ニチニチソウ。
    暑い日に手水鉢(?)に水を張って花が供えられているのを見ると、
    清々しい気持ちに一瞬なります。
    しもつけは、木下野とも書くようですよ。
    シモツケソウは草下野。
    画像のファイル名が違っちゃってますが、この花は
    たしかにシモツケですね。
    小さなピンクの花が、かのこ絞りの模様みたい。
    そういえば、打ち上げ花火にも似てる。
    夏の風物とシンクロするような花です。

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