ひねもす俳句:普通の日々


薔薇の花
はなびらをベッドに散らし薔薇の夢 /勝美

100円パーキングのヒメジョオン
測量の器材どさりとヒメジョオン /勝美

高水三山
緑蔭に座すや睡魔に襲はるる/勝美

近所の更地
住み古りし地は片蔭もなく更地 /勝美

「ひねもす俳句:普通の日々」への2件のフィードバック

  1. >はなびらをベッド〜
    なんだかゴージャスな雰囲気ですな。耽美系美少年のよんだ句のようですw
    >測量の器材〜
    なんかいい感じです。ガテン系の昼休みっぽい空気を感じます。花の名はわからないけど、ちょっときれい と一瞬思うガテン系。
    >緑蔭に座すや〜
    山に行くと、疲れ→眠気のつながりを体感できますよね。
    >住み古りし地は〜
    後半の不思議なリズムがいいですね。しかし、近所がいきなり更地になるとがっくし来ますね。この写真の所も生垣に取り囲まれて、春には菜の花も咲く所だったのに。

  2. 薔薇の句。
    う〜ん、これは素直なのか、わざとなのか判らないけど、
    こういう句をしれっと作るなよ!と言いたい。私は。
    ただ、この薄紫のバラは、すごく香りもよくて、
    鼻をくっつけていると、まさに「薔薇の夢」な感じはします。
    貧乏草なんて言われるハルジオン。雑草です。
    写真のピンクのは近所の100円パーキング内に生えていたのだけど、
    意外にきれいでハッとした。
    ちなみにヒメジョオンとハルジオン、ほとんど同じに見える。
    つぼみの首が垂れるのがハルジオン、直立するのが
    ヒメジョオンだとか。
    写真のは、よくみるとつぼみが垂れてるのでハルジオンか。
    山で昼寝するとほんとに気持ちいい。
    天気がよければ、ですが。
    季語の緑蔭(りょくいん)という文字が、もうそのまま
    心地いい木陰の景色を見てるみたいに感じる。
    赤塚も、畑や空いていた土地がどんどん潰されて、
    春には見事な花を咲かせた桜も、ここの菜の花も、
    ひいらぎの生け垣も、すっかり跡形もなく。
    程よい田舎ぐあいが、良かったのになぁ。
    マンションに住みながら勝手なこと言ってますが。
    季語は「片蔭」。夏の日陰のこと。
    土がコンクリに変わり、生け垣がブロック塀になったら、
    それこそ夏は暑苦しくなっちゃうなぁ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です