ひねもす俳句:幸せって何 2019年5月31日2019年6月15日 pure2 ひねもす俳句 加茂の川床抹茶ゼリーを突き崩す /勝美 桜の実たとへ不出来と言はれても /勝美 熱砂越え聖地奪還十字軍 /勝美 木と化せし蛸は強固に足を地に /勝美 希望誠意愛情幸運夏の夢 /勝美
「幸せって何」と言われてもねえ。川床はゆかと読む。かわどこと読んでもいいけど夏の季語。ゼリーも季語ですが、歳時記によっては掲載されていないかも。納涼気分がありますねえ。さしずめ「喜」。桜の実はさくらんぼにあらず。「惑」か。十字軍はどくだみからの連想。月並みですねえ。蛸は巨木の根っこの張り具合から突如連想が蛸へと飛びました。蛸は巨木となって「鬱」かなあ。四つ葉のクローバーは希望と誠意と愛情と幸運との象徴らしいです。夏の儚い夢の出来事です。 返信
>加茂の川床抹茶ゼリーを突き崩す すべてが京で合致していますね。暑い夏こそ、本当に京都を楽しむ季節なのかも知れません。 >桜の実たとへ不出来と言はれても 人は食べなくても鳥は食べるのでしょうか? そっちの方がかえって自然の摂理かも知れませんね。 >熱砂越え聖地奪還十字軍 神の名のもとになんでもありの大行進。 それを神は望んだのでしょうか。 >木と化せし蛸は強固に足を地に しっかりと掴むための形。 自然の生み出す形は人間の想像を超えていますね。 >希望誠意愛情幸運夏の夢 それらが消えてしまわないように、押し花にするのでしょうね。 返信
のうそうさん コメントありがとうございます。昨今の京都は外人の観光客がひしめいて、商人も外人目当ての商法で風情がないですねえ。民泊などで町長屋も様変わりですよ。昔変わらぬ川の流れで涼をとることにしましょうか。桜の園と言う文学作品読んだ記憶がありますがね。どくだみの十字からの十字軍の歴史に詳しくはありませんので調べてみます。巨木の根っこのたくましさには目をみはるものがありますねえ。なるほど、四つ葉のクローバは押し花にしていつまでも夢を消さないようにするのですね。ありがとうございました。 返信
幸せって何? こういうお句を詠まれること、鑑賞させていただくこと・・・そんな気がします。 加茂の川床抹茶ゼリーを突き崩す /勝美 *意外なご着想にいつも驚かされています。 写真ならではのご着想と拝察しました。 桜の実たとへ不出来と言はれても /勝美 *出来不出来は評価次第・・・自らの日頃の行状に照らして考えさせられました。 熱砂越え聖地奪還十字軍 /勝美 *本来人々の幸せを祈念志向する宗教が争いのタネになる。皮相の現実は世界の各地で今に続いているようです。 木と化せし蛸は強固に足を地に /勝美 *連想が愉快です。[「強固」という措辞と相俟って! 希望誠意愛情幸運夏の夢 /勝美 *こうした願いは託すものによって成就の可否が左右されるんでしょう。 返信
加茂の川床抹茶ゼリーを突き崩す /勝美 だいぶ渋そうな抹茶ぜりーですね。写真は梅雨前の石神井川ですが、 もう抹茶ゼリーにしか見えない! 写真からフッと湧く連想を言葉にしたり形にするの、そういうの上手だよねぇ。 いつも思うよ。 桜の実たとへ不出来と言はれても /勝美 さくらんぼと桜の実は別物ってことですね。 嫌がってるのを無理やり味見させた結果、 「酸っぱくて苦い」とうちの中学生は言ってます。 熱砂越え聖地奪還十字軍 /勝美 ドクダミの花(苞と花序)の形が十字にみえるところからの発想かな? 十字軍ってなんだったっけ?とググってしまいました。 あれもこれもの知識がベースにあると、俳句表現の自由度が増すのがわかる。 きっと俳句にかぎらず、何でもそうなんだと思うなぁ。 木と化せし蛸は強固に足を地に /勝美 大ダコですな。ていうか、タコがでてくるとは予想外。 ああ、そうだ今回のテーマ(タイトル)は「幸せって何?」。 陸にあがったタコは幸せじゃないなぁ。でも木になっても生きてるなら幸せ? 希望誠意愛情幸運夏の夢 /勝美 これはラッキーな四つ葉のクローバー。 病院で待たされて待たされて、一旦スーパーに買い物に出て戻る途中で見つけたもの。 見つけた瞬間、ほんとに「ラッキ〜!」と、嫌になるほど待たされた時間が巻き戻った感じ。 このあと、飛鳥山公園でも見つけちゃいまいしたからね。どんだけラッキーなんだ! ちなみに探してないよ、「なんかありそう……あった」くらいで目に入ってくる。 小さな幸せです。 返信
勝美先生、いつも素敵な俳句と御指導をありがとうございます! ◆加茂の川床抹茶ゼリーを突き崩す /勝美 抹茶ゼリーと言えば、京都や静岡を思いつくけれど、加茂という地名は、あちことあるから、いったい、どこかしら?と思いつつ、きっと静かな流れの川床に、我を忘れて見入っていたら、美味しい抹茶ゼリーを知らないうちに崩してしまっているひと時なんだろうなあと。画像からも静かな川のせせらぎが、伝わってきます! ◆桜の実たとへ不出来と言はれても /勝美 何でも喩えられる句。人間にも喩えられます。たとえ不出来でも、必ず個性があり、存在価値が、あるのだよ!と言っているように思えます。 俳句頑張ります!(*^_^*) 返信
知意子さんへ コメントありがとうございます。夏の季語の川床は京都の風物詩でもあります。貴船川や賀茂川四条河原が有名ですよね。桜の実はさくらんぼにはなりきれないでしょうね。 それを不出来と言われてもねえ。横浜句会で来月も俳句を楽しみましょうね。 返信
「幸せって何」と言われてもねえ。川床はゆかと読む。かわどこと読んでもいいけど夏の季語。ゼリーも季語ですが、歳時記によっては掲載されていないかも。納涼気分がありますねえ。さしずめ「喜」。桜の実はさくらんぼにあらず。「惑」か。十字軍はどくだみからの連想。月並みですねえ。蛸は巨木の根っこの張り具合から突如連想が蛸へと飛びました。蛸は巨木となって「鬱」かなあ。四つ葉のクローバーは希望と誠意と愛情と幸運との象徴らしいです。夏の儚い夢の出来事です。
>加茂の川床抹茶ゼリーを突き崩す
すべてが京で合致していますね。暑い夏こそ、本当に京都を楽しむ季節なのかも知れません。
>桜の実たとへ不出来と言はれても
人は食べなくても鳥は食べるのでしょうか?
そっちの方がかえって自然の摂理かも知れませんね。
>熱砂越え聖地奪還十字軍
神の名のもとになんでもありの大行進。
それを神は望んだのでしょうか。
>木と化せし蛸は強固に足を地に
しっかりと掴むための形。
自然の生み出す形は人間の想像を超えていますね。
>希望誠意愛情幸運夏の夢
それらが消えてしまわないように、押し花にするのでしょうね。
のうそうさん コメントありがとうございます。昨今の京都は外人の観光客がひしめいて、商人も外人目当ての商法で風情がないですねえ。民泊などで町長屋も様変わりですよ。昔変わらぬ川の流れで涼をとることにしましょうか。桜の園と言う文学作品読んだ記憶がありますがね。どくだみの十字からの十字軍の歴史に詳しくはありませんので調べてみます。巨木の根っこのたくましさには目をみはるものがありますねえ。なるほど、四つ葉のクローバは押し花にしていつまでも夢を消さないようにするのですね。ありがとうございました。
幸せって何?
こういうお句を詠まれること、鑑賞させていただくこと・・・そんな気がします。
加茂の川床抹茶ゼリーを突き崩す /勝美
*意外なご着想にいつも驚かされています。
写真ならではのご着想と拝察しました。
桜の実たとへ不出来と言はれても /勝美
*出来不出来は評価次第・・・自らの日頃の行状に照らして考えさせられました。
熱砂越え聖地奪還十字軍 /勝美
*本来人々の幸せを祈念志向する宗教が争いのタネになる。皮相の現実は世界の各地で今に続いているようです。
木と化せし蛸は強固に足を地に /勝美
*連想が愉快です。[「強固」という措辞と相俟って!
希望誠意愛情幸運夏の夢 /勝美
*こうした願いは託すものによって成就の可否が左右されるんでしょう。
手塚さん コメントありがとうございます。寸鉄のご鑑賞は箴言めいて爽快ですねえ。これからもよしなに。今日の横浜句会もどうぞよろしくお願いします。
加茂の川床抹茶ゼリーを突き崩す /勝美
だいぶ渋そうな抹茶ぜりーですね。写真は梅雨前の石神井川ですが、
もう抹茶ゼリーにしか見えない!
写真からフッと湧く連想を言葉にしたり形にするの、そういうの上手だよねぇ。
いつも思うよ。
桜の実たとへ不出来と言はれても /勝美
さくらんぼと桜の実は別物ってことですね。
嫌がってるのを無理やり味見させた結果、
「酸っぱくて苦い」とうちの中学生は言ってます。
熱砂越え聖地奪還十字軍 /勝美
ドクダミの花(苞と花序)の形が十字にみえるところからの発想かな?
十字軍ってなんだったっけ?とググってしまいました。
あれもこれもの知識がベースにあると、俳句表現の自由度が増すのがわかる。
きっと俳句にかぎらず、何でもそうなんだと思うなぁ。
木と化せし蛸は強固に足を地に /勝美
大ダコですな。ていうか、タコがでてくるとは予想外。
ああ、そうだ今回のテーマ(タイトル)は「幸せって何?」。
陸にあがったタコは幸せじゃないなぁ。でも木になっても生きてるなら幸せ?
希望誠意愛情幸運夏の夢 /勝美
これはラッキーな四つ葉のクローバー。
病院で待たされて待たされて、一旦スーパーに買い物に出て戻る途中で見つけたもの。
見つけた瞬間、ほんとに「ラッキ〜!」と、嫌になるほど待たされた時間が巻き戻った感じ。
このあと、飛鳥山公園でも見つけちゃいまいしたからね。どんだけラッキーなんだ!
ちなみに探してないよ、「なんかありそう……あった」くらいで目に入ってくる。
小さな幸せです。
あわさん 小さな幸せを見つけたときの幸せ感。微笑みが表情に出てしまいますよねえ。今回の写真は哲学的な方向へ考えが行ってしまいます。セコセコではなくシコシコと過ごす毎日です。
勝美先生、いつも素敵な俳句と御指導をありがとうございます!
◆加茂の川床抹茶ゼリーを突き崩す /勝美
抹茶ゼリーと言えば、京都や静岡を思いつくけれど、加茂という地名は、あちことあるから、いったい、どこかしら?と思いつつ、きっと静かな流れの川床に、我を忘れて見入っていたら、美味しい抹茶ゼリーを知らないうちに崩してしまっているひと時なんだろうなあと。画像からも静かな川のせせらぎが、伝わってきます!
◆桜の実たとへ不出来と言はれても /勝美
何でも喩えられる句。人間にも喩えられます。たとえ不出来でも、必ず個性があり、存在価値が、あるのだよ!と言っているように思えます。
俳句頑張ります!(*^_^*)
知意子さんへ コメントありがとうございます。夏の季語の川床は京都の風物詩でもあります。貴船川や賀茂川四条河原が有名ですよね。桜の実はさくらんぼにはなりきれないでしょうね。
それを不出来と言われてもねえ。横浜句会で来月も俳句を楽しみましょうね。