ひねもす俳句:夏なればこそ

一杓のもてなし嬉し洗ひ飯
一杓のもてなし嬉し洗ひ飯 /勝美
時の日のさなぎは羽化の時を待つ /勝美
時の日のさなぎは羽化の時を待つ
花虻や花のしとねを拠りどころ
花虻や花のしとねを拠りどころ /勝美
白青の小花の浴衣一少女 /勝美
白青の小花の浴衣一少女
芥子の花開発阻止を主張して
芥子の花開発阻止を主張して /勝美

「ひねもす俳句:夏なればこそ」への2件のフィードバック

  1. 写真について。
    1つ目はアリウムの蕾。集合体恐怖のひとは見ないほうがいい。
    2つめはツマグロヒョウモン(蝶)の蛹。メタルなトゲトゲがナイス。
    3つめは一重の薔薇で花粉集めをするハナアブ。
    4つめは花盛りのニオイバンマツリ。
    5つめは、緑道に育っていたポピー。

  2. 5月も半ば過ぎ。風薫る5月とはいえ猛暑日が立て続け。「夏なればこそ」の景物。一句目の蕾の集合が一掬いの米飯に見えた。暑い時の進まぬ食事に茶漬け飯サラサラと搔き込みたい。水飯、洗い飯はれっきとした夏の季語。二句目のさなぎは我が家の塀にくっついていたもの。残念ながら羽化は観察できなかった。三句目はまんまの句。ひねりも何もなく見たまんま。与野公園の薔薇祭前に出かけたがすでに散りかけているのもあった。四句目のニオイバンマツリは白の青のコントラストが清々しい。浴衣がけの一少女の姿が想像された。最後のポピーは風にふかれて優しい風情だけれど、毎年蔓延る。なにかの主張をしているように風に争っている。

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