彷徨う春 2016年4月3日2016年4月3日 pure2 ひねもす俳句 春陰や紆余曲折は世の習ひ /勝美 春眠の出口は入り口へ続く /勝美 春風の穿つや石の寝椅子めく /勝美 ナルシスに似たり桜の水鏡 /勝美 花冷や鳴るも鳴らぬも時の鐘 /勝美
>春陰や紆余曲折は世の習ひ まさに、センテンススプリングということでしょうか? >春眠の出口は入り口へ続く これが夏になると、出口から蹴りだされる感じですね。 >春風の穿つや石の寝椅子めく ここは、天女が降りてくるイメージでしょうか。 夏の月夜が似合いそうです。 >ナルシスに似たり桜の水鏡 数えきれないほどのナルキッソスが散って逝きますね。 武士道とは死ぬことと見つけたりというのもナルシシズムなのでしょうね。 >花冷や鳴るも鳴らぬも時の鐘 約6割のお寺が全自動撞木マシンを導入しているそうです。 それにしては、あんまり普段耳にすることはないですね。 返信
春陰や紆余曲折は世の習ひ /勝美 岩槻の花見は曇り空で、85点というところでしたが でも600本(?)の桜をゆったりと見れたのはよかったですね。 八つ橋で自撮りしていたコスプレの方々にも、きっと紆余曲折あるに違いない! (ないかな?) 春眠の出口は入り口へ続く /勝美 これは面白いです。土管を眠りのトンネルと見立てるとは。 ネコのように二度寝、三度寝を憚る事なくできたらなぁ。 春風の穿つや石の寝椅子めく /勝美 リクエストで撮った写真は意外性がなくて残念だなぁ。 しかも何だかしまらない写真だし…。 ナルシスに似たり桜の水鏡 /勝美 水面に映る桜もまた美しいですね。川沿いの桜が人気なのも 実物と鏡像の両方が楽しめるからでしょうかね。 花冷や鳴るも鳴らぬも時の鐘 /勝美 そういえば、時の鐘もからくり時計も、鳴るのを待ちませんでしたね。 なんということ! せっかくだから聞いておけばよかった。また次回! 返信
3日の句会、遠路をおしてのご臨席、いろいろ貴重なご指導を給わりましてありがとうございました。 獺祭誌の編集長のお仕事、大変なお骨折りでしょうけれど、ご活動に期待しております。こころ強い限りです。 春陰や紆余曲折は世の習ひ /勝美、 *定まらないお天気に右往左往ですネ。 春眠の出口は入り口へ続く /勝美 *写真の土管との結びつきは、ご着想の妙味満点。 さすが勝美さんならでは! 感服いたしました。 春風の穿つや石の寝椅子めく /勝美 *このお句も、写真の石からのご着想。 句作の手品を拝見した思いです。 ナルシスに似たり桜の水鏡 /勝美 *ナルシスそのもの・・・花の心情を思いました。 花冷や鳴るも鳴らぬも時の鐘 /勝美 *中七の突き放したような措辞が、花冷えと響き合って、 鐘の残響のように余韻を味わせていただきました。 返信
俊孝さん 横浜句会ではお世話さまでした。編集長の厄介さは原稿がスムースに集まらないことでしょうか。3月の句会報は4月の校正で5月号掲載となります。ご協力下さい。身に余るコメントありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 返信
遅くなりました。 久しぶりの吟行楽しかったです。 つくづく皆様の丁々発止の生はいい!と思いました。 今月はしっかり休み願いましたので、 楽しみにしてます。 ロンドンの鐘は人の手で発条等管理して時の鐘を 打ってると聞いてます。歴史を感じますね。 時の鐘〜頂きます。 返信
どうもはっきりしないお天気続きです。 でも毎年今頃はこんな菜種梅雨でしたね。 分かっていても桜はしっかり青い空をバック に見たいもの。 明日は良い天気、そのあとはまた不順だそう。 つかの間の良い天気を楽しみましょう。 今回のお気に入り二句です。 春眠の出口は入り口へ続く /勝美 ナルシスに似たり桜の水鏡 /勝美 返信
勝美さん 横浜句会では、いつもお世話になっています。 先日の江戸川橋の吟行会に参加出来ず、大変失礼致しました。 今回の「彷徨う春」は素敵な句ばかりでしたね。 私なりの忌憚のない講評をさせて頂きました。悪しからず。 春陰や紆余曲折は世の習ひ /勝美 桜の咲くこの時期になると、毎年のことながら、天候次第で、早すぎて咲いていなかったり、急に咲いて散ってしまったりで、なかなか満開時に巡り会えないものですが、そのヤキモキした気持ちを「紆余曲折」という言い方で、上手く表現されましたね。写真の赤い曲がった橋もこれを見事に補っています。 春眠の出口は入り口へ続く /勝美 何本かの連続した土管の写真を使って「眠ったり、目覚めたり又眠ったり」という春眠の状態を見事に表現されましたね。 春風の穿つや石の寝椅子めく /勝美 この写真の大石を見ていますと、本当に「石の寝椅子」そのものですね。「春風」という季語がぴったりの夢の様な句に出来上がりましたね。 ナルシスに似たり桜の水鏡 /勝美 見事に満開となった桜の大木群を、そっくりそのまま水面に映し出した風景を背景にしながら、ギリシャ神話のナルキッソスを引っ張り出して来て表現するという意外性は、勝美さんの教養の深さを感じさせられます。これで、句の品格が一段と押上げられましたね。 花冷や鳴るも鳴らぬも時の鐘 /勝美 大きく中央にそびえ立った鐘撞堂を正面に据えて「鳴るも鳴らぬも時の鐘」とは、その表現の仕方が素晴らしいですね。しかも、この寒々とした風景に季語の「花冷え」もピッタリです。 返信
今晩は、 ひねもす俳句「彷徨う春」ご紹介有難うございます。 今年の春の天候は本当に彷徨っている感じですね。 まあ世の習いですから仕方ないかと思いながら、 例により遅れ馳せながら、今回は3句に、です。 ◆春眠の出口は入り口へ続く /勝美 何と云っても土管が良かったですね。春眠を抜けたら次はどんな世界が待っているのでしょう。 ◆ナルシスに似たり桜の水鏡 /勝美 美少年かどうかは別として、俳人は多かれ少なかれナルシストの要素を持っていると思います。大いに水鏡を楽しみましょう。 ◆花冷や鳴るも鳴らぬも時の鐘 /勝美 編集長としての真摯なご苦労、悟りの様なものを感じました。時の積み重ねは大切ですね。 返信
★春陰や紆余曲折は世の習ひ /勝美 物事が動き出す春だが、ものごとは、すんなり進まないものだという気持ちと春陰がよく合っていて、自然な気持ちを詠まれていると思います。赤い橋の写真も素敵です! ★春眠の出口は入り口へ続く /勝美 春の眠りは、醒めても、また眠りたくなってしまうような、何か、とっても面白い句で好きです!土管も、今は目にすることもないので、懐かしい気持ちになりました。 ★花冷や鳴るも鳴らぬも時の鐘 /勝美 鳴っても、鳴らなくても、そこには花冷えのひんやりした鐘がそこにある情景が伝わってきます!静かな時を感じます。 勝美さん、いつも、どこかユーモアがあり、心に残る俳句をありがとうございます!(*^_^*)♪♪♪ 返信
彷徨う春 うらわの俳人様 モバラ座の俳人渓春です。コメント遅くなりました。関東の染井吉野はほぼ終わりました。東北は満開が例年より3週間ほど早いらしいです。いよいよ八重桜の出番ですね。蕾が日に日に大きくなります。今日はわが家の庭にシマヘビ、野兎、おまけに雉が4匹現われ、ケーンケーンと鳴いていました。動物園のような長閑な一日でした。以下の句をいただきです。 ✤春陰や紆余曲折は世の習ひ /勝美 人の一生もいろいろ曲がり角がありますね。人生は晴れのときも曇りの時もあります。春陰の日はタンポポも花弁を閉じています。晴れるとパッと喜んで開いていますが、人間の心と同じですね。 ✤春眠の出口は入り口へ続く/勝美 出口は入口へ続く…、普通は入り口から出口でしょうが、春眠を季語とする発想が面白い。土管はがらんどう、それを俳句にしちゃうのも凄い!土管が空を向いたら色即是空、空即是色かな(笑) ✤花冷や鳴るも鳴らぬも時の鐘 /勝美 俗にいう「なるもならぬもかねしだい」に掛けているのでしょうか。鳴るは成る、鐘は金に置き換えてみたくなるのは私だけですかね。花冷えは懐が寒いにも通じているようで(笑) 今回もいろいろ想像を膨らませていただき、有難うございました。 返信
>春陰や紆余曲折は世の習ひ
まさに、センテンススプリングということでしょうか?
>春眠の出口は入り口へ続く
これが夏になると、出口から蹴りだされる感じですね。
>春風の穿つや石の寝椅子めく
ここは、天女が降りてくるイメージでしょうか。
夏の月夜が似合いそうです。
>ナルシスに似たり桜の水鏡
数えきれないほどのナルキッソスが散って逝きますね。
武士道とは死ぬことと見つけたりというのもナルシシズムなのでしょうね。
>花冷や鳴るも鳴らぬも時の鐘
約6割のお寺が全自動撞木マシンを導入しているそうです。
それにしては、あんまり普段耳にすることはないですね。
春陰や紆余曲折は世の習ひ /勝美
岩槻の花見は曇り空で、85点というところでしたが
でも600本(?)の桜をゆったりと見れたのはよかったですね。
八つ橋で自撮りしていたコスプレの方々にも、きっと紆余曲折あるに違いない!
(ないかな?)
春眠の出口は入り口へ続く /勝美
これは面白いです。土管を眠りのトンネルと見立てるとは。
ネコのように二度寝、三度寝を憚る事なくできたらなぁ。
春風の穿つや石の寝椅子めく /勝美
リクエストで撮った写真は意外性がなくて残念だなぁ。
しかも何だかしまらない写真だし…。
ナルシスに似たり桜の水鏡 /勝美
水面に映る桜もまた美しいですね。川沿いの桜が人気なのも
実物と鏡像の両方が楽しめるからでしょうかね。
花冷や鳴るも鳴らぬも時の鐘 /勝美
そういえば、時の鐘もからくり時計も、鳴るのを待ちませんでしたね。
なんということ! せっかくだから聞いておけばよかった。また次回!
のうそうさん コメントありがとう。3句目の池の石は寄りかかるのによさそうでした。5句目の時の鐘は自動装置つきなのでしょうか。
何時鳴るのかも判らないし何時までも待ってられませんしね。
あわさん 岩槻は空堀がよかった。探検気分。池の八つ橋付近は異様にコスプレが多かった。新撰組だか時代物の劇画風の若者ばかりで同じコスチュームなのがまた異様で画一的で不気味だった。
3日の句会、遠路をおしてのご臨席、いろいろ貴重なご指導を給わりましてありがとうございました。
獺祭誌の編集長のお仕事、大変なお骨折りでしょうけれど、ご活動に期待しております。こころ強い限りです。
春陰や紆余曲折は世の習ひ /勝美、
*定まらないお天気に右往左往ですネ。
春眠の出口は入り口へ続く /勝美
*写真の土管との結びつきは、ご着想の妙味満点。
さすが勝美さんならでは! 感服いたしました。
春風の穿つや石の寝椅子めく /勝美
*このお句も、写真の石からのご着想。
句作の手品を拝見した思いです。
ナルシスに似たり桜の水鏡 /勝美
*ナルシスそのもの・・・花の心情を思いました。
花冷や鳴るも鳴らぬも時の鐘 /勝美
*中七の突き放したような措辞が、花冷えと響き合って、
鐘の残響のように余韻を味わせていただきました。
俊孝さん 横浜句会ではお世話さまでした。編集長の厄介さは原稿がスムースに集まらないことでしょうか。3月の句会報は4月の校正で5月号掲載となります。ご協力下さい。身に余るコメントありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
遅くなりました。
久しぶりの吟行楽しかったです。
つくづく皆様の丁々発止の生はいい!と思いました。
今月はしっかり休み願いましたので、
楽しみにしてます。
ロンドンの鐘は人の手で発条等管理して時の鐘を
打ってると聞いてます。歴史を感じますね。
時の鐘〜頂きます。
ひつじさん こんにちは。吟行楽しかったです。椿山荘のビールはことの外美味かったです。コメントありがとう。川越の時の鐘も自動点鐘らしいですね。
どうもはっきりしないお天気続きです。
でも毎年今頃はこんな菜種梅雨でしたね。
分かっていても桜はしっかり青い空をバック
に見たいもの。
明日は良い天気、そのあとはまた不順だそう。
つかの間の良い天気を楽しみましょう。
今回のお気に入り二句です。
春眠の出口は入り口へ続く /勝美
ナルシスに似たり桜の水鏡 /勝美
由人さん こんにちは。先日岩槻城趾の桜を見に行ってきました。今回のひねもす5句はその時のものです。土管は春眠の具現化です。
水鏡はギリシャ神話を想起して詠みました。
勝美さん 横浜句会では、いつもお世話になっています。
先日の江戸川橋の吟行会に参加出来ず、大変失礼致しました。
今回の「彷徨う春」は素敵な句ばかりでしたね。
私なりの忌憚のない講評をさせて頂きました。悪しからず。
春陰や紆余曲折は世の習ひ /勝美
桜の咲くこの時期になると、毎年のことながら、天候次第で、早すぎて咲いていなかったり、急に咲いて散ってしまったりで、なかなか満開時に巡り会えないものですが、そのヤキモキした気持ちを「紆余曲折」という言い方で、上手く表現されましたね。写真の赤い曲がった橋もこれを見事に補っています。
春眠の出口は入り口へ続く /勝美
何本かの連続した土管の写真を使って「眠ったり、目覚めたり又眠ったり」という春眠の状態を見事に表現されましたね。
春風の穿つや石の寝椅子めく /勝美
この写真の大石を見ていますと、本当に「石の寝椅子」そのものですね。「春風」という季語がぴったりの夢の様な句に出来上がりましたね。
ナルシスに似たり桜の水鏡 /勝美
見事に満開となった桜の大木群を、そっくりそのまま水面に映し出した風景を背景にしながら、ギリシャ神話のナルキッソスを引っ張り出して来て表現するという意外性は、勝美さんの教養の深さを感じさせられます。これで、句の品格が一段と押上げられましたね。
花冷や鳴るも鳴らぬも時の鐘 /勝美
大きく中央にそびえ立った鐘撞堂を正面に据えて「鳴るも鳴らぬも時の鐘」とは、その表現の仕方が素晴らしいですね。しかも、この寒々とした風景に季語の「花冷え」もピッタリです。
喜信さん おはようございます。横浜句会ではお世話さまでした。吟行是非ご参加下さい。素敵なコメントありがとうございます。我が意を得たりと言ったように思いました。これらの句も吟行時の詠みです。
今晩は、
ひねもす俳句「彷徨う春」ご紹介有難うございます。
今年の春の天候は本当に彷徨っている感じですね。
まあ世の習いですから仕方ないかと思いながら、
例により遅れ馳せながら、今回は3句に、です。
◆春眠の出口は入り口へ続く /勝美
何と云っても土管が良かったですね。春眠を抜けたら次はどんな世界が待っているのでしょう。
◆ナルシスに似たり桜の水鏡 /勝美
美少年かどうかは別として、俳人は多かれ少なかれナルシストの要素を持っていると思います。大いに水鏡を楽しみましょう。
◆花冷や鳴るも鳴らぬも時の鐘 /勝美
編集長としての真摯なご苦労、悟りの様なものを感じました。時の積み重ねは大切ですね。
要介さん おはようございます。コメント有難うございます。編集長という重責を担うことになりました。鳴るも鳴らぬも鐘次第でしょうか。とほほの心境です。
★春陰や紆余曲折は世の習ひ /勝美
物事が動き出す春だが、ものごとは、すんなり進まないものだという気持ちと春陰がよく合っていて、自然な気持ちを詠まれていると思います。赤い橋の写真も素敵です!
★春眠の出口は入り口へ続く /勝美
春の眠りは、醒めても、また眠りたくなってしまうような、何か、とっても面白い句で好きです!土管も、今は目にすることもないので、懐かしい気持ちになりました。
★花冷や鳴るも鳴らぬも時の鐘 /勝美
鳴っても、鳴らなくても、そこには花冷えのひんやりした鐘がそこにある情景が伝わってきます!静かな時を感じます。
勝美さん、いつも、どこかユーモアがあり、心に残る俳句をありがとうございます!(*^_^*)♪♪♪
知意子さん コメントありがとうございます。気に入って下さって光栄です。これからも続けて行きますので楽しみにして下さいね。
彷徨う春 うらわの俳人様 モバラ座の俳人渓春です。コメント遅くなりました。関東の染井吉野はほぼ終わりました。東北は満開が例年より3週間ほど早いらしいです。いよいよ八重桜の出番ですね。蕾が日に日に大きくなります。今日はわが家の庭にシマヘビ、野兎、おまけに雉が4匹現われ、ケーンケーンと鳴いていました。動物園のような長閑な一日でした。以下の句をいただきです。
✤春陰や紆余曲折は世の習ひ /勝美
人の一生もいろいろ曲がり角がありますね。人生は晴れのときも曇りの時もあります。春陰の日はタンポポも花弁を閉じています。晴れるとパッと喜んで開いていますが、人間の心と同じですね。
✤春眠の出口は入り口へ続く/勝美
出口は入口へ続く…、普通は入り口から出口でしょうが、春眠を季語とする発想が面白い。土管はがらんどう、それを俳句にしちゃうのも凄い!土管が空を向いたら色即是空、空即是色かな(笑)
✤花冷や鳴るも鳴らぬも時の鐘 /勝美
俗にいう「なるもならぬもかねしだい」に掛けているのでしょうか。鳴るは成る、鐘は金に置き換えてみたくなるのは私だけですかね。花冷えは懐が寒いにも通じているようで(笑) 今回もいろいろ想像を膨らませていただき、有難うございました。
溪春さん こんにちは。コメントありがとう。同人会総会よろしくね。活躍を期待してますよ。