ひねもす俳句:ススメススメ 2022年2月12日2022年2月12日 pure2 ひねもす俳句 楼蘭は砂漠に埋もれ鳥雲に /勝美 何処までも続く線路をゆく日永 /勝美 初午や還暦祝ふ狐どち /勝美 遠足に非ず一家の総家出 /勝美 滑り台すべり尻焼く四月馬鹿 /勝美
ひところに比べだいぶん日が伸びてきたようです。あちこちへ出かけたいのにコロナのおかげでそれがままにならないのがとても悔しいです。さて、いきなり楼蘭が出てきました。鳥雲にと楼蘭との取り合わせは獺祭賞作品で詠んだことあり、二番煎じです。廃墟めいた建物が楼蘭へ飛んで行きました。次の線路のカラスはいかにもどこまでも歩いていくようです。カラスは遊び好きなのかも。稲荷小社の狐を拡大すると赤い頭巾を被っている、還暦へ素直につながりました。薪を大八車で運んでいる像は何なのでしょうか。何かの記念碑かも。遠足にはとても見えません、強引でしたか。最後の長い滑り台の写真は一度取り上げていますね。「思えば遠し」の回の1句目「終息へ道のり遠くして立夏」写真の使いまわしと言われそう。 返信
>薪を大八車で運んでいる像は何なのでしょうか。 この像はどうやら、収穫した稲(薪じゃなく稲束)を大八車で力を合わせて運ぶ家族の像のようですよ。 建てられたのは平成に入ってすぐぐらい。 像の向こう側に説明板があってそれも撮っておいたのですが文字が不鮮明で内容がよくわからないけど、徳丸(このあたり)の昔農村だった様子を残しておくべく造られた、…かな? 返信
楼蘭は砂漠に埋もれ鳥雲に /勝美 隣駅の大きめショッピングモールからさほど離れない場所にあったビル。 この日のどんよりした天気のせいか、妙に廃墟じみて見えたけれど、 住んでる人はいるようです。 なので集合玄関の写真は撮るにはばかり、こんな角度の写真になりました。 ホラーゲームに出てきそう!とか言ったら住んでる人に失礼かな。 いいテクスチャ頂きました、という感じ。 何処までも続く線路をゆく日永 /勝美 このカラス、ホームで並んでいる人間の間をカアカア鳴いて歩いていました。 写真撮ったろ!とじりじり近づいたら線路に降りて歩き出し…。 平均台を歩くような感じで上手に歩を進めますが、前からは電車が到着するので危ない! ま、飛んで逃げられるのでワケないですが。 ところで、カラスは遊びますね。 滑り台を滑ってあそぶカラス、屋根に積もった落ち葉を嘴でザッザと落として遊ぶカラス、 空き缶を自転車のカゴに入れるカラスなど目撃しています。 遠足気分で線路を歩くカラス、もいるかも知れないです。 初午や還暦祝ふ狐どち /勝美 キツネ達、あったかくしてもらってよかった。 暖かそうな着物に目が行っていましたが、赤い帽子もおそろいだったんですね。 大事にしてる人がいるんですね。 うちの猫たちの守り神でもあったので、永らえて欲しいなぁ。 遠足に非ず一家の総家出 /勝美 さきのコメントに説明は書いたので、詳しいことは省略。 家出にも見えるよね! わざわざ坂にしているのは、このあたりじつに高低差がひどく、 電動アシストなしの自転車だとほぼムリなのでリアルな表現。 大八車もひとりじゃ引けなかったんじゃないかなぁ。 滑り台すべり尻焼く四月馬鹿 /勝美 カラスじゃないけど、滑りましたよ! ロング滑り台でも滑りが悪いのがありますが、ここのはよく滑る!オススメです。 最近の公園の遊具は安全基準云々のせいだと思いますが、どんどんヌルくなって、 もしかしてこの滑り台も無くなってるかも?!と気がかりでしたが健在でホッ。 「四月馬鹿」がとって付けたようだな、と思ったけれど、 春になって浮かれた感じはします。 句の感想じゃなく、写真についてばかり書いてしまった… 返信
「句の感想も書いて」とリクエストされたので改めて。 楼蘭は砂漠に埋もれ鳥雲に /勝美 諸行無常の句ですかね。 荒涼&広陵とした砂漠を背景に、大きく翼をひろげた鳥が 手前からフレームインして遠くに飛び去っていく…そんな映像が見えました。 何処までも続く線路をゆく日永 /勝美 穏やかな春の日にのんびりと電車に揺られ旅をする…そんな情景が浮かびます。 「何処までも続く」と言われると、却って終点が気になって来たりして。 ことコロナに関しては早く終点になって欲しいかな。 初午や還暦祝ふ狐どち /勝美 この句は穏やかでいいですね。字面がなんだか喜んでる感じ。 写真とセットだとよりポカポカ気分になれます。 遠足に非ず一家の総家出 /勝美 家出ときましたか。まぁそう見える写真だからね。 家財道具運ばず、薪を必死に運ぶ家出ってなんだ?と思うけど。 形相の必死さは伝わりますね。 滑り台すべり尻焼く四月馬鹿 /勝美 これは「滑稽」さが売りですかね。 滑り台は久しぶりに滑ってみると、視点の移動と空気抵抗と加速感を体感できて楽しいです。 バカでもいいかな、と思います。 返信
あわさんコメントありがとう。一句目のビルの感じは角川記念館の外観にもつながる景色。角川のは外壁にアマビエ(?)が大きく描かれています。カラスの遊び好きの生態が垣間見えて面白いねえ。日永な感じがあります。次の稲荷小社の狐さんの赤ずきんがほのぼの感を醸しています。ちゃんちゃんこもお揃いでおめかし。信仰の対象が妙に近親感を持って伝わってきます。大八車の像は珍しいねえ。今までお目にかかったことないです。よほど伝えていきたいという思いが強いのでしょうねえ。一家総出の家出と捉えるのは気の毒かも。滑り台の句、加速度がついたら本当に尻火傷しそうに思えます。これぞ四月馬鹿で馬鹿馬鹿しい句でくだらないねえ。 返信
◆楼蘭は砂漠に埋もれ鳥雲に /勝美 楼蘭って、何だろう?と、調べました。紀元前に栄えた中国の都市国家で、次第に砂漠化して、今は楼蘭遺跡となっているとのこと、無知の私は、知らない地名だったので、一つお勉強しました!その地を鳥が飛び行く情景は、とても趣があると思います。 ◆何処までも続く線路をゆく日永 /勝美 句に、心が癒されました。現実は無理だけど、一日で良いから、何の予定もなく、ずっと、気ままに過ごせる日があったらなあ!と思いました!(*^_^*)。日の当たる線路の上を歩いてる鳥、春が動き出したように見えます。 ◆遠足に非ず一家の総家出 /勝美 家出は、引っ越しを連想しました。今は、運送会社にお任せするけど、きっと、大昔は、こうして、一家総出で、引っ越したんだろうなと。うんと子供の頃の、大八車ではないけど、リヤカーと言われてた台車を引いた魚売りのオジサンや、野菜売りのオバサンの姿が懐かしく思い出されます。 返信
知意子さん コメントありがとう。楼蘭はかつて獺祭賞応募作品で詠んだことがあるのです。楼蘭や敦煌など歴史に埋もれた中国の歴史と時代と文化と様々なものが思い出されます。大八車は引越しを想像しますよねえ。様々なことを思い巡らすのもまた楽しい作業です。 返信
ひところに比べだいぶん日が伸びてきたようです。あちこちへ出かけたいのにコロナのおかげでそれがままにならないのがとても悔しいです。さて、いきなり楼蘭が出てきました。鳥雲にと楼蘭との取り合わせは獺祭賞作品で詠んだことあり、二番煎じです。廃墟めいた建物が楼蘭へ飛んで行きました。次の線路のカラスはいかにもどこまでも歩いていくようです。カラスは遊び好きなのかも。稲荷小社の狐を拡大すると赤い頭巾を被っている、還暦へ素直につながりました。薪を大八車で運んでいる像は何なのでしょうか。何かの記念碑かも。遠足にはとても見えません、強引でしたか。最後の長い滑り台の写真は一度取り上げていますね。「思えば遠し」の回の1句目「終息へ道のり遠くして立夏」写真の使いまわしと言われそう。
>薪を大八車で運んでいる像は何なのでしょうか。
この像はどうやら、収穫した稲(薪じゃなく稲束)を大八車で力を合わせて運ぶ家族の像のようですよ。
建てられたのは平成に入ってすぐぐらい。
像の向こう側に説明板があってそれも撮っておいたのですが文字が不鮮明で内容がよくわからないけど、徳丸(このあたり)の昔農村だった様子を残しておくべく造られた、…かな?
追記。
像のタイトルは「みのりの道」。説明板には、この地区の区画整理組合によるメッセージが彫られています。
楼蘭は砂漠に埋もれ鳥雲に /勝美
隣駅の大きめショッピングモールからさほど離れない場所にあったビル。
この日のどんよりした天気のせいか、妙に廃墟じみて見えたけれど、
住んでる人はいるようです。
なので集合玄関の写真は撮るにはばかり、こんな角度の写真になりました。
ホラーゲームに出てきそう!とか言ったら住んでる人に失礼かな。
いいテクスチャ頂きました、という感じ。
何処までも続く線路をゆく日永 /勝美
このカラス、ホームで並んでいる人間の間をカアカア鳴いて歩いていました。
写真撮ったろ!とじりじり近づいたら線路に降りて歩き出し…。
平均台を歩くような感じで上手に歩を進めますが、前からは電車が到着するので危ない!
ま、飛んで逃げられるのでワケないですが。
ところで、カラスは遊びますね。
滑り台を滑ってあそぶカラス、屋根に積もった落ち葉を嘴でザッザと落として遊ぶカラス、
空き缶を自転車のカゴに入れるカラスなど目撃しています。
遠足気分で線路を歩くカラス、もいるかも知れないです。
初午や還暦祝ふ狐どち /勝美
キツネ達、あったかくしてもらってよかった。
暖かそうな着物に目が行っていましたが、赤い帽子もおそろいだったんですね。
大事にしてる人がいるんですね。
うちの猫たちの守り神でもあったので、永らえて欲しいなぁ。
遠足に非ず一家の総家出 /勝美
さきのコメントに説明は書いたので、詳しいことは省略。
家出にも見えるよね!
わざわざ坂にしているのは、このあたりじつに高低差がひどく、
電動アシストなしの自転車だとほぼムリなのでリアルな表現。
大八車もひとりじゃ引けなかったんじゃないかなぁ。
滑り台すべり尻焼く四月馬鹿 /勝美
カラスじゃないけど、滑りましたよ!
ロング滑り台でも滑りが悪いのがありますが、ここのはよく滑る!オススメです。
最近の公園の遊具は安全基準云々のせいだと思いますが、どんどんヌルくなって、
もしかしてこの滑り台も無くなってるかも?!と気がかりでしたが健在でホッ。
「四月馬鹿」がとって付けたようだな、と思ったけれど、
春になって浮かれた感じはします。
句の感想じゃなく、写真についてばかり書いてしまった…
「句の感想も書いて」とリクエストされたので改めて。
楼蘭は砂漠に埋もれ鳥雲に /勝美
諸行無常の句ですかね。
荒涼&広陵とした砂漠を背景に、大きく翼をひろげた鳥が
手前からフレームインして遠くに飛び去っていく…そんな映像が見えました。
何処までも続く線路をゆく日永 /勝美
穏やかな春の日にのんびりと電車に揺られ旅をする…そんな情景が浮かびます。
「何処までも続く」と言われると、却って終点が気になって来たりして。
ことコロナに関しては早く終点になって欲しいかな。
初午や還暦祝ふ狐どち /勝美
この句は穏やかでいいですね。字面がなんだか喜んでる感じ。
写真とセットだとよりポカポカ気分になれます。
遠足に非ず一家の総家出 /勝美
家出ときましたか。まぁそう見える写真だからね。
家財道具運ばず、薪を必死に運ぶ家出ってなんだ?と思うけど。
形相の必死さは伝わりますね。
滑り台すべり尻焼く四月馬鹿 /勝美
これは「滑稽」さが売りですかね。
滑り台は久しぶりに滑ってみると、視点の移動と空気抵抗と加速感を体感できて楽しいです。
バカでもいいかな、と思います。
あわさんコメントありがとう。一句目のビルの感じは角川記念館の外観にもつながる景色。角川のは外壁にアマビエ(?)が大きく描かれています。カラスの遊び好きの生態が垣間見えて面白いねえ。日永な感じがあります。次の稲荷小社の狐さんの赤ずきんがほのぼの感を醸しています。ちゃんちゃんこもお揃いでおめかし。信仰の対象が妙に近親感を持って伝わってきます。大八車の像は珍しいねえ。今までお目にかかったことないです。よほど伝えていきたいという思いが強いのでしょうねえ。一家総出の家出と捉えるのは気の毒かも。滑り台の句、加速度がついたら本当に尻火傷しそうに思えます。これぞ四月馬鹿で馬鹿馬鹿しい句でくだらないねえ。
◆楼蘭は砂漠に埋もれ鳥雲に /勝美
楼蘭って、何だろう?と、調べました。紀元前に栄えた中国の都市国家で、次第に砂漠化して、今は楼蘭遺跡となっているとのこと、無知の私は、知らない地名だったので、一つお勉強しました!その地を鳥が飛び行く情景は、とても趣があると思います。
◆何処までも続く線路をゆく日永 /勝美
句に、心が癒されました。現実は無理だけど、一日で良いから、何の予定もなく、ずっと、気ままに過ごせる日があったらなあ!と思いました!(*^_^*)。日の当たる線路の上を歩いてる鳥、春が動き出したように見えます。
◆遠足に非ず一家の総家出 /勝美
家出は、引っ越しを連想しました。今は、運送会社にお任せするけど、きっと、大昔は、こうして、一家総出で、引っ越したんだろうなと。うんと子供の頃の、大八車ではないけど、リヤカーと言われてた台車を引いた魚売りのオジサンや、野菜売りのオバサンの姿が懐かしく思い出されます。
知意子さん コメントありがとう。楼蘭はかつて獺祭賞応募作品で詠んだことがあるのです。楼蘭や敦煌など歴史に埋もれた中国の歴史と時代と文化と様々なものが思い出されます。大八車は引越しを想像しますよねえ。様々なことを思い巡らすのもまた楽しい作業です。
はい!ひねもす俳句は、私には、様々な知識を得る機会にもなっています!(*^_^*)。それから、多くの遠い昔の出来事や情景を思い出させてくれます!俳句を詠むのが楽しくなって来ました!)^o^(♪♪
知意子さん おはようございます。ひねもす楽しんでいただきありがとう。これからもシコシコと続けますのでコメントよろしくです。
勝美先生!こちらこそ、どうぞよろしくお願い致します!m(*^_^*)m