ひねもす俳句:春よ来い 2015年2月19日2015年2月19日 pure2 ひねもす俳句 花むしろ遠く波斯の夢を見し /勝美 初午やビルの林に囲まれて /勝美 魚は氷に上り商売繁盛す /勝美 春雨や身は一介の異邦人 /勝美 本当の空なき首都や凍緩む /勝美
魚は氷に上り商売繁盛す /勝美 春雨や身は一介の異邦人 /勝美 本当の空なき首都や凍緩む /勝美 ★「なるほど!」発見、気付きをいただいたお句への、私の感動の呟きです。 3句めは、季語に感動いたしました。 とても勉強になりました。ありがとうございます。 返信
うらわの俳人様 モバラ座の俳人渓春です。立春からこのかた三寒四温の言葉通り春に一歩ずつ近づいているのが感じられます。春の季節はなんとなく心浮き立つ思いがします。以下いただきです。 花むしろ遠く波斯の夢を見し /勝美 水面に散り敷けば花筏、地に散り敷けば花筵、先人はまことに優雅な言葉を季語にしてくれたものと感心します。なるほどペルシャですか、駱駝に乗ってシルクロードの旅をしている夢でしょうか。オアシスが遠くに見え駱駝の脚も軽くなって…。 初午やビルの林に囲まれて /勝美 健気ですねぇ、この神社は、それに付けてもこのような景色に出会うとなぜかホッとします。ここだけは死守すると鳥居君も顔を真っ赤にして頑張っているように見えます。名にし負う総本宮の京都伏見稲荷大社とか東京の根津神社、花園神社などは敷地が広いのでこういう事にはならないのでしょうが。でもひょっとしてこのお稲荷さんは周辺に大樹を侍らせているのだと思っているのかも。(笑) 本当の空なき首都や凍緩む /勝美 高村光太郎の詩「智恵子抄」の冒頭、「智恵子は東京に空が無いといふ、ほんとの空が見たいといふ。…」を思い出しました。凍て緩むは季語にあるのを初めて知りました。凍てついていた万物が緩むという表現は言いえて妙だと思います。そうはいっても、福一原発の凍土壁だけは緩まないようにしてほしいものです。 また、お待ちしています。有難うございました。 返信
花むしろ遠く波斯の夢を見し /勝美 「花むしろ」普段あまり使う機会がない言葉も、季語として 自由自在に使えるとカッコいいですねー。 どれも季語の凝縮感てすごいですね。クラス化されているというか。 ギュッと詰まっている俳句が、頭の中でふわ〜っと情景に展開される感じ、快感ですな! 初午やビルの林に囲まれて /勝美 写真は日比谷神社。 ビルや線路や高速に囲まれ、違和感バリバリの神社ですが、 新橋・汐留の鎮守さまです。 社殿は転々としてるようです。元々は日比谷公園内にあったらしいのですが、 江戸城拡張でまず東新橋(芝口)に、そのあと東海道線開通で新橋4丁目に。 その後敷地が計画道路の予定地に入っちゃって現在の東新橋2丁目に移ったらしいです。 あちこち移されて気の毒! 魚は氷に上り商売繁盛す /勝美 いやホント勉強になります。「魚氷に上る」すごいなぁ季語。 季語定めた人、センスいいなぁ。 春雨や身は一介の異邦人 /勝美 ほほ〜!ピタっと嵌ってますね。 写真が無人に近いのでアウェイ感がさらに増して。 本当の空なき首都や凍緩む /勝美 見上げてもビルの間の空ばかりでしょうしね。 星もちらほらしか見えないし。 そんな空でも、見えるとホッとしますね。 返信
awaさん 季語は俳句に不可欠な言葉です。季語が大いに語れるように その他の言葉を斡旋するのがコツでしょうか。景色が浮かぶように詠めれば上出来ですが。どの句もそう言うことで自己満足たっぷりの句です。(笑) 返信
こんにちは 春らしい句がそろいましたね。 こうやって毎回勝美さんの俳句を拝見していると ときの移ろいを強く感じます。 春とは名ばかりの言葉がぴったりのこの頃です。 今月の二句です。 魚は氷に上り商売繁盛す /勝美 花むしろ遠く波斯の夢を見し /勝美 返信
こんばんは ひねもす俳句「春よ来い」のご紹介有難うございました。 レスが遅くなり申し訳ありません。 今回は下記3句を戴きます。 ◎花むしろ遠く波斯の夢を見し /勝美 偶像禁止のイスラム、ペルシャ絨毯は花・植物由来の模様が多い様ですね。 ◎魚は氷に上り商売繁盛す /勝美 路地の中にもアベノミクスが良く働けば良いですね。面白い元気の出る取合せだと思います。 ◎春雨や身は一介の異邦人 /勝美 一介の異邦人との言い切りが気に入りました。雨に濡れてのエトランジェ気分も良い物ですね。 返信
要介さん こんばんは。いましがた高校の同窓会(昭和27年卒)から帰りました。関西大阪は人がうようよ活気がある街です。懐かしくひと時を過ごしました。コメントありがとうございました。 次回もどうぞよろしく。 返信
「春よ来い」の私の好きな句は 花むしろ遠く波斯の夢を見し です。 心は自由に何処へでも飛んで行けます。 でも、勝美さんは私の想定範囲を大きく超えて浮遊していま す。イマジネーションのスケールの大きさに感服致します。 返信
魚は氷に上り商売繁盛す /勝美
春雨や身は一介の異邦人 /勝美
本当の空なき首都や凍緩む /勝美
★「なるほど!」発見、気付きをいただいたお句への、私の感動の呟きです。
3句めは、季語に感動いたしました。
とても勉強になりました。ありがとうございます。
俊孝さん おはようございます。コメントはやばやとありがとうございます。三月の横浜句会は欠席投句とさせて頂きます。どうぞよしなに。
うらわの俳人様 モバラ座の俳人渓春です。立春からこのかた三寒四温の言葉通り春に一歩ずつ近づいているのが感じられます。春の季節はなんとなく心浮き立つ思いがします。以下いただきです。
花むしろ遠く波斯の夢を見し /勝美
水面に散り敷けば花筏、地に散り敷けば花筵、先人はまことに優雅な言葉を季語にしてくれたものと感心します。なるほどペルシャですか、駱駝に乗ってシルクロードの旅をしている夢でしょうか。オアシスが遠くに見え駱駝の脚も軽くなって…。
初午やビルの林に囲まれて /勝美
健気ですねぇ、この神社は、それに付けてもこのような景色に出会うとなぜかホッとします。ここだけは死守すると鳥居君も顔を真っ赤にして頑張っているように見えます。名にし負う総本宮の京都伏見稲荷大社とか東京の根津神社、花園神社などは敷地が広いのでこういう事にはならないのでしょうが。でもひょっとしてこのお稲荷さんは周辺に大樹を侍らせているのだと思っているのかも。(笑)
本当の空なき首都や凍緩む /勝美
高村光太郎の詩「智恵子抄」の冒頭、「智恵子は東京に空が無いといふ、ほんとの空が見たいといふ。…」を思い出しました。凍て緩むは季語にあるのを初めて知りました。凍てついていた万物が緩むという表現は言いえて妙だと思います。そうはいっても、福一原発の凍土壁だけは緩まないようにしてほしいものです。
また、お待ちしています。有難うございました。
溪春さん こんにちは。コメントありがとうございます。何処にでも句材は転がっているもので何を見ても俳句が出来上がります。その俳句から読者の様々な考えが導き出されるのも楽しいことと思います。
花むしろ遠く波斯の夢を見し /勝美
「花むしろ」普段あまり使う機会がない言葉も、季語として
自由自在に使えるとカッコいいですねー。
どれも季語の凝縮感てすごいですね。クラス化されているというか。
ギュッと詰まっている俳句が、頭の中でふわ〜っと情景に展開される感じ、快感ですな!
初午やビルの林に囲まれて /勝美
写真は日比谷神社。
ビルや線路や高速に囲まれ、違和感バリバリの神社ですが、
新橋・汐留の鎮守さまです。
社殿は転々としてるようです。元々は日比谷公園内にあったらしいのですが、
江戸城拡張でまず東新橋(芝口)に、そのあと東海道線開通で新橋4丁目に。
その後敷地が計画道路の予定地に入っちゃって現在の東新橋2丁目に移ったらしいです。
あちこち移されて気の毒!
魚は氷に上り商売繁盛す /勝美
いやホント勉強になります。「魚氷に上る」すごいなぁ季語。
季語定めた人、センスいいなぁ。
春雨や身は一介の異邦人 /勝美
ほほ〜!ピタっと嵌ってますね。
写真が無人に近いのでアウェイ感がさらに増して。
本当の空なき首都や凍緩む /勝美
見上げてもビルの間の空ばかりでしょうしね。
星もちらほらしか見えないし。
そんな空でも、見えるとホッとしますね。
awaさん 季語は俳句に不可欠な言葉です。季語が大いに語れるように
その他の言葉を斡旋するのがコツでしょうか。景色が浮かぶように詠めれば上出来ですが。どの句もそう言うことで自己満足たっぷりの句です。(笑)
こんにちは
春らしい句がそろいましたね。
こうやって毎回勝美さんの俳句を拝見していると
ときの移ろいを強く感じます。
春とは名ばかりの言葉がぴったりのこの頃です。
今月の二句です。
魚は氷に上り商売繁盛す /勝美
花むしろ遠く波斯の夢を見し /勝美
由人さん こんばんは。今日は獺祭の発送の仕事でした。明日あさってと関西の布施高校の同期会に出席です。楽しく過ごしたいと思っています。来月下旬にでも吟行如何でしょうか。
こんばんは
ひねもす俳句「春よ来い」のご紹介有難うございました。
レスが遅くなり申し訳ありません。
今回は下記3句を戴きます。
◎花むしろ遠く波斯の夢を見し /勝美
偶像禁止のイスラム、ペルシャ絨毯は花・植物由来の模様が多い様ですね。
◎魚は氷に上り商売繁盛す /勝美
路地の中にもアベノミクスが良く働けば良いですね。面白い元気の出る取合せだと思います。
◎春雨や身は一介の異邦人 /勝美
一介の異邦人との言い切りが気に入りました。雨に濡れてのエトランジェ気分も良い物ですね。
要介さん こんばんは。いましがた高校の同窓会(昭和27年卒)から帰りました。関西大阪は人がうようよ活気がある街です。懐かしくひと時を過ごしました。コメントありがとうございました。
次回もどうぞよろしく。
「春よ来い」の私の好きな句は
花むしろ遠く波斯の夢を見し
です。
心は自由に何処へでも飛んで行けます。
でも、勝美さんは私の想定範囲を大きく超えて浮遊していま す。イマジネーションのスケールの大きさに感服致します。
高達さん こんにちは。ほりどめ句会に新人の入会は嬉しい限り。
沢山の仲間で俳句にいそしみましょう。コメントありがとうございます。これからもどうぞよしなに。
遅くなりました。
ペルシャの漢字(波斯)お恥ずかしい話ですが初めて知りました。何時も勉強になります。
頂きます。
ひつじさん こんにちは。ペルシャとかギリシャとかポーランドなど
漢字で書くとノスタルジックな雰囲気を感じるのは小生だけでしょうかね。