ひねもす俳句:港の街にて

横浜開港記念館
海の日に訪ふや開港記念館 /勝美

開港記念館の階段

階段は糸瓜の仲間蔓伸ばす /勝美

開港記念館の窓越しの外の風景

名月を取り込む位置に窓開く /勝美

開港記念館踊り場付近

西日射すエントランスに靴ひびく /勝美

「ひねもす俳句:港の街にて」への4件のフィードバック

  1. おはようございます。
    お元気なお声が嬉しいどすう。。。
    名月頂きます。子供の頃縁側でわざわざごろ寝して、名月の動きを見てました。。。何を考えていたのだろう?ただ綺麗だなあと見てたのかしら?

  2. ひつじはん えろう早うからお越しやす。なんか、わても励みが出るちゅうもんですがな。送られて来るひねもす写真を、どう料理したもんか、苦しみの楽しみだす。これからもよろしゅうに。

  3. >海の日に訪ふや〜
    思えば、私が子供の頃には“海の日”というのはありませんでした。
    祝日さえ変化していく中、激しい時代の変化を留めているこの建物は
    変化させてほしくないものです。
    >階段は〜
    この位置に飾りを付けたいな〜と思った人は
    結構、気が回りそうな人ですね。私だったら何もしないと思います。
    >名月を〜
    昔の西洋建築は窓の形がおしゃれです。
    そこから見える自然をおしゃれな形で切り取って飾ろうという
    考えかたなのかも知れないですね。
    >西日射す〜
    静まり返ったこの空間に緊張感を満たすか、
    気怠さを満たすか、それはそこに行った人が決めることです。
    私は後者の方が多いです。
    今回、全て横浜開港記念館の写真で句を詠んでいただきました。
    建物の写真と俳句のみで出来たマンションのパンフレットがあると
    おもしろそうだなと、ふと思ってみたりしました。

  4. 今年の夏は猛暑ですね〜。
    でも立秋もとうに過ぎて、日の入りも夏至のころに比べれば、
    確実に早くなってきています。でもまだ暑い!!
    さて海の日の句。
    さらっとなんでもない句ですが、写真のどこにもない「海の日」を
    もってくるところが技ですかね。
    写真は開港記念館の階段ですが、唐突にこんな写真を見せられても
    ひらめきのまま句にできるところがスゴイです。
    「階段は糸瓜の仲間」だなんて、そう思ったとしても自分の中で却下しそうなところ。
    「名月」が秋の季語。ちなみに「糸瓜」も秋。糸瓜はヘチマ。
    どの季語を使うかがけっこう重要なんですね、俳句は。
    言葉(単語)に季節が含まれている日本語って、ふだん普通に使ってるけどなかなか不思議でもあります。
    「西日」は夏。
    今回の4句は、読んだときに世界がぐわっと広がる感じはしないのですが、
    さらりと薄味、そうめんのような句ですね。

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