ひねもす俳句:深まりゆく秋 2006年10月16日2006年10月16日 pure2 ひねもす俳句 栗むいて指の汚れを訝しむ /勝美 ハロゥインかぼちゃの果たすべき役目 /勝美 出来たての雲の切れ端秋の空 /勝美 秋の夜やロマンス色のネオン点き /勝美
>栗むいて〜 どこを向いても国産の天津甘栗って見当たりません。 それで、ゆびが変な感じに汚れた日にゃ、 こりゃ、やばい汚れではないんかと思ってしまいます。 でも、結局は食べてしまいます。うまいのでw >ハロゥイン〜 私が小さいときは、ハロウィンなんて影も形もなかったです。 今では、秋の風物詩ですね。しかも、子供たちが近所に お菓子をせびりに行くというめんどくさいのは除いて、 象徴的なかぼちゃだけを取り入れるところが 日本人のステキにテキトーなところだと思います。 >出来たての〜 池袋東武の屋上。駅の周りの地上を歩いている時は、 すかっかり忘れているのですが、ここに登ると、 池袋の街もちゃんと空の下にあるんだと実感できます。 >秋の夜や〜 マンションの廊下からの写真です。きっと近くの明かりは、ロマンスというより晩飯のさんまを焼いてる台所のっていう感じだと思うのですが、 遠くに見える明かりには、ロマス色のネオンが混じっているハズです。 ロマンスは遠くにありて思うもの? 返信
秋といえば栗ですね。八百屋の店先にネットに入った栗が並ぶと、 収穫と食欲の秋を実感します。 甘栗は、ときどき無性に食べたくなります。 で、食べた指をそのままにしていて、しばらくたって ふと何かの拍子に指が黒く汚れてることに気付く…ってのが 私の「指の汚れを訝しむ」です。 「ハロゥイン」と5音なのがミソですか。 かぼちゃの果す役目って?面白い句だと思います。 投げっぱなしで、正解(の解釈)がないのが俳句ですね。 冬至にはかぼちゃの煮物、ハロウィンにはカボチャプリン… そんな感じに食べ分けようかな。 この句はなんといっても「出来たての雲」がいい。 秋の空はなんとも清々しい青で、まさに新品の空。 雲もできたて。秋晴れの気持ちのよさをそのまま感じる 句ですね。 写真の夜は、満月をすぎた月が妙に赤く、ちょっと無気味で 美しい印象でした。 デジカメで撮ると、目で見る月のスケールがどうも出ません。 「ロマンス色のネオン」がちょっと安い感じがしますが、 秋の夜だからこそ、似合うとも言えそう。 返信
勝美さんこんにちは、横浜野島吟行ではお世話様でした。獺祭誌ありがとうございました。 あらためて「山行独歩」じっくり鑑賞させていただきました。本当にすばらしい”凄い”の一言です。 どっしりとして、風格があります。 私などの俳句とは格が違います。 実際の写生でしか得られない深い境地が見えます。 私が、あえて好きな句を選ぶとすれば次の五句に強く惹かれます。 ・雪踏まえへ雪踏まへこの重き荷よ ・ストックを握る形に凍る指 ・白息の他に音なく樹林帯 ・屋根に干す百の寝具や陽炎へる ・星月夜雑音強きラジオ聴く 山岳俳句というジャンルがあるのか知りませんが、あるとすれば、そのジャンルの一級品ではないでしょうか、いやジャンルなど関係なく一級品です。 評者もこれなら文句なく特選です。 感動しました。ありがとうございました。 ますます勝美句に興味を抱かされました。 平成19年6月21日 由人 返信
>栗むいて〜
どこを向いても国産の天津甘栗って見当たりません。
それで、ゆびが変な感じに汚れた日にゃ、
こりゃ、やばい汚れではないんかと思ってしまいます。
でも、結局は食べてしまいます。うまいのでw
>ハロゥイン〜
私が小さいときは、ハロウィンなんて影も形もなかったです。
今では、秋の風物詩ですね。しかも、子供たちが近所に
お菓子をせびりに行くというめんどくさいのは除いて、
象徴的なかぼちゃだけを取り入れるところが
日本人のステキにテキトーなところだと思います。
>出来たての〜
池袋東武の屋上。駅の周りの地上を歩いている時は、
すかっかり忘れているのですが、ここに登ると、
池袋の街もちゃんと空の下にあるんだと実感できます。
>秋の夜や〜
マンションの廊下からの写真です。きっと近くの明かりは、ロマンスというより晩飯のさんまを焼いてる台所のっていう感じだと思うのですが、
遠くに見える明かりには、ロマス色のネオンが混じっているハズです。
ロマンスは遠くにありて思うもの?
秋といえば栗ですね。八百屋の店先にネットに入った栗が並ぶと、
収穫と食欲の秋を実感します。
甘栗は、ときどき無性に食べたくなります。
で、食べた指をそのままにしていて、しばらくたって
ふと何かの拍子に指が黒く汚れてることに気付く…ってのが
私の「指の汚れを訝しむ」です。
「ハロゥイン」と5音なのがミソですか。
かぼちゃの果す役目って?面白い句だと思います。
投げっぱなしで、正解(の解釈)がないのが俳句ですね。
冬至にはかぼちゃの煮物、ハロウィンにはカボチャプリン…
そんな感じに食べ分けようかな。
この句はなんといっても「出来たての雲」がいい。
秋の空はなんとも清々しい青で、まさに新品の空。
雲もできたて。秋晴れの気持ちのよさをそのまま感じる
句ですね。
写真の夜は、満月をすぎた月が妙に赤く、ちょっと無気味で
美しい印象でした。
デジカメで撮ると、目で見る月のスケールがどうも出ません。
「ロマンス色のネオン」がちょっと安い感じがしますが、
秋の夜だからこそ、似合うとも言えそう。
勝美さんこんにちは、横浜野島吟行ではお世話様でした。獺祭誌ありがとうございました。
あらためて「山行独歩」じっくり鑑賞させていただきました。本当にすばらしい”凄い”の一言です。
どっしりとして、風格があります。
私などの俳句とは格が違います。
実際の写生でしか得られない深い境地が見えます。
私が、あえて好きな句を選ぶとすれば次の五句に強く惹かれます。
・雪踏まえへ雪踏まへこの重き荷よ
・ストックを握る形に凍る指
・白息の他に音なく樹林帯
・屋根に干す百の寝具や陽炎へる
・星月夜雑音強きラジオ聴く
山岳俳句というジャンルがあるのか知りませんが、あるとすれば、そのジャンルの一級品ではないでしょうか、いやジャンルなど関係なく一級品です。
評者もこれなら文句なく特選です。
感動しました。ありがとうございました。
ますます勝美句に興味を抱かされました。
平成19年6月21日 由人
由人さま、わたくしめの拙い作品をこんなにお誉め下さって恐縮です。
今後共よろしく。