ひねもす俳句:季節の思い

夜なべとて命吹き込む仕事して
夜なべとて命吹き込む仕事して /勝美
これがまあ脱殻なりとうそ寒し /勝美
これがまあ脱殻なりとうそ寒し
ゴジラめく雲雷光を放散す
ゴジラめく雲雷光を放散す /勝美
敬老の日や乾杯を待つばかり /勝美
敬老の日や乾杯を待つばかり
秋草の原に人待つ木のベンチ
秋草の原に人待つ木のベンチ /勝美

One thought to “ひねもす俳句:季節の思い”

  1. この所荒れ模様の天気で気象異常まざまざ。今回の句は同期会のズーム会が始まる前の時間で捻り出した句で碌な句でないことをお詫びします。
    最初は人形のかしらの作りかけ。夜なべ仕事にぴったりかも。出来上がれば命を宿すことになるか。次はセダカシャチホコ(蛾の仲間)の脱け殻。髑髏のようでもあり兎に角不気味。拡大すればなお不気味。率直にうそ寒い存在、句も率直。3句目は雲の様子。放射線のような電光か雷光か堂々たるもの。物語はどのように展開するのだろうか。4句目はグラスの飲み物。折しも敬老の日。卒寿超えの夫婦が長寿を祝いあっているの図。最後は秋草の中の木のベンチ。俳人詩人が座ってくれるのをひたすら待っているようだ。

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