ひねもす俳句:季節の思い

夜なべとて命吹き込む仕事して
夜なべとて命吹き込む仕事して /勝美
これがまあ脱殻なりとうそ寒し /勝美
これがまあ脱殻なりとうそ寒し
ゴジラめく雲雷光を放散す
ゴジラめく雲雷光を放散す /勝美
敬老の日や乾杯を待つばかり /勝美
敬老の日や乾杯を待つばかり
秋草の原に人待つ木のベンチ
秋草の原に人待つ木のベンチ /勝美

「ひねもす俳句:季節の思い」への2件のフィードバック

  1. この所荒れ模様の天気で気象異常まざまざ。今回の句は同期会のズーム会が始まる前の時間で捻り出した句で碌な句でないことをお詫びします。
    最初は人形のかしらの作りかけ。夜なべ仕事にぴったりかも。出来上がれば命を宿すことになるか。次はセダカシャチホコ(蛾の仲間)の脱け殻。髑髏のようでもあり兎に角不気味。拡大すればなお不気味。率直にうそ寒い存在、句も率直。3句目は雲の様子。放射線のような電光か雷光か堂々たるもの。物語はどのように展開するのだろうか。4句目はグラスの飲み物。折しも敬老の日。卒寿超えの夫婦が長寿を祝いあっているの図。最後は秋草の中の木のベンチ。俳人詩人が座ってくれるのをひたすら待っているようだ。

  2. 遅くなったけれどまずは写真について。
    1枚目の人形の頭は岩槻人形博物館の展示にて。
    岩槻といえば人形、行田といえば足袋、深谷のネギ、草加せんべい、川口のいもの、…と埼玉の小学生なら誰でもきっと教わってる(今でもかは知らないけど)。
    そんな岩槻なのに、いまやさいたま市なのに、訪れたことはほとんど無く…。人形作りの工程も興味深く見学しました。

    2枚目のセダカシャチホコの幼虫の脱皮殻。顔の部分。なぜか顔の部分だけしっかりと形が残っています。
    おもしろすぎ!毛まで残ってる!!
    この夏は初めて、セダカシャチホコを卵から羽化まで観察でき、これまた最高におもしろかった。

    うちのベランダは西の空の見晴らしがとてもいいことで有名(誰に?)。
    ふとみると、こんな空!滅多にないでしょ。

    4枚目は本来は敬老の日じゃあなくて、クリムトアライブ展に行った際のクリムトとコラボ商品、クリムトのクリームソーダ。
    クリムトだけに金箔がふんだんに使われていたり、色合いやモチーフがそれっぽかったり。
    満足度は高かったです。(展覧会自体はそれほど…)

    最後はどこかのお宅(宿舎かも)の庭。手入れされてなさがいい。
    フランス絵画っぽいでしょ?(適当)

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