ひねもす俳句:旅立ちの春

艦船の抜錨憲法記念の日
艦船の抜錨憲法記念の日 /勝美
まんさくと言はれ二度見や緋色濃き /勝美
まんさくと言はれ二度見や緋色濃き
珈琲のカップに映ゆる松の花
珈琲のカップに映ゆる松の花 /勝美
薫風に応へてちりめん皺の波 /勝美
薫風に応えてちりめん皺の波
帰らざる日日や蜜蜂旅立つる
帰らざる日日や蜜蜂旅立つる /勝美

2 thoughts on “ひねもす俳句:旅立ちの春

  1. 伊勢志摩鳥羽の旅行はつい昨日のことと思ってたのに時はかくも早くすぎてゆく。人生は死への旅立ちか。さて、一句目はイカリ草。近頃軍国主義の過去の苦い記憶を甦らせるような軍備費増強。軍備拡張がなされ、憲法も改悪が進められようとしているように思える。戦闘艦船は錨を抜いてどこへ向かうのだろう。二句目は見たまんまの句で捻りも何もない。感動だけ。春はいろとりどりの花が目を楽しませ飽きることはない。三句目は珈琲店のラテの模様。松の花とは言ってみたものの、今時のバエるデコレーション。もっと手の込んだ模様もあると聞く。四句目は浜松町の芝離宮の池。写真では波の縮緬模様がはっきりしないのが残念だけれどやむなし。最後のはアミガサ茸。いかにも蜂が分封のために巣を捨てた後のようにも見える。蜜蜂も旅に出かけるのだなあ。

  2. コメントつけたつもりが…
    投稿の日にちからすると、私この日の夜から熱だしてウンウン唸ってた(インフル)から、
    すっかり忘れたんだろうなぁ。
    改めて。

     艦船の抜錨憲法記念の日 /勝美
    イカリソウ。透き通るような白くて繊細な花。
    句の示すところは穏やかではないですね。
    今年度の防衛費(軍事費)は前年度の126%超え。キナ臭いよね。

     まんさくと言はれ二度見や緋色濃き /勝美
    本当に濃いピンクで、思わず近づいて確かめました。
    マンサクは黄色い花が2月頃に咲きますが、このベニバナトキワマンサクはもっと遅くに派手な紅色の花を咲かせます。
    ちなみにトキワマンサクは白い花。
    日本各地の山地に自生する黄色いマンサクとは種類がちょっと違うようです。
    見てても見えていないもの、知っているつもりで知らないものがまだまだあるってことですね!!

     珈琲のカップに映ゆる松の花 /勝美
    松の花に見えましたか。
    ほんとは何のつもりで描いたんでしょうね?
    適当かな?鳥の羽?
    映え(ばえ)写狙いのラテアート、あると無しとじゃ違うのかしら?
    それはさておき、このカップの量がバカでかくて、小丼一杯くらいのカフェラテをぐびぐび飲み切るのは大変でした!

     薫風に応へてちりめん皺の波 /勝美
    ここは旧芝離宮。1686年に老中大久保忠朝の屋敷内の庭園としてつくられたものだそうです。
    現在は都立公園。
    何と言っても入園料が安い!ここポイント!!150円。65歳以上なら70円だからね!
    池にはオオバンやキンクロハジロやマガモがいて和む!
    いいなぁ日本庭園。苔むしてるし。

     帰らざる日日や蜜蜂旅立つる /勝美
    なるほどね、ミツバチの巣に見立てましたか。
    蜂蜜も食用ですがアミガサタケも食用だよ。
    ちなみにこの写真は旧芝離宮ではなく、赤塚の植物園。
    この植物園には日本ミツバチの巣もじつはあります。
    自然のつくる形は理に適っているんだろうけど面白い。

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