ひねもす俳句:四国島旅その2

春の果てエンジェルロード踏みにけり
春の果てエンジェルロード踏みにけり /勝美
長閑けしや浜に漂着せしかぼちや /勝美
長閑けしや浜に漂着せしかぼちや
モネの絵のごとき光や春夕焼
モネの絵のごとき光や春夕焼 /勝美
餌に群るる花見鯛ゐる城の堀 /勝美
餌に群るる花見鯛ゐる城の堀
降臨は意表つく場所春愁ひ
降臨は意表つく場所春愁ひ /勝美

4 thoughts on “ひねもす俳句:四国島旅その2

  1. >春の果てエンジェルロード踏みにけり /勝美
    寒い季節に、こういうところに行くのは、想像つきませんね。
    やっぱり春先が一番良さそうです。

    >長閑けしや浜に漂着せしかぼちや /勝美
    この色のかぼちゃがやってくると、あんまりのどかじゃなさそうです。
    しかし、それがずっとそこにあると、いつの間にか日常になってくるんだろうなあ。

    >モネの絵のごとき光や春夕焼 /勝美
    街の眺めはあっと言う間に変わってしまいますが、こういう景色は、
    昔からずっとかわらないんでしょうね。

  2. のうそうさんコメントありがとうございます。エンジェルロードは若いカップルの聖地のようです。昔の幸福の駅とか江ノ島のタワーとかと一緒です。草間彌生のかぼちゃはインパクト抜群です。見損なって残念だけど福岡の大濠公園の黄色いのを見たことはありましたのでそれで十分ですね。黄昏の海の景色は印象派の世界です。光が包み込んでくれます。

  3.  春の果てエンジェルロード踏みにけり /勝美
    午後の陽が眩しい砂の道は、ほんとに春らしく気持ちよかったですね。
    ちょうど良い時間だったかも。
    「踏みにけり」とか言ってるわりにはサッサと戻ってましたね!
    海の無い県で育ったので、こういう風景はじつに目に新しいです。

     長閑けしや浜に漂着せしかぼちや /勝美
    直島からフェリーで戻ろうという帰り際、夕暮れ間近のこと。
    このとき、空には白い月も浮かんでいて、まさに「長閑けしや」な気持ちになりました。
    句ではかぼちゃが漂着したことになってますが、そう考えると楽しいですね。

     モネの絵のごとき光や春夕焼 /勝美
    フェリーの窓から。
    海面に伸びる夕日の帯をみて「印象派!印象派!!」と言いながら撮りまくったのですが、
    傍らでみていた中3は冷静に「どこが印象派?写実じゃない?」と指摘。
    撮れた写真は印象派じゃないですね。
    けど、モネが見た風景はこんなだったはず。
    私がモネなら、やっぱり「印象:日の入」を描きますね!

     餌に群るる花見鯛ゐる城の堀 /勝美
    偶然。旅にはいい偶然と悪い偶然が潜んでいるように感じますが、
    これはもちろんいい偶然!
    まさか高松城跡のお堀で真鯛にエサやりするとは、思ってもいませんでした。
    ああ楽しい!春ですね〜!

     降臨は意表つく場所春愁ひ /勝美
    これも可笑しかった!さすが大竹伸朗。
    思いつきで自由の女神だしてきたら最強でしょう!
    なんたって「自由の女神」なんだから。
    けど、当の女神にとっては「春愁」かもですね〜。

  4. コメントありがとう。なんといったって面白かったし楽しかったねえ。あっという間に過ぎた三泊四日でした。
    エンジェルロードが引き潮でできるらしいがちゃんと通れる道になっていてよかった。草間彌生さんのかぼちゃを見逃したのは痛かった。福岡の大濠公園の黄色いかぼちゃは見たことあったのでまあよしとするか。帰りは高速船に乗ったのでこの景色は見なかったけれど、まさにモネの光だねえ。印象派。地中美術館ではモネの睡蓮は鑑賞しましたね。
    花見鯛は春の動物の項の季語。金魚みたいに群れていましいたねえ。偶然だ。濠は海に通じているのだなあ。最後の古民家とアートのコラボでは南寺の安藤忠雄の建築物の中の暗闇とジェームス・ダレルの作品(?)は今でも心が動くものだった。大竹の自由の女神は度肝抜かれた。発想が尋常じゃないよねえ。

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