ひねもす俳句:止まるも行くも

陣形を作る相談鴨寄り来
陣形を作る相談鴨寄り来 /勝美
稲干すや鳥除けの網怠らず /勝美
稲干すや鳥除けの網怠らず
オブジェの鯰動かず冬日差
オブジェの鯰動かず冬日差 /勝美
水門の開かずなりけり水涸れて /勝美
水門の開かずなりけり水涸れて
寒風に雲流されて散り散りに
寒風に雲流されて散り散りに /勝美

11 thoughts on “ひねもす俳句:止まるも行くも

  1. おやまあ、もう冬か、コロナウイルスは自滅したのか、すっかり下火になった気配。気を許せばまたぶり返しがあるのだろうなあ。さて今回は「冬の足音」同じタイトルはすでにあるので「止まるも行くも」に改題。鴨は年中見られますが、季語的には冬の部ですね。陣形をとるほど鴨は集まるのかどうか。浦和白幡沼の一景。2句目は見沼辺りの景。写真提供のじゅんこさんが稲刈り体験した産物らしい。はっきりしないがネットが張ってある。害鳥除け。まんまの句です。3句目はポールの上になぜか鯰のオブジェがのっけてある。鰻屋でうなぎの他に鯰を提供する店(万店・まんだな)がある。浦和は鯰も捕獲れるのだろうか。4句目は白幡沼からの流れに取り付けてある水門。流れているのは見たことない。水涸れという季語を使ったまで。最後の句の雲は秋の雲の一形態。さば雲、いわし雲、すじ雲、雲を見ているだけで想像が膨らみます。青空は一天雲なしより雲はあったほうがいいです。

  2. >陣形を作る相談鴨寄り来
    相談した後に陣形を整える様子を想像すると、かわいくて笑っちゃいます。

    >オブジェの鯰動かず冬日差
    最近、地震が多いですね。このままじっとしていて欲しいものです。

  3. のうそうさん コメント有難うございます。この度はご尊父のご逝去ご冥福を祈ります。頑張ってください。

    1. お花をいただきありがとうございました。
      一昨日、49日法要も終わりました。
      5〜6年病院や施設で過ごしていた父も今はゆっくりしていると思います。
      ありがとうございました。

  4. ◇陣形を作る相談鴨寄り来 /勝美
     陣形って何だろうと、早速調べてみました。なるほどと理解できました!鳥嫌いの私ですが、写真の鴨は、何だか、とっても可愛いです!相談しに寄って来る鴨なのかしら?それとも、相談してる所に、寄って来る鴨なのかしら?どちらにしても、ユーモアがあり面白いと思います!(*^_^*)
    ◇稲干すや鳥除けの網怠らず /勝美
     稲架掛けの景は、子供の頃に、故郷富山で、よく見かけたことがあり、日を浴び、稲の匂いがしてくるようで、とても懐かしいです。当時、鳥除けの網には、気付きませんでしたが、きっと張られていたのでしょうね。怠らず!が、楽しいです!
    ◇寒風に雲流されて散り散りに /勝美
     まさに、雲が、散り散りに流れている動画のようです!これからは、寒風の吹く日もあるだろうなと思うと憂鬱ですが、その寒い冬も、きっと、あっという間に過ぎていくのだろうなと思います。

  5.  陣形を作る相談鴨寄り来 /勝美
    どの鴨かはわからないけど、合図をしたんでしょうね。
    あちこちから寄ってきてはひと通り集まって泳ぎ、またバラけていってましたね。
    人間以外のもの達の言葉を理解できたらいいのになぁ。
    でも案外恐ろしい相談をしてるカモ知れませんが…。

     稲干すや鳥除けの網怠らず /勝美
    この網の細かさじゃないとダメなんだそうです。
    雀が入らないサイズじゃないと。
    稲刈りも全部網の下。避けているのか囚われているのか、はてどっちなんだ?という気もしてきます。

     オブジェの鯰動かず冬日差 /勝美
    ここは世田谷を流れていた蛇崩川の緑道です。
    ナマズは蛇崩川を泳いでいたんでしょうね。
    いまやほぼ全域が暗渠化してしまったそうです。
    オブジェにされたナマズ、何を思っているのでしょうか…。

     水門の開かずなりけり水涸れて /勝美
    こちらも川ですが、1句目の鴨のいる沼につづく川の水門。
    沼から水門までが暗渠、ここより下流は開渠となり荒川に合流します。
    水源が沼だとさっき調べて知りました。
    緑道や川を辿るとその土地の歴史が見えてきて…いや見えては来ないか…感じられて、興味が湧いてきます。

     寒風に雲流されて散り散りに /勝美
    広い公園のグラウンドを横切って家に帰る途中。
    ランナーも遊ぶひとも誰もいない中、空までも独り占めしたような気分でした。
    風が強かったのかなぁ?覚えていませんが、写真をよく観察した句ですね!

  6. あわさん コメントありがとう。今回は写真から離れての句でなくそれとらしい句に収まってしまいました。もう一度作りなおす必要な句かもです。

    1. そうだね、あまり写真に近すぎると面白さに欠けてしまうね!写真俳句の難しいところでもあるね。

  7. 知意子さん コメントありがとうございます。いつもご覧下さって感謝です。次々と新しいひねもす俳句ができる都度ご案内差し上げますのでよしなにお願いしますね。

  8. 勝美先生、ありがとうございます。時間の余裕が無くて、なかなかコメントは出来ませんが、俳句と写真に、その都度、同感したり、考えさせられたり、癒されたりしています!句作りは、苦ではなく、楽しいものだと思えるようになりました!(*^_^*)

  9. 知意子さん あまり小難しく考えないでどしどし思うままをコメント下されば結構です。どうぞよしなに。次々増産していますので追っかけてください。

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