ひねもす俳句:夏と思えば秋

宵闇に浮かぶレースの白優美
宵闇に浮かぶレースの白優美 /勝美
厳粛な生命の儀式蝉の羽化 /勝美
厳粛な生命の儀式蝉の羽化
夏痩せの妙薬石麻呂に感謝
 夏痩せの妙薬石麻呂に感謝 /勝美
夜の秋単眼鏡に瞳を凝らす /勝美
夜の秋単眼鏡に瞳を凝らす
盆踊広場へ階段坂下
盆踊広場へ階段坂下る /勝美

6 thoughts on “ひねもす俳句:夏と思えば秋

  1. 烏瓜の花がレースというのは月並みすぎですがご辛抱ください。パリの蚤の市に出品されたとある由緒の館で使用されていたかもという風情です。羽化の前の命が殻の下にみなぎっているのは見たことありません。うなぎは平賀源内が宣伝していますが石麻呂が身につまされます。オクラの花も清楚で風情がありますねえ。単眼鏡の奥に潜む瞳のように、思えます。拡声器で秋の訪れを呼びかけているのかも。最後の階段坂は植物園への階段か。コロナで盆踊りも中止なんでしょうかねえ。「夏と思えば秋」季節は着実に移ろいを感じさせます。

    1. そう!この羽化前の蝉!
      てっきり抜け殻だと思ってたら、近づいてきた小さな男の子が「これ生きてる‼︎」て言うのでよく見たら、確かに生きてる❗️
      背中割れてないし、目が黒い!!
      私も初めて見たかも

  2. 珍しい写真だねえ。葉っぱの先へ登ってやっと羽化するんだねえ。まさに生命の神秘そのものだ。

    1. じつはこの時、この子どもともう1匹の羽化前の子どもがいたの。
      通常ならそのまま樹に登ればいいんだけど、このケースでは樹の周りに立板がぐるっとあって、それをよじ登り、降り、次に樹の幹という手順になる。
      先に登ってたもう1匹は、立板の上面まで来て休憩中だったんだけど、風吹いて転げてまたもとの地面に戻っちゃったの。で、上向きにもがいてたので指差し出したら自分から掴んだ!なのでちょっとワープして樹の幹に留まらせた。
      写真の1匹のほうはまだ元気がよかったんだけど、同じことになるだろうと思われたから、同じくワープさせてしまった。余計なおせっかいを焼いてしまったよ。

  3.  宵闇に浮かぶレースの白優美 /勝美
    カラスウリ。なぜにこんなデザインをね!
    スズメガを呼び寄せるためらしいけど、それにしても不思議なデザイン。
    ニンゲンも引き寄せられます。

      厳粛な生命の儀式蝉の羽化 /勝美
    この時のセミも、すでにいないでしょうね。
    抜け殻じゃないセミ、ほんとかわいい目してる!
    このクソ暑い夏に生まれ出て、どうだったでしょうね。
    先日、うちのベランダにひっくり返ってたセミ(成虫)に霧状の水をかけたら持ち直して、
    翌朝みたら姿がなかった。無事飛び去ったならいいな。

      夏痩せの妙薬石麻呂に感謝 /勝美
    んん?なんで石麻呂に感謝?家持じゃなく?
    私、痩せてないけど鰻美味しくいただきました!
    日本人でよかった〜!と思う瞬間。べつに外国人でも鰻食べるとは思うけど!

      夜の秋単眼鏡に瞳を凝らす /勝美
    オクラの花、よくみると花弁が絞りのよう。
    開ききる前の筒状の状態がいいですね。
    オクラは秋の季語?夏? 
    あえてオクラを出さずに星空に持っていったのがいい。

      盆踊広場へ階段坂下る /勝美
    今年の夏は、なんだかとっても物足りない…と感じる原因のひとつが、
    盆踊りがないこと!
    7月の終わりから8月にかけての週末には、そこここから盆踊りの曲が聞こえてくるのが日本の夏なのに。
    楽しみにしていた近所のおじちゃんおばちゃんもいたでしょうに。
    子どもたちもかき氷やヨーヨーつりの屋台、夏のお楽しみがなくなっちゃって。
    来年はどうなんでしょうね?

  4. 暑いねえ。なんとか五体がばらけずに済んでいるといった状態。烏瓜の花は優美だねえ。造化の神様も洒落ているねえ。大したものだ。宵闇に浮かぶレース飾りが印象的だねえ。蝉の羽化は生命誕生の神秘そのもの。儀式かどうかは知らないけれど。石麻呂の物申したのは家持だから家持に感謝か。石麻呂に感謝でなくてうなぎに感謝だなあ。
    オクラは秋の季語。秋は黄色の花が多いようだけど、オクラの花も興味ある花だなあ。最後の句、盆踊りが突然出てきたけれど、コロナの時代には開催されることはないねえ。味気ない世の中になってしまうのだなあ。早く終息すればいいのにねえ。

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