ひねもす俳句:去年今年

石段の上は冬空あるばかり /勝美
雲垂るる冬の夜明けや起床時 /勝美
イラストで満たすや今日も雪不足 /勝美
去年今年繋ぐ橋なり渡らうか /勝美
数へ日や棚晒しなる読まぬ本 /勝美

5 thoughts on “ひねもす俳句:去年今年

  1. 平成から新元号令和にかわっての最初の新年がもうすぐそこまでの今。「去年今年」のタイトルで締めくくり。
    品川神社の由緒は存じ上げないけれどそれなりに歴史を秘めているのだろうねえ。冬空あるばかりとはちょいと安直だねえ。朝焼けというと夏の季語でしたかねえ。冬らしい明け方の空を眺めることはほとんどない。寒々しい感じは伺えますがね。窓ガラスに雪だるまのステッカーが貼り付けてあるようですが誰のどのような絵なのか、気にはなります。目黒川の橋の彼岸と此岸。「貫く棒のごときもの」という虚子の句がありましたっけねえ。本棚の本は鉄格子に阻まれて幽閉されているように見えます。知識の塊はいつか誰かに活用されるのでしょうか。

  2. もはや昨年末のひねもすのコメント、遅れて失礼。

     石段の上は冬空あるばかり /勝美
    この句は写真なしでもいけますね。
    むしろ無しのがイメージ湧くかな?
    たぶん実際の写真の階段の上には、立派なお社があると思う!
    今後品川行った時に登ってみよう。

     雲垂るる冬の夜明けや起床時 /勝美
    これもいいね。寒そうで。
    ただ寒いだけだと嫌だけど、冬の日の出前の空は、初日の出じゃなくても神々しい。

     イラストで満たすや今日も雪不足 /勝美
    北海道にも雪が少ないみたいですね。
    このへん(南関東)に住んでると別段雪はなくても困らないけど。
    寒いから、却ってイラストの雪ぐらいでいいかな。

     去年今年繋ぐ橋なり渡らうか /勝美
    この写真の川は目黒川。(神田川って言ったっけ?正しくは目黒川)
    品川橋から鎮守橋をみたところ。
    この橋を右にわたると、荏原神社があります。
    この神社、なんと和銅2年(709年)が始まりとのこと。
    去年今年を繋ぎ続けて、未来へ繋いでるんじゃないの?
    品川には未来を担う子を育むいい学校あるからね〜!

     数へ日や棚晒しなる読まぬ本 /勝美
    本、あると思うとなかなか読まないことも多い。
    この頃は図書館で借りて済ますのだけど、
    借りるとさらに自腹切ってないせいか、読まないままで返すことも結構あったりして!
    カウンターに返す時、自責の念がちらっとね。
    ゆっくり本が読めるのはいつになることやら。

  3. >石段の上は冬空あるばかり
    なんだか、二の腕が太いマッチョな感じの一句ですね。
    音の運びが気持ちいいです。

    >雲垂るる冬の夜明けや起床時
    冬の朝は辛くてしょうがないですが、この風景だけは、冬の朝に起きている者の特権ですね。

    >イラストで満たすや今日も雪不足
    北海道の雪まつりも毎年雪不足で大変そうですね。

    >去年今年繋ぐ橋なり渡らうか
    自分の田舎には沈下橋というのがあって、こういう低い橋を見ると思い出します。

    >数へ日や棚晒しなる読まぬ本
    こんだけ本が詰まっていると、読まずとも満足でしょうね。

  4. あわさん コメントありがと。今年はどうにか元気に過ごせました。そこそこひねもす楽しみました。どんどん写真を送ってくだされ。楽しみ楽しみ。令和二年も元気に過ごせれば言う事なしだけど。また一年お付き合いくだされ。

  5. のうそうさん、コメントありがとうございます。時々は顔をお見せくださいね。ひねもす一番楽しいです。マンネリにならないよう気をつけてますがねえ。よろしくお付き合いください。

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