ひねもす俳句:春のスケッチ 2019年2月9日2019年2月10日 pure2 ひねもす俳句 梅の香は伝はり切れぬ電話也 /勝美 逃げ水のくみ上げ用の井戸ポンプ /勝美 窓からの日差し明るし雛飾る /勝美 永き日やビルといへども水鏡 /勝美 うららかや乗つて愉しき動く寄席 /勝美
「春のスケッチ」1句目の梅は当然ながら映像では香りが伝わることはない。電話で梅がいい匂いだと告げられても嗅ぐことはできない。もどかしさを詠んでみました。2句目の井戸ポンプは水を汲みあげる道具ですが、まさか逃げ水がくみ上げられることはない。くみ上げても逃げて行くのかも。3句目は飛鳥山の渋沢邸の青淵文庫の窓らしい。三月となればひな祭りが浮かんだ。写真にないものを詠んだ。4句目は水温むの景。鏡に顔を映して女性はお化粧に余念がない。まさに日永そのもの。ビル群も水鏡で自己愛に浸っているのか。5句目は電車の横腹に「都電落語会」とある。車中で落語会が催されるのかはわからないがそうなら面白いかな、と。 返信
いずれのお句も読ませていただいて、一句、一句になるほど・・・言い得て妙を感受しました。 お写真とのマッチングの感性に心服いたしました。 写真俳句は映像文化の当節ならではのジャンル、かくあらねば・・・見本ですネ。 真似たいところですが、手も足も出せません。これからも鑑賞の楽しみをお与え下さい。 返信
>梅の香は伝はり切れぬ電話也 /勝美 ゴーグルをつけて自分の周りに仮想空間を創り出すVRなどという 技術がいくら進んでも、本物の梅のほのかな香りを伝えることは できそうにありませんね。 >逃げ水のくみ上げ用の井戸ポンプ /勝美 なんだか、見たままの一句だなと思ったのですが、 逃げ水の意味が解るとグッと味わいが増すのにおどろきました。 >窓からの日差し明るし雛飾る /勝美 この洋風な窓をあしらった館の中に雛人形があるという情景を 思い浮かべると、館の背景や住んでいる人たちが想像の中で動き始めますね。 >永き日やビルといへども水鏡 /勝美 街の風景が変わっても、それを写す水面は変わらないものですね。 >うららかや乗つて愉しき動く寄席 /勝美 都電の寄席、すごく気になります。停車駅の名前で落としたりするのでしょうか?w 返信
のうそうさん おはようございます。コメントありがとうございます。香りが伝えられるようになる技術が発明される未来が楽しみです。昔映画館で実験が行われたとか、聞いたことがあります。逃げ水は決してくみ上げられる代物ではないです。逃げ水現象は見たことあります。井戸の中から出てきたら愉快ですよねえ。雛を飾る様々な環境や人々を思います。この写真の館はどうなんでしょうか。水鏡でひねもすビルが自己愛に浸ってるのは不気味でしょうか。チンチンと落語会が進むのでしょうかねえ。 返信
うらわの俳人さん、おはようございます。 林 わこです。お久しぶりです。 久々に覗かせていただいてます。 毎日、お忙しいと思いますが、お世話になっています。 さて、今日は雨水です。何でも、全国的に雨みたいですね。福岡、久留米も結構なら雨量です。 2月のひねもす俳句詠ませていただきました。 一番好きな句は 梅の香は伝わり切れぬ電話也 電話では梅の香りは届きませんよね。 もどかしさが伝わってきます。 今が一番、梅が満開の季節です。 久留米にも、梅林寺という梅の美しい禅寺があります。 まだ、今年は行っていないので、晴れたら行ってみようと思います。 返信
ちゃっきーさん こんにちは。ご案内をさしあげてはいませんがお越し下さって感謝です。五月の大会でお目にかれれば嬉しいです。これからもたまにはコメントくださると嬉しいです。これからもどうぞよしなにね。 返信
ありがとうございます 今日三月号見ました。 すこし、校正ミスがありました。 44ページ、 おとがひのみま天を向く鷹柱 となっていましたが、 おとがひのみな天を向く鷹柱 です。 私の書き方も不十分でしたが、 この鷹柱の句は 櫂未知子先生と坊城俊樹先生お二人からの佳作に入っていました。 ちなみに入選は44277句の中から9045句が入選内定し、そのあと、最終的に1100句に絞られ佳作、秀作、特選と選ばれていきます。 できれば、俳句の訂正だけはしていただいてよろしいでしょうか? 勝手ばかり申し上げてすみませんが、なにとぞよろしくお願いいたします。 林 わこ 返信
梅の香は伝はり切れぬ電話也 /勝美 梅の香り、電話じゃ伝わらないね〜! ソムリエのように「清々しさの中に甘さとフルーティさがある」とか言っても陳腐だー!! 晩冬から早春への移り変わりの香り。 蝋梅はまだ冬、梅は春が来たことを実感する香り。好きだなぁ。 逃げ水のくみ上げ用の井戸ポンプ /勝美 ん〜? なんでそうしたの? 汲み上げられない逃げ水。いまは使われていないポンプだけど、 「逃げ水を汲み上げていた」過去がなかったとも言い切れない? 窓からの日差し明るし雛飾る /勝美 うちの15人揃った木目込み細工の雛たち、ここ数年押入れの中です。 可哀想に。ぜんぜん日の目を見ないでいます。 出したら最後、翌朝には何人が地べたに転がされているや。 春の暖かい室内に飾られている雛、なんて羨ましい! 永き日やビルといへども水鏡 /勝美 これは大崎近くの居木橋からの風景。川は目黒川です。 そう、ただのビルなんだけど綺麗に映っていました。 面白いねぇ、映ってなければ全く注目しないビルだよ。 そのあたりをうまく捉えた句ですね。巧い! うららかや乗つて愉しき動く寄席 /勝美 まだ寄席トラムに乗ったことはないけど、うまいこと考えたよね。 そして寄席以外でも貸切できるんだよね。 早稲田から三ノ輪橋まで、移動しながら落語聴けるって、移動する意味わかんないけど なんかわくわくするね。 返信
アワさん おはようございます。布施高校5期会の同窓会で大阪へ出かけていました。参加は30人と段々少なくなってしまいました。米寿までは続けようと言っています。さてコメントありがとう。紅梅の馥郁は気持ちを優しくしますよねえ。くみ上げてもすぐに揺らめいて消えるのですよね、それが逃げ水。逃げ水は陽炎とは違う雰囲気です。好きです。飛鳥山の渋沢邸でも雛飾りをしていたでしょうか。日本人はこのように季節と関わって生きてきたのですねえ。永き日に日向ぼこでうつらうつらするのは気持ちいいけど老人の退屈しのぎのようですよねえ。せめて動く寄席で過ごせればとは思います。今回はバラエテイに飛んだ写真で面白かったよ。 返信
「春のスケッチ」1句目の梅は当然ながら映像では香りが伝わることはない。電話で梅がいい匂いだと告げられても嗅ぐことはできない。もどかしさを詠んでみました。2句目の井戸ポンプは水を汲みあげる道具ですが、まさか逃げ水がくみ上げられることはない。くみ上げても逃げて行くのかも。3句目は飛鳥山の渋沢邸の青淵文庫の窓らしい。三月となればひな祭りが浮かんだ。写真にないものを詠んだ。4句目は水温むの景。鏡に顔を映して女性はお化粧に余念がない。まさに日永そのもの。ビル群も水鏡で自己愛に浸っているのか。5句目は電車の横腹に「都電落語会」とある。車中で落語会が催されるのかはわからないがそうなら面白いかな、と。
いずれのお句も読ませていただいて、一句、一句になるほど・・・言い得て妙を感受しました。
お写真とのマッチングの感性に心服いたしました。
写真俳句は映像文化の当節ならではのジャンル、かくあらねば・・・見本ですネ。
真似たいところですが、手も足も出せません。これからも鑑賞の楽しみをお与え下さい。
俊孝さん おはようございます。コメントありがとうございます。何よりの作者への励ましと感謝です。横浜句会でもよろしくお願い致します。
>梅の香は伝はり切れぬ電話也 /勝美
ゴーグルをつけて自分の周りに仮想空間を創り出すVRなどという
技術がいくら進んでも、本物の梅のほのかな香りを伝えることは
できそうにありませんね。
>逃げ水のくみ上げ用の井戸ポンプ /勝美
なんだか、見たままの一句だなと思ったのですが、
逃げ水の意味が解るとグッと味わいが増すのにおどろきました。
>窓からの日差し明るし雛飾る /勝美
この洋風な窓をあしらった館の中に雛人形があるという情景を
思い浮かべると、館の背景や住んでいる人たちが想像の中で動き始めますね。
>永き日やビルといへども水鏡 /勝美
街の風景が変わっても、それを写す水面は変わらないものですね。
>うららかや乗つて愉しき動く寄席 /勝美
都電の寄席、すごく気になります。停車駅の名前で落としたりするのでしょうか?w
のうそうさん おはようございます。コメントありがとうございます。香りが伝えられるようになる技術が発明される未来が楽しみです。昔映画館で実験が行われたとか、聞いたことがあります。逃げ水は決してくみ上げられる代物ではないです。逃げ水現象は見たことあります。井戸の中から出てきたら愉快ですよねえ。雛を飾る様々な環境や人々を思います。この写真の館はどうなんでしょうか。水鏡でひねもすビルが自己愛に浸ってるのは不気味でしょうか。チンチンと落語会が進むのでしょうかねえ。
うらわの俳人さん、おはようございます。
林 わこです。お久しぶりです。
久々に覗かせていただいてます。
毎日、お忙しいと思いますが、お世話になっています。
さて、今日は雨水です。何でも、全国的に雨みたいですね。福岡、久留米も結構なら雨量です。
2月のひねもす俳句詠ませていただきました。
一番好きな句は
梅の香は伝わり切れぬ電話也
電話では梅の香りは届きませんよね。
もどかしさが伝わってきます。
今が一番、梅が満開の季節です。
久留米にも、梅林寺という梅の美しい禅寺があります。
まだ、今年は行っていないので、晴れたら行ってみようと思います。
ちゃっきーさん こんにちは。ご案内をさしあげてはいませんがお越し下さって感謝です。五月の大会でお目にかれれば嬉しいです。これからもたまにはコメントくださると嬉しいです。これからもどうぞよしなにね。
うらわの俳人さん、ありがとうございます
突然の訪問で申し訳ありません。
今のところ、5月の熱海大会、参加予定です。いろんな、ご準備が大変なんでしょうね。どうぞ、宜しくお願いします。
ちゃっきーさん 今日再校正の仕事終わりました。三月号にわこさんの入選句を掲載しました。良かったですねえ。お祝いします。
ありがとうございます
今日三月号見ました。
すこし、校正ミスがありました。
44ページ、
おとがひのみま天を向く鷹柱
となっていましたが、
おとがひのみな天を向く鷹柱
です。
私の書き方も不十分でしたが、
この鷹柱の句は
櫂未知子先生と坊城俊樹先生お二人からの佳作に入っていました。
ちなみに入選は44277句の中から9045句が入選内定し、そのあと、最終的に1100句に絞られ佳作、秀作、特選と選ばれていきます。
できれば、俳句の訂正だけはしていただいてよろしいでしょうか?
勝手ばかり申し上げてすみませんが、なにとぞよろしくお願いいたします。
林 わこ
梅の香は伝はり切れぬ電話也 /勝美
梅の香り、電話じゃ伝わらないね〜!
ソムリエのように「清々しさの中に甘さとフルーティさがある」とか言っても陳腐だー!!
晩冬から早春への移り変わりの香り。
蝋梅はまだ冬、梅は春が来たことを実感する香り。好きだなぁ。
逃げ水のくみ上げ用の井戸ポンプ /勝美
ん〜? なんでそうしたの?
汲み上げられない逃げ水。いまは使われていないポンプだけど、
「逃げ水を汲み上げていた」過去がなかったとも言い切れない?
窓からの日差し明るし雛飾る /勝美
うちの15人揃った木目込み細工の雛たち、ここ数年押入れの中です。
可哀想に。ぜんぜん日の目を見ないでいます。
出したら最後、翌朝には何人が地べたに転がされているや。
春の暖かい室内に飾られている雛、なんて羨ましい!
永き日やビルといへども水鏡 /勝美
これは大崎近くの居木橋からの風景。川は目黒川です。
そう、ただのビルなんだけど綺麗に映っていました。
面白いねぇ、映ってなければ全く注目しないビルだよ。
そのあたりをうまく捉えた句ですね。巧い!
うららかや乗つて愉しき動く寄席 /勝美
まだ寄席トラムに乗ったことはないけど、うまいこと考えたよね。
そして寄席以外でも貸切できるんだよね。
早稲田から三ノ輪橋まで、移動しながら落語聴けるって、移動する意味わかんないけど
なんかわくわくするね。
アワさん おはようございます。布施高校5期会の同窓会で大阪へ出かけていました。参加は30人と段々少なくなってしまいました。米寿までは続けようと言っています。さてコメントありがとう。紅梅の馥郁は気持ちを優しくしますよねえ。くみ上げてもすぐに揺らめいて消えるのですよね、それが逃げ水。逃げ水は陽炎とは違う雰囲気です。好きです。飛鳥山の渋沢邸でも雛飾りをしていたでしょうか。日本人はこのように季節と関わって生きてきたのですねえ。永き日に日向ぼこでうつらうつらするのは気持ちいいけど老人の退屈しのぎのようですよねえ。せめて動く寄席で過ごせればとは思います。今回はバラエテイに飛んだ写真で面白かったよ。
大阪の写真は撮った?
2月2回目ができそうにない。3月は少し時間余裕できるから、できたらひねもす3回やりましょう。
あわさん 大阪の写真は無しです。三月に3回でいいです。お願いします。