7 thoughts on “ひねもす俳句:時の移ろい

  1. 今回分が平成30年最終のひねもすです。平成は31年4月末で終焉です。いろいろの変遷を振り返りたいものです。
    今回の5句も難しくて少々独りよがりだったかもです。ご勘弁ください。では、良いお年をお迎えください。
    コメントにお付き合いいただきありがとうございます。お礼申し上げます。

  2. お元気な勝美さんにお会い出来るので句会が楽しみです。
    新しい年にも、この楽しみを適えて下さるようお願いします。
    どうか、お元気で新年を迎えられますよう心から祈念しております。
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    これをしも帰り花とや韮の花 /勝美
     *桜に似てさにあらず・・・作者のウィットを楽しませていただきました。

    裸木となる日の近し風強し /勝美
     *人間と異なり樹々は寒さに向けて裸になって行く・・・毎年この時期に感じ入っている驚きです。
      でも、裸木の林は、遠望すると暖かそうな羊の背のように見えます。

    冥界へつづくこの橋神渡し /勝美
     *冥界とは言い得て妙。
      この国では、極悪人でも神と崇められんですから、いつの日にか私も・・・と。

    さりながら日柄輩は日を数へ /勝美
     *年が詰まるに従って、早さを痛感・・・年齢のせいでもあるんでしょうかネ。

    D坂の殺人ありき年暮るる /勝美
     *物騒な世相を巧みにとらえられましたネ。
      今年の漢字一字は「災」・・・とか、年号も代わる来年は
    「歓」とか「喜」を願いたいです。

  3. 俊孝さん おはようございます。コメントくださって感謝です。ダジャレめいた駄句にきっちりお返しいただきありがとうございます。新元号になる来年はおっしゃるように「歓」とか「喜」を期待したいものです。1月には横浜句会が楽しみです。どうぞ良いお年をお迎えください。

  4. >これをしも帰り花とや韮の花
    背が低い花ですが、集まっているので咲くと道端が華やかになりますね。

    >裸木となる日の近し風強し
    公園の木が、真冬真っ裸になっていると、大丈夫だろうか?
    と思ってしまいますが、春になるとちゃんと葉っぱでいっぱいになっているのを見る度、
    自然はすごいなと思ってしまいます。

    >冥界へつづくこの橋神渡し
    確かに、神様がゆっくり渡って行きそうな橋ですね。

    >さりながら日柄輩は日を数へ
    世の中びっくりするような形の魚がいるもんですね。

    >D坂の殺人ありき年暮るる
    現場になった古本屋は、実際に乱歩の店だったそうです。
    古本屋の年の暮れ…ちょっとあこがれる雰囲気だと思います。

  5. のうそうさん おはようございます。コメントありがとうございます。今年も押し詰まってきましたねえ。何やかやと時だけは疑いようもなく過ぎていきますねえ。はなちゃんも頑張りどころですねえ。元気に過ごしたいものです。

  6.  これをしも帰り花とや韮の花 /勝美
    ニラの花って意外に美しい。スッと伸びた茎に花火のように小花が付き、
    緑の草地に白い花が映えて、見惚れます。
    でも本来の花の時期は秋。12月に入っても暖かかったせいでしょうかね。ニラだって帰り花でいいじゃないですか。
    「帰り花」_季語は短い言葉の中に、光景や事象をコンパクトに凝縮していて凄いです。
    季語があるから俳句はたった17文字で成立するんだと思う。

     裸木となる日の近し風強し /勝美
    今年最後のイチョウですかね〜。もう付いている葉もまばらでした。
    風に舞う瞬間を撮ってやろうと思ったけど、スマホで撮るのはなかなか難しい。
    いまごろは、すっかり裸木でしょうね。

     冥界へつづくこの橋神渡し /勝美
    ド派手な赤を塗りたくった欄干は、ちいさな祠に続いているだけ。
    なにか謂れがあるかどうかは分からない。
    「神渡し」を使ったから「冥界」が出てきたのかな?

     さりながら日柄輩は日を数へ /勝美
    駄洒落をいうのは誰じゃ!という句ですね。
    「やがら」なんて魚、見たことなかったのですが、
    海の中ではよくいるらしいですよ。そして高級魚。
    句については特に言わなくていいよね?

     D坂の殺人ありき年暮るる /勝美
    えっ!「D坂の殺人事件」は団子坂だったの?!
    乱歩は怖いので、私は好きじゃなく、読んだか読んでないか覚えていないけれど!
    年末になると、いろいろ物騒な事件もおきますね。
    まだ未解決事件も。
    心穏やかに新しい年を迎えたいです。

  7. AWAさん おはようございます。そしておめでとうございます。今年もよろしくおつきいをお願いします。確かに俳句は季語があることによって文学たり得ているのでしょうねえ。写真から最適な季語を掴み取る作業を繰り返しています。5句目は坂→D坂がすぐ浮かびました。江戸川乱歩の愛読者でしたから。連想力を今年も発揮できたらと思っています。

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