16 thoughts on “ひねもす俳句:冬の街歩き

  1. >短日や光芒消ゆること疾し
    確かに冬の日は、すぐに光の具合が変わりますよね。
    その速さに寂しさを感じます。

    >冬の川暗き世相を映しけり
    確かに、普段目にするニュースは暗いものが多いですね。
    昔見た映画で、高校生が明るい話題だけを集めた新聞を作って、入院している友だちに読ませるというのがあったのを思い出しました。

    >電飾のバイク聖夜の歯科医院
    歯痛のサンタが自転車で駆けつけたのでしょうかw

    >海底の貝や魚やクリスマス
    食べられるのは七面鳥だから、クリスマスの海底はハッピーそうです。

    >切餅のはや罅割るる晴つづき
    ガリバーの餅のように見えてきましたw

  2. のうそうさん コメントありがとうございます。面白いコメントでほっこりしました。

  3. 短日や光芒消ゆること疾し /勝美
      確かに、短日は陽の当っている時間帯が短いので、光が筋の様に見えてゐる、この光の線も、間もなく消えて仕舞いますね。  それにしましても、勝美さんは語彙が豊富ですね。 よく 「光芒」なんて言う言葉を、よく思い付きましたね。 この光芒が消えてしまうのも、写真の中の日の影の長さから見ましても、間もなくでしょうね。 でも、その一瞬を捉えて、見事に一句、仕上げましたね。

    冬の川暗き世相を映しけり /勝美
      この川は神田川ですか? 空は明るく晴れているのに、何か、どんよりとして薄暗い、嫌な感じのする川の色ですね。 正に「暗き世相を映しけり」という表現がピッタリの景色ですね。 これに『冬の川』という季語を持って来ただけで、見事に一句、出来上がり、ですね。 こんな俳句の作り方をすれば、俳句なんて、幾らでも出来そうですね。 勿論、現実には、なかなか、そうは行きませんが・・・。 勝美さんの見事な俳句作りの手法の一つを勉強させて頂きました。

    電飾のバイク聖夜の歯科医院 /勝美
      歯医者さんの入り口の横に、こんな楽しい電飾のバイクが置いてあるのですね。 良く見ますと、そのバイクに、サンタさんも乗っていますね。 本当に、夢があって、楽しいですね。 こんな歯医者さんなら、普段は歯医者なんて、と嫌がる子供さん達も、喜んで来てくれるでしょうね。 これに『聖夜』という季語を付けただけで、また一句、出来上がりですか? 俳句作りの楽しさを、また、教えて頂きましたね。

    海底の貝や魚やクリスマス /勝美
      この写真は、勝美さんの曾孫さん辺りが通っておられる幼稚園のクリスマスの風景の様ですね。 この貝や魚の切抜きが一杯の風景から、勝美さんは海底に居る事を連想されて、この句を作られたのですね。この句を『クリスマス』という季語で纏め上げる事で、実に楽しく、夢のある俳句に仕上がりましたね。 この発想の転換の仕方が、勝美さんの得意技ですね。 

    切餅のはや罅割るる晴つづき /勝美
      この写真は、塗装職人が壁にジグザグ模様を描いている風景の様ですが、勝美さんは、このビルのジグザグ模様から切り餅の罅割れを連想されて、この句を読まれたのですね。 私は最初、早とちりしまして、切餅が季語かと思いましたが、そうではなくて「切餅が乾燥して出来る小さい亀裂」=いわゆる『罅(ひび)』=が「季語」だったのですね。 お蔭様で、また新しい季語の勉強をさせて頂きました。

     いつも、思い付くままにコメントをさせて頂いておりますが、今回は、何となく、勝美さんの『俳句教室』に参加させて頂いた様な気分で、色々と勉強になりました。有難うございました。
     処で、12月3日の横浜句会は、今年最後の句会ですので、勝美さんは、いつも少し早い目にお帰りになられますが、今回は、出来ましたら、もう少し長く、ご一緒出来れば幸いです。 
     

  4. 喜信さん おはようございます。コメントありがとうございます。来月の横浜句会は納めの句会ですねえ。アフター共々楽しみです。どうぞよろしくです。

  5. 喜信さんへ 切餅と言う独立の季語は歳時記には見当たりませんが冬の季語の「餅」の範疇として季語としてよろしいのではないか、と考えます。他方「罅」は季語ではなく「皹あかぎれ」なら季語ですよね。塗装職人でなくレスキュー隊の訓練風景かと思います。

  6. こんにちは,冬の街歩きご案内有難うございます。
    今年もあと一月、気ぜわしくなりました。

    ★短日や光芒消ゆること疾し /勝美
    冬の日差しはことのほか早いですね、なぜかさみしいです。
    ★冬の川暗き世相を映しけり /勝美
    今年も明るい話題は少なかったように想います、本当に川の流れも暗く感じます。
    ★電飾のバイク聖夜の歯科医院 /勝美
    医院の先生も歯医者を嫌われないようにと、涙ぐましいですね。

    風邪が流行っています、ご自愛ください。

  7. みちこさんへ おはようござます。コメントありがとうございます。昨日は発送でした。ラインでもご連絡していますのでご覧ください。12月13日(水)の城南上野ライオンでの句会お待ちします。11時からです。お越しくださいね。

  8. 冬の街歩き拝見しました。
    いいですね。こうやって写真をみていると冬の街には俳句
    がいっぱい転がっていますね。
    健康を兼ねての俳句とウオーキングはこの季節とても良いと
    思います。私もあやかって真似させてもらいます。

    足早に師走になってしまいました。クリスマスがきて除夜が
    来てすぐに新年ですね。
    ことしもいろいろお世話になりました。

    今月のお気に入りの二句です。

    短日や光芒消ゆること疾し /勝美

    切餅のはや罅割るる晴つづき /勝美

  9. 由人さん こんにちは。今年もあっという間に終わりますねえ。UTRの少ない一年が悔やまれます。矢口も校正や発送とダブって参加できなかったりでした。コメントありがとうございます。獺祭の方は11月末に首都圏同人会飛鳥山吟行会を催しました。晩香廬や青淵文庫の内部拝観できて良かったです。うちらでもまたやりましょう。

  10. 勝美さんコメントが間にあわずごめんなさい。気にはなるのですが句を拝見して感心すること多々。
    短日や光芒消ゆること疾し  勝美
    写真の陽の位置が句になっていますね。疾しの字の選び方勉強になります。句にリズムが生まれるのですね。
    冬の川暗き世相を映しけり  勝美
    この句都会の川だから句になるのですね。山河ではこの句は生まれません。
    電飾のバイク聖夜の歯科医院 勝美
    下五の歯科医院最高。写真がなかつたら想像してみました。ヤンキーの暴走族がバイクにぎんぎんきらきらさせて
    走っていたが歯痛に襲われ歯医者にそれもキリストの生まれた日苦しい時の神頼み面白い句。
    まだ校正で会えますね。

  11. ハカリさん おはようございます。コメントありがとうございます。映像を観て詠む俳句から映像を想像すると言うややこしい作業もまた面白いことですねえ。校正お世話になっています。19日もどうぞよろしくです。

  12. 12月に入り、時の流れは年の瀬にかかりますます加速し、今年も余す所2週間余になりました。
    相変わらずの遅れ馳せながら「冬の街歩き」について勝手な感想を、

    ◆短日や光芒消ゆること疾し /勝美
     写真には実際の光芒が目立ちますが写真が無くても成り立つ句ですね。中7以降は短日その物ですが、疾しが効いて歳末の慌しさが表れています。

    ◆電飾のバイク聖夜の歯科医院 /勝美
     この前の歯医者さんとは違いますが、面白い歯医者さんが又登場しました。ドアの歯の形の透かしが面白いですね。わらべ歯科!きっとお子さんの患者さんが多いのですね。きれいな三輪車にお子さんの涙も乾くのでしょう。

    ◆切餅のはや罅割るる晴つづき /勝美
     見立ての句ですが、写真なしでも充分景が描けます。句から浮ぶ景色と元の景色の違い、ギャップも写真俳句の面白い所ですね。一句を二度味わう事が出来ます。

  13. 要介さん おはようございます。忙しい中お越しいただきありがとうございます。コメントありがとうございます。切餅の見立ての句を二度おいしく味わっていただき感謝です。それにしても壁の見事なひび割れ、ハードな訓練のツメ跡かとも思います。矢口句会はいつも出席がかないません。残念です。

  14.  短日や光芒消ゆること疾し /勝美
    冬の日差しはなんだかありがたい。
    夏の日差しは避けて通るのに、勝手なもんですね。
    空気が澄んでいるからか、なんてことない風景が
    妙にきれいに見えたりします。
    冬は寒くて嫌なんだけど、いい季節かな。

     冬の川暗き世相を映しけり /勝美
    そうかも。ひところと打って変わって浄化された神田川ですが
    ついつい世相を映して黒くなってしまったとかとか。

     電飾のバイク聖夜の歯科医院 /勝美
    電飾のあたたかさは夜の寒さを和らげてくれますね。
    たとえ歯医者であっても、ウェルカムな雰囲気。
    でも行きたくはない!

     海底の貝や魚やクリスマス /勝美
    「鯛やヒラメの舞い踊り」みたいな感じで語呂がいいけど、
    どういう意味? クリスマスを海の生き物たちも祝っているということかな?

     切餅のはや罅割るる晴つづき /勝美
    壁のヒビ模様が何なのかナゾですが、
    お餅のヒビに飛んだところがナイス! 
    晴れ続き、いいですね。なんか明るくて。

  15. AWAさん おはようさん。コメントありがとう。短日の日の光はすぐにいなくなる。冬の日向は嬉しい場所。暗き世相は言い過ぎかとは思うけれども明るさがない世の中ではありますものねえ。電飾の家がいつか電飾しなくなっていたりします。クリスマスは海底でもお祝いしている貝や魚がいたりするわけはないけれどあまねくキリストの生誕を祝っていたら面白いねえ。
    壁のひび割れのあからさまな修理具合がなんともはやですねえ。これで年内終わりで次は平成三十年一月からスタートかな。またよろしくね。

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