ひねもす俳句:街薄暑

ここも解体予定
卯の花腐しいづれ更地となる旧家 /勝美

船形スイカがたくさん

百帆のヨットレースに馳せ参ず  /勝美

ラーメン店

客足の絶えて久しく明け易し /勝美

夕闇迫る東上線

時の日や日暮れの街へ途中下車 /勝美

建築中のシルエット

夏の夜の夢ガス燈のバーグマン /勝美

3 thoughts on “ひねもす俳句:街薄暑

  1. 街薄暑のご案内有り難うございます。

    ★百帆のヨットレースに馳せ参ず  /勝美
     とても楽しく面白い句です。
     にやにやしながら鑑賞しました。
    ★時の日や日暮れの街へ途中下車 /勝美
     私も時々こんな気分になります。
    ★夏の夜の夢ガス燈のバーグマン /勝美
     ステキな映画を思い出しました。
     あの頃が懐かしいです。
    久しぶりに参加させていただきました。
    相変わらず、勝美さんのたのしい句を堪能しました。
    有り難うございました。

    1. うらわの俳人より
      美智子さんへ 西瓜の切り身の勢揃いがヨットになりました。形からの連想です
      。読み方は 百帆のヨット/レースに馳せ参ず です。

  2. 卯の花腐しいづれ更地となる旧家 /勝美
     うちの近くでもこんな感じに取り壊される家がぽつぽつあります。
    「卯の花腐し」の季語は知りませんでしたが、
    ウツギの生垣の旧家の情景が勝手にマッチングされて思い浮かびます。

    百帆のヨットレースに馳せ参ず  /勝美
     写真がなければ、まさかスイカとは思わないでしょう。
    ちょっとした連想を逃さないで句に仕上げてしまうのは、流石です。

    客足の絶えて久しく明け易し /勝美
     これはちょっとなんだろな?
    「明け易し」が季語なんだ。「夏の夜の明けが早いこと」。
    ま、儲かってないお店ってことでいいのかな。

    時の日や日暮れの街へ途中下車 /勝美
     東上線、以前仕事場に通っていた頃は、途中下車よくしてました!
    このまま乗って帰ればいいんだけど、途中で降りたくなるのは
    なぜでしょうね?

    とりあえずここまでで。

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