ひねもす俳句:春来たる

荒れ庭
荒れ庭の古里に春戻り来し /勝美

武者装束

戦国の世はひたひたと春愁 /勝美

和太鼓演舞

五月雛出陣太鼓響きけり /勝美

チンドン屋

哀しみは春の名残のジンタかな /勝美

壇香梅

春は黄に檀香梅の自己主張 /勝美

9 thoughts on “ひねもす俳句:春来たる

  1. 赤塚の梅祭で見かけたおひろめ屋のちんどんが妙にうらぶれ感を醸して非日常的雰囲気がありました。むかし大阪難波でちんどん屋のスナックへ行ったことありましたが。

  2. こんにちは
    少し暖かくなってきました。
    ご健吟のご様子何よりです。
    来週はきっと桜開花の便りが聞えてくること
    でしょう。
    そしてこの季節、どなたもムズムズじっとして
    いられなくなる。特に俳人はそうでしょう。
    またご指導のほどをお願いします。
    「春来る」今月の二句です。
    春は黄に檀香梅の自己主張  /勝美
    戦国の世はひたひたと春愁  /勝美

  3. うらわの俳人様
    モバラ座の俳人渓春です。関東地方の桜の開花も寸前になりました。以下いくつか感想です。
    亀鳴けり土中の孤独堪へ切れず /勝美
    鳴かない亀が鳴くという季語は面白いですよね。蚯蚓鳴くというのも同じようなものですが、この句を蚯蚓鳴くにしても面白くもなんともないので、亀とした着眼が面白いということですね。
    僥倖のあると知るべし青き踏む /勝美
    犬も歩けば棒に当たるという諺があります。何事も進んでやれば良いこともあるという意味もあるそうです。春の青草を踏む歩くのも気持ちが良いものです。それだけでも何か得をしたと言う事なのでしょうね。
    猫の子の瞳虚ろに揃ひけり /勝美
    眼は口ほどにものを言い、猫でも人でも“視線”はコミュニケーションそのものですが虚ろな目で何を訴えているのでしょうか。
    春の温かさが感じられる10句を有難うございました。
    5句の感想が前後して貼り付けてしまったようで、スミマセン。

  4. こんばんは
    ひねもす俳句「春来たる」のご紹介有難うございます。
    この内の3句に所感を書かせて戴きます。
    ☆荒れ庭の古里に春戻り来し /勝美
    私の古里は栃木ですが句からはどうしても避難を余儀なくされた福島の景が眼に浮びます。何時になったら本当の春は戻るのでしょう。
    ☆戦国の世はひたひたと春愁 /勝美
    否応なしに戦争に巻き込まれそうで安倍総理の右傾化は本当に心配ですね。この気持はよく判ります。
    ☆春は黄に檀香梅の自己主張 /勝美
    檀香梅や山茱萸、枯れの色の残る中のに黄色は確かに自己主張を感じさせますね。

  5. 要介さん おはようございます。さっそくコメントありがとうございます。季節はじりじり動き始めました。こちらはじりじり老いるばかりですけれど。

  6. 由人さん おはようございます。ご一緒に吟行出来るのを楽しみにしています。わくわくです。

  7. 溪春さん こんにちは。首都圏同人会の幹事会は30日でしたね。
    老兵は老いるばかりです。若い人の活躍を期待します。

  8. ひつじさん こんにちは。戦国の世が再び来て欲しくありませんよね。

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