ひねもす俳句:小春日

赤い実をつけた木
冬ざれや一羽も姿見せぬ鳥 /勝美

でんぐり返ししまくり

三寒にでんぐり返しして四温 /勝美

畑のキャベツ

着膨れの中より嬰の玉の顔 /勝美

野菜舟

冬濤や沖へ補陀落渡海船 /勝美

色とりどりの和三盆糖

賑やかに顔つきあはす年忘れ /勝美

17 thoughts on “ひねもす俳句:小春日

  1. 遅くなりました。体調は回復しました。
    吟行は残念ですが、予定があり失礼致します。
    でんぐり返し~頂きます。

  2. ひつじさんへ 体調回復とのこと先ずはめでたしめでたし。
    吟行はまた、そのうちご一緒しましょうね。

  3. ひねもす俳句 ご案内ありがとうございます。
    暗くなるのが早くて気ぜわしく感じるこの頃になりました。
    寒暖の差が激しいせいか、風邪の方が多いいようです。
    ★冬ざれや一羽も姿見せぬ鳥 /勝美
    葉が落ちて、これからの木枯らしに耐える準備でしょうか、
    小鳥がおしゃべりをしてくれると「にぎやかで嬉しいね。」とでも言っているのでしょうか。
    ★三寒にでんぐり返しして四温 /勝美
    このかわいらしい姿を見て、この句ができるとは、勝美さんに感心しています。
    ★着膨れの中より嬰の玉の顔 /勝美
    まさに嬰が微笑んでいます。もしかしたらすやすやと寝入っているのでしょうか。
    ★賑やかに顔つきあはす年忘れ /勝美
    ワイワイガヤガヤ、おしゃべりが聞こえてきそうです。
    ワハハと笑い声も聞こえてきそう。
    楽しませていただきました。
    また吟行よろしくお願いします。お天気になりますように。

  4. 美智子さんへ 早々とご覧下さってありがとうございます。
    何かと忙しなく日々を過ごしています。近々の吟行をどうぞよろしく。

  5. >冬ざれや一羽も姿見せぬ鳥
    50年前にくらべて、日本では雀の数が1/10に減ったそうです。
    そう言えば、子供の頃、冬の夕方なんかは雀がうるさいくらい、
    稲を刈り取ったあとの田んぼにいたり、木にとまっていた記憶が
    ありますが、最近はそういうのに全然出会っていません。
    >三寒にでんぐり返しして四温
    新宿御苑の芝は、手入れが行き届いていてフワフワでした。
    お寺が拝観料を取るのは嫌なのですが、あの芝生なら有料でも納得です。
    >着膨れの中より嬰の玉の顔
    畑にいる収穫前の野菜は、店で売られているそれと
    まったく違う顔をしているので、たまに見て忘れいないようにしたいものです。
    >冬濤や沖へ補陀落渡海船
    これだけ食料が積んであれば、何ヶ月も行ができそうです。
    >賑やかに顔つきあはす年忘れ
    お茶で忘年会とは健全ですね。

  6. のうそうさん こんばんは。最近は生態系がおかしくなってきました。原発事故も拍車を掛けそうですね。
    子どもが何時でも伸び伸び出来る環境が望まれます。
    あとひと月に押し詰まってますが健康管理に余念なきようにね。

  7. ひねもす俳句:小春日にご案内頂き、有難うございます。
    困り果てた「舐句会」が一段落して、佳句で眼をを洗わせ
    て戴きます。
    冬ざれや一羽も姿見せぬ鳥 /勝美
     木守柿もこれだけあると鳥も食傷気味か、いや、鳥の世界
     も少子化では・・実りの木を見上げながら、食害を云々す
     る人間どもの勝手な憶測が聞こえてきました。
    三寒にでんぐり返しして四温 /勝美
     可愛いお嬢ちゃん、また一段と成長なさったようで喜ばし
     いことです。伸び伸びと遊べる環境の有り難さ、大切さを
     思はされます。勝美さんらしいお上手な機知の作品でね。
    着膨れの中より嬰の玉の顔 /勝美
     先日の吟行で見た、三浦のキャベツ畑を想起します。畝の
     土まで美味しそうな色をしていました。これから天地の恵
     みと人のお世話でどんどん成長、結球して行くのでしょう
     。嬰児を大切に大切に育むように。このお作頂戴します。
    冬濤や沖へ補陀落渡海船 /勝美
     「補陀落」なる言葉、何やら耳のそこに・・幼い頃聞いた
     ご詠歌の一番「補陀落や岸うつ波は三熊野に~」 でした。
     豊かな実りの舟も勝美さんの博識で我が国中世の捨て身行
     に。その発想に脱帽です。
    賑やかに顔つきあはす年忘れ /勝美
     色とりどりの見事なお干菓子ですね。どれも年を忘れたく
     ないような幸せそうな顔つきにみえますが・・今年は忘れ
     ようのないことが、新しい年に希望を託したいものです。
    今回も佳句を読ませて頂き、有難うございました。本格的な
    寒気の到来も間近、何卒ご自愛専一に願います。

  8. 陽さんへ おはようございます。お越し下さってありがとうございます。「舐句会」も一段落してやれやれ気分です。二次会の新方式には
    どうなるか不安がありましたが、まあまあの進行具合でしたね。
    ひねもす俳句は制約がないので自由に句作が出来ます。またどうぞ。

  9. こんにちは
    しばらくご無沙汰をしていました。
    早速小春日を拝見させていただきました。
    相変わらずの子煩悩ぶりと自然への愛情あふれる
    俳句を読ませていただきました。
    今月は次の二句が気に入りました。
    三寒にでんぐり返しして四温 /勝美
    賑やかに顔つきあはす年忘れ /勝美

  10. 由人さんへ こんにちは。さちこさんは稲毛句会欠席だそうです。
    「発句会」如何ですか。40回目の「発」検索しました。
    これでみると少しも進歩していないなーとつくづく感じました。

  11. 勝美さんへ
    いつもご案内頂き有難うございます。
    「発句会」が難産でレスが遅くなり申し訳ありません。
    以下例によって勝手な鑑賞を、お許し下さい。
    ●冬ざれや一羽も姿見せぬ鳥   /勝美
    大きな柿の木でしょうか、鳥の世界も食料過多?甘くなる のを待っているのかも知れませんね。最近雀が減ったとの新聞記事を私も見ました。冬ざれを感じます。事実を詠い想像を誘ってくれる句ですね。
    ●三寒にでんぐり返しして四温     /勝美
    三寒の寒さの中で元気にでんぐり返しするお嬢ちゃん、遠 くの日向で寝そべって四温を貪る大人との対比が見事です。芝生の青さが何となく気候の不順さを感じます。
    ●着膨れの中より嬰の玉の顔   /勝美
    三崎近辺のキャベツ畑も葉を広げていましたね。見事な結球ぶりですが、虫食いの痕の見えない所も一寸気になりました。きっと嬰を育てるように手入れが行き届いているのでしょう。キャベツから嬰の顔への飛躍が見事です。
    ●冬濤や沖へ補陀落渡海船   /勝美
    南方洋上の浄土を目指す捨身行の船、豊の秋を満載したJAの船もTPPの冬涛の中では苦労するかも知れませんね。単なる宝船でない所に時代を感じます。補陀落渡海の斡旋には驚きました。今回の◎です。
      
    ●賑やかに顔つきあはす年忘れ   /勝美
    秋の色が箱一杯に、まるで季語の詰合せのような見事な和菓子ですね。色々な事を経験した今年、この箱のように明るく年忘れをしたいと思います。お菓子に季節を乗せて楽しむ、日本文化のゆとり、奥深さをあらためて感じました。

  12. 要介さん おはようございます。 何時も身に余る言葉をお寄せ下さってありがとうございます。28日の稲毛句会でご一緒出来たら
    さいわいです。これからもよしなに。

  13.  
     冬ざれや一羽も姿見せぬ鳥
    白い空が「冬ざれ」のイメージとマッチしますね。
    残された赤い実はこのまま萎んでいくのみ…でしょうか。
     三寒にでんぐり返しして四温 
    「三寒四温」をこんなふうに分けるのもアリなのか!とまず思いました。
    俳句ではよくあることなのかな?
    ユーモラスで余裕を感じる句になってるなぁと思いました。
    写真の彼女は、ぐるぐるとでんぐり返しを繰り返していたので
    そうとう温まったでしょう。
     着膨れの中より嬰の玉の顔 
    畑の冬キャベツ。覗き込めば、やっと丸まりかけた小さな本体が。
    おくるみに大切にくるまれた赤ちゃんにも見えてきますね。
    そういえばキャベツ人形なんてのもいましたね。
     冬濤や沖へ補陀落渡海船
    「補陀落渡海船」ってなに?初めて聞く言葉だったので調べました。
    —-wikiより—-
    補陀落渡海(ふだらくとかい)は、日本の中世において行われた、捨身行の形態である。
    —————-
    なるほど。海流に流されて漂流するのみの渡海船ですか。
    いくら野菜満載の渡海船でも乗りたくないけど、当時は本気で補陀洛めざして
    出航していたとか。信仰っておそろしい。
     賑やかに顔つきあはす年忘れ 
    あっと云う間に年末ですねー。
    不景気に津波に原発事故、年末くらいは何も考えずに賑やかに
    楽しく過ごしたいものです。

  14.  遅く帰宅して、気づくと携帯にメールを戴いていました。ご丁寧な内容にまた感謝です。        
     これからはお姿が見えなくて何かが決まりかけた場合、メールでのご連絡が出来るようになりましたのは私にとって幸いなことです。
     すぐ師走です。時の流れの速さには驚きですがいつもかわらない「師」のお姿は清々しく感激してます。
     吟行日にお会いできないと「足かけ2年」お会いできなくなります。吟行日のご都合が良くなりますよう祈っています。毎日訪問させていただいています。これからも宜しくお願いします。

  15. みなさん、おはようございます。何時もご鑑賞ありがたく思っています。名無し人さんには稲毛句会の二次会中座して済みませんでした。
    3人で諸々の相談小一時間にて切り上げました。
    12月16日に参加出来ればとは思っていますが期待はしないでね。

  16. 宿題が溜まった気分です。遅くなりました。
    冬ざれや一羽も姿見せぬ鳥 /勝美
    寒くてはカラスも来ません。でも私はこの寂寥感が好き
    ですね。
    三寒にでんぐり返しして四温 /勝美
    お子さんの成長が楽しいです。何回もでんぐり返しした
    のでしょう。
    着膨れの中より嬰の玉の顔 /勝美
    成る程その通りです。
    冬濤や沖へ補陀落渡海船 /勝美
    要介さんの選評で分かりましたが、補陀落渡海船を知らな
    かった。
    賑やかに顔つきあはす年忘れ /勝美
    金沢のお菓子?様々な顔していますね。◎です。

  17. 海苔子さんへ こんばんは。ひねもす俳句へようこそ。
    「活句会」では鍋奉行の句を特選にお選び下さって光栄です。
    まもなく寿々さんから次の兼題が出るようですね。
    また、楽しみましょう。

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