ひねもす俳句:そぞろ寒

秋の実
熟れ切つて鵯の来たるを待つばかり /勝美

鯨の遊具

寒雷やピノキオ鮫の虎口より /勝美

煙もくもく

秋逝けり風雲急を告ぐるかに /勝美

バーバー

高高と両手に七五三の飴 /勝美

宵の街角のパン屋

冬ざるる街のオアシスパン屋の灯 /勝美

14 thoughts on “ひねもす俳句:そぞろ寒

  1. >熟れ切つて鵯の来たるを待つばかり
    鳥っていろんな木の実を食べますよね。
    もし、彼らと同じ味覚を持つことができたら、
    季節を満喫できそうです。
    >寒雷やピノキオ鮫の虎口より
    寒い冬に海に投げ出されることを想像すると、
    身が縮こまる思いです。タイタニックには乗れません。
    >秋逝けり風雲急を告ぐるかに
    今年の秋は駆け足で過ぎて行きそうですね。
    ついこの前まで暑さでぐったりだったのに、
    朝夕は肩から何か一枚かけないと寒いほどです。
    >高高と両手に七五三の飴
    なるほど、千歳飴二本ですね。
    しかし、この床屋はなぜ二つ付けているのか、
    写真を撮ったときは考えなかったのですが、
    改めて謎が深まります。
    >冬ざるる街のオアシスパン屋の灯
    確かに、あったかそうですよね。
    近所のパン屋さんの話によると、
    やはり夏の暑い日はパンが売れ残るそうです。
    そう思うと寒い季節の食べ物と言っていいのかも知れません。

  2. 勝美先生へ
     
     次の句、添削頂きたくお願い致します。
      思い出に 悲しさのある 十三夜
     短冊用の俳句です。「十三夜」さえ残れば満足です。ぜひ宜しくお願いいたします。

  3. 勝美さんへ
    こんにちは、今夜あたり旅行からお帰りでしょうか。
    爽やかな秋季のご旅行はまた格別でしょう。
    さっそくそぞろ寒拝見しました。今月の二句です。
    >熟れ切つて鵯の来たるを待つばかり
    ひよどりの賑やかな季節になりました。熟れた柿の実
    も待ち通しい感じです。
    >冬ざるる街のオアシスパン屋の灯
    そぞろ寒き街に、確かにパン屋の灯は嬉しい景色です。

  4. のうそうさん、名無人さん、由人さん、おはようございます。
    同期会の箱根二泊三日の旅行は飲みかつ歌い、俳句も25句ほど
    作りました。
    いつもコメントありがとうございます。これからもよろしくです。

  5. ひねもす俳句:そぞろ寒
    ご多用の中、弛まず句作に励んでおられますこと、
    畏敬の念を持って拝察しております。
    今回も「ひねもす俳句」へのご案内有難うござい
    ます。以下、勝手な鑑賞をさせて頂きます。
    熟れ切つて鵯の来たるを待つばかり /勝美
     秋日を浴びて美味しそうに輝く柿、私も食欲を
     そそられます。「木守柿」で括ってしまわれな
     いところが勝美さんの感性、学ばせて頂きました。
     
    寒雷やピノキオ鮫の虎口より /勝美
     「ピノキオの冒険」でしょうか、巨大な鮫に飲み
     込まれるが鮪に助けてもらうストーリーを思い出
     します。遊具の鮫からピノキオへ、寒雷の斡旋で
     人間の少年になるまでの厳しさも感じさせます。
     勝美さんならではの作品、戴きます。
    秋逝けり風雲急を告ぐるかに /勝美
     震災の復興をはじめ、内外共に取り巻く環境は厳
     しく問題山積のように思われますが、月日だけは
     どんどんと経過。風雲急を知るや知らずや・・
    高高と両手に七五三の飴 /勝美
     七五三必須アイテムの「千歳飴」、この袋なくし
     て七五三の写真は成立ちませんね。この床屋さん
     は両手に高高と・・双子のお子さんがいらっしゃ
     るのかも知れませんね。
    冬ざるる街のオアシスパン屋の灯 /勝美
     近頃、商店街の閉店時間が早くなっているように
     感じますが、このパン屋さんは売り切るまで頑張
     っておられるのか。シャッターの降りた商店街に
     灯る明りは街のオアシス、共感を覚えます。
    今回も学習させて頂きました、有難うございます。
    11/7、三浦・三崎吟行でお会いできますこと楽
    しみに!どうぞよろしく。

  6. 陽さんへ 今しがた獺祭誌11月号の発送の仕事から帰りました。
    何時もコメントをありがとうございます。では三浦海岸の吟行で
    お目に掛かりましょう。

  7. こんばんは
    ご旅行に俳誌の取り纏めにとお忙しい中、ひねもす俳句
    のご案内を頂き、有難うございました。
    玄鳥二次会も峠を越えたようなので、遅くなりましたが
    いつものように感じた侭に下記、お許し下さい。
    ●熟れ切つて鵯の来たるを待つばかり   /勝美
     葉の落ちた枝に真っ赤に熟した実の数々、何の実でし
     ょうか、青空を背景に綺麗な写真に沿えての1句、何
     処かに鵯の視線が感じられます。我が家の姫林檎も間
     もなく鵯に襲われるでしょう。
     
    ●寒雷やピノキオ鮫の虎口より   /勝美
     遊具の鮫からピノキオへの飛躍が面白いですね。ただ
     ピノキオのストーリーがうろ覚えで寒雷の働きが良く
     判りません。鮫から脱出するピノキオにされたお嬢ち
     ゃんがちょっと可哀そうですよ。
    ●秋逝けり風雲急を告ぐるかに   /勝美
     秋を荼毘に付す煙でしょうか、モノクロ調の写真に流
     れる黒煙が不気味な緊張感を与えます。マヤ暦では世
     界の滅亡が迫ったいるとか、もう少し明るさの見える
     世の中になるよう期待しております。
    ●高高と両手に七五三の飴   /勝美
     床屋の看板が千歳飴に、これは面白いですね。何故看
     板のポールが二つあるのでしょう。目立ちたがり屋の
     床屋さんか、近くにある同業の床屋さんとの差別化で
     しょうか、面白い景が面白い句になったと思います。
    ●冬ざるる街のオアシスパン屋の灯   /勝美
     以前に夜の街のお寿司屋さんの明るいショウウインド
     ウを拝見した覚えがありましたが、冬の夜に暖かそう
     な町のオアシス、素直に同感です。日暮れの街中で頑
     張っているパン屋さん、全品10円引きの貼紙が売り切
     ろうとのご亭主の心意気を示していますね。街の元気
     が感じられます。
    急に寒くなりましたが、ご無理をなさいませんように、
    失礼致しました。

  8. おはようございます。要介さんには何時も玄鳥二次会の牽引者として
    活躍され教えられるところ多々ありです。
    ひねもす俳句へもお出でいただきありがとうございます。
    これからもどうぞよしなに。

  9. 遅くなりました。体調不良で4日間入院しました。
    まだ本調子ではありませんが、パソコンは昨夜から開きました。疲れるので休みながらですが、拝見しました。
    岡山大会もおめでとうございます。
    パン屋の灯は頂きます。
    又ゆっくり宜しくお願いします。

  10. ひつじさんへ おはようございます。体調不良で入院とはただごとではないですね。無理しないようにね。
    吟行の計画などありますので別途案内しますね。
    体調が戻るように願うのみです。

  11.  パソコンを5年ぶりに買い替えしばらくインターネットとはご無沙汰でした。
     なんとか作動に慣れればまた楽しみに訪問させていただきます。

  12. 名無し人さん おはようございます。新しいパソコンの使い勝手は
    如何ですか、早速お出で下さってありがとうございます。
    こんごともよしなに。

  13. 熟れ切つて鵯の来たるを待つばかり /勝美
    柿熟るるも懐かしきかな
    寒雷やピノキオ鮫の虎口より /勝美
    子供戯る足掛けて
    秋逝けり風雲急を告ぐるかに /勝美
    故郷は公害の街
    高高と両手に七五三の飴 /勝美
    不思議不思議と佇んで
    冬ざるる街のオアシスパン屋の灯 /勝美
    寒い夕刻お腹も空いた
    こんばんは! マグロも海鵜も満喫しました。

  14. 海苔子さん おはようございます。やっとお尋ね頂けました。
    連句も頭の体操にはよろしい遊びかもですね。
    達者に付けていただきありがとうございます。これからもよしなに。

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