ひねもす俳句:夏休み

緑のカーテン
ひたすらに日除の任務果すべく /勝美

ベランダの花々

鈴なりに祇園山笠見て拍手 /勝美

トラノオ

野にあらば野の風豊か虎尾草 /勝美

プチトマト

無農薬野菜括られ店晩夏 /勝美

お疲れ

目の醒めぬままが宜しや蜘蛛の糸 /勝美

11 thoughts on “ひねもす俳句:夏休み

  1. >ひたすらに日除の任務果すべく
    必至に進軍しているように見えますね。
    しかし、今年の夏は酷い!と言いたいぐらい暑いです。
    …と毎年言ってるような気がします。
    >鈴なりに祇園山笠見て拍手
    まどから涼しげに見物しているようです。
    盆地で猛暑になりやすい京都ですが、鴨川に行けば涼しい風が吹いているというのは、本当にいい感じですね。
    >野にあらば野の風豊か虎尾草
    確かに、リビングのソファーの上にいるより、
    草むらの中を悠々と歩いている虎の方が、はるかにカッコイイですね。
    >無農薬野菜括られ店晩夏
    有機栽培、無農薬、減農薬、限定栽培、特別栽培…
    お店にならぶ野菜にも、よく解らないけれど、
    なんだかありがたみがありそうな肩書きがついてきますね。
    写真を見ると、生産者の欄に菅原文太氏の名前があります。
    調べてみると、ご本人のようです。無農薬の野菜を育てられているそうです。
    >目の醒めぬままが宜しや蜘蛛の糸
    昔、トムとジェリーで、赤ちゃんが外に出て危険な所を
    ハイハイしてやり過ごしていくというパターンがあって、
    周りがおろおろしているのとはうらはらに、赤ちゃんは涼しい顔しているのが面白かったのを思い出しました。

  2. のうそうさん  おはようございます。
    今年はゴーヤのカーテンをと思いつつ時期を失ってしまい、簾を下げて直射日光を防ぐことにしました。
    祇園祭見物に出かける勇気がありません。
    イブキトラノオは山歩きで見かけます。
    ビニール袋のトマトは差し替えの1句ですが、菅原文太がまさかの
    生産者とは。お味のほどは如何。
    蜘蛛の糸の句は7月24日の河童忌からの連想。「蜘蛛の糸」は内容が違いますがね。

  3. ご案内ありがとうございます。
    毎日なんと暑いことでしょうか。
    *ひたすらに日除の任務果すべく /勝美
    日陰を作るべく?上へ上へと伸びる懸命なさまがかわいらしいです。
    もしかしたら、もっと上は「涼しいかしら」と思って伸びているのかも。
    *鈴なりに祇園山笠見て拍手 /勝美
    ベランダの花があふれるばかり、見事です
    *無農薬野菜括られ店晩夏 /勝美
    家庭菜園もそろそろ終わりでしょうか?
    無農薬野菜、近かったら買いに行きたいです。
    涼しくなったらまた吟行にお誘いください。
    楽しみにしています。

  4. みちこさんへ おはようございます。早速お出で下さってありがとうございます。
    台風6号接近とはいえ暑いですね。吟行はしばらくお休みですね。

  5. こんにちは「夏休み」拝見しました。
    こちらは毎日が夏休みです。
    台風で暑さも一休みというところでしょうか。
    今月は次の二句が私のお気に入りです。
    野にあらば野の風豊か虎尾草 /勝美
    目が醒めぬままが宜しや蜘蛛の糸 /勝美

  6. 暑中お見舞い申し上げます。
    [ひねもす俳句] 夏休み へご案内頂き有難うございます。
    ひたすらに日除の任務果すべく /勝美
     その成長の逞しいこと「ひたすら」の措辞がぴったりと。
     黙々と災害地の救援活動に当る自衛隊隊員に思いが重な
     ります。一日も早い復興を念じつつ読ませて頂きました。
    鈴なりに祇園山笠見て拍手 /勝美
     山鉾巡行の「辻回し」の情景を思い描きます。並べた竹
     を滑らせて見事に角を回る山鉾、祇園祭の最大の見せ場、
     通りの窓々の観客からやんやの拍手が・・・
     窓際の植栽からの巧みな発想、何時もながら感心します。
    野にあらば野の風豊か虎尾草 /勝美
     植物に弱い小生、これが「虎尾草」ですか。一つ賢くなり
     ました。? 原発事故から原子力という虎の尾を踏んでし
     まいましたね。
    無農薬野菜括られ店晩夏 /勝美
     生産者の顔の見える野菜が好評ですね。折角丹精込めて作
     られた野菜が廃棄処分や出荷停止にならないように我々に
     届いて欲しいものです。
    目の醒めぬままが宜しや蜘蛛の糸 /勝美
     あらあら、お昼寝からまだ目が醒めませんか・・・夢の世
     界で遊んでいるような。誘う蜘蛛の糸が光っているように
     思えます。
    今回も勝美さんの含蓄に富んだ作品に楽しく遊ばせて頂きま
    した。有難うございました。
    酷暑の折からくれぐれもご自愛の上、益々のご健吟をお祈り
    申し上げます。

  7. 由人さん 陽さんへ 何時もご案内にすぐご鑑賞を頂き感激です。
    まだまだ暑さが居座っています。くれぐれもご自愛下さい。
    涼しくなりましたら吟行したいと思っています。
    今日は午前中獺祭の8月号の校閲校正。午後は(さぼって)地元の
    教室へ出かけました。やれやれ。

  8. この所続いた炎暑も台風で一休みのようですね。
    いつもひねもす俳句のご案内を有難うございます。
    日常の風景から広く展開される勝美俳句の世界を今回も
    楽しませて戴きました。以下例によって勝手な呟きです。
    ひたすらに日除の任務果すべく /勝美
     予想以上に早く到来した炎暑に慌てているのでしょうか、
     先を争うように二階の窓を目指して伸びる蔓にひたすら
     がぴったりですね。
    鈴なりに祇園山笠見て拍手 /勝美
     祇園祭は未だ行った事がありませんが、路上から見上げ
     た沿道の光景は正にこのように見えるのでしょうね。
     色々な花の色から派手な祭着が見えます。 
    野にあらば野の風豊か虎尾草 /勝美
     野にあらずマンションの植込みの若い虎の尾ですね。
     垂れた花穂の先をぴんと跳ね上げ、野原でもっと自由に
     遊ばせてやりたいとの心使いが。
     
    無農薬野菜括られ店晩夏 /勝美
     写真から読める生産会社の「社長菅原文太」に驚きま
     した。括られ、に無農薬野菜への憐みが感じられます。
    目の醒めぬままが宜しや蜘蛛の糸 /勝美
     お嬢ちゃんは目を瞑って歩く遊びをしているのでしょ
     うが、本当に眠そうですね。良い表情が捉えられてい
     ます。左手が探っているのは天国への蜘蛛の糸? 
    結社のお仕事を含めてお忙しい毎日でしょうが、暑さは
    これから本番、どうぞくれぐれもご自愛ください。

  9. 要介さんへ おはようございます。示唆にとんだご鑑賞を頂き感謝
    しています。蜘蛛の糸の句は書き込みしましたように河童忌へ思いが飛びました。雑念が入れば蜘蛛の糸はきっと切れてしまうでしょうね。

  10. こちらに書くつもりが失礼しました。
    野の風頂きます。
    涼を求めてどこか旅したい気分です。

  11. ひつじさんのお声がないので心配していましたよ。
    うちらの会にお出かけ下さいね。

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