ひねもす俳句:寒明け

冬の大仏
冴返る風にあらがふことをせず /勝美

子供部屋

豆撒きの近い部屋整頓しやう /勝美

ぬいぐるみと足

春寒し足に食ひつくぬいぐるみ /勝美

馬の遊具

春めくや遊具ひたすら子供待つ /勝美

クジラの遊具

海原を恋ふ眼差しや寒の明け /勝美

12 thoughts on “ひねもす俳句:寒明け

  1. >冴返る風にあらがふことをせず
    なんだか、フォークソングの歌詞に出てきそうな句です。
    大仏さんくらいになると、どんなに寒くても威風堂々です。
    >豆撒きの近い部屋整頓しやう
    最近の幼稚園や保育園では衛生面やアレルギーを考慮してまめまきをしないとこもあるとか。
    小耳に挟んだ話だと、山形県の尾花沢地方では、節分に蕎麦を食べるのだとか。
    豆やらのり巻きやら蕎麦やら、これから節分にやることが増えそうですね。
    >春寒し足に食ひつくぬいぐるみ
    寒い日にはこういうちょっとしたものであたたかくなれますよね。
    毛布に食いつかれたらなかなか脱出できません。
    >春めくや遊具ひたすら子供待つ
    寒空の下、遊ばれていない遊具を見るとたしかにさみしそうです。
    人もモノも春を待つのは一緒ですね。
    >海原を恋ふ眼差しや寒の明け
    なんでもない写真が、この句で切なくもあり、少し希望も感じられるものに見えてきます。
    いつもありがとうございます。

  2. おはようございます。
    のうそうさんのいつもしゃっきりしたコメント嬉しいです。
    また今年もお世話になります。どうぞよろしく願います。

  3. こんばんは。本日はお世話になりました。
    何時も勉強になります。
    豆撒きの〜頂きます。

  4. おはようございます。昨日の川崎稲毛句会ご苦労様でした。
    お初の由人さんの健闘で玄鳥の力を見せた感ありでしたね。
    そのうち、ミニ吟行しましょうよ。

  5. おはようございます。
    先日の稲毛句会ではお世話様でした。
    ご指導のおかげでなんとか形になりました。
    今後ともよろしくお願いします。
    「寒明け」相応しい若々しい句ばかりですね。
    その中で特に気に入ったのは次の句です。
     冴返る風にあらがふことをせず
    自然体がとてもいいです。
     海原を恋ふ眼差しや寒の明け
    何か物語がある。色々なストーリーを想像できる。

  6. 由人さん お世話さまです。
    いつもよい鑑賞を頂きうれしく思っています。
    一泊吟行の前に是非ミニ吟行やりましょう。
    国分寺界隈もいいかな、交通の便を考えて折り合いのつく
    場所を検討しましょう。

  7. 「月島・佃界隈吟行」ではお世話になり、またご指導いただき
    誠に有難うございました。
     花巻には参加できませんが、次の機会にもよろしくお願い
    致します。
    【ひねもす俳句:寒明け】 拝見しました。メルヘンの世界に
    迷い込み、しばし童心に…
     中でも、
         春寒し足に食ひつくぬいぐるみ /勝美
         海原を恋ふ眼差しや寒の明け /勝美
    この二句に春未だ、春待つ頃の想いがドラマチックに感じられ
    ました。どちらの写真も眼がよく物語っていますね。
     今回も有難うございました。寒さの折、ご自愛のほど。

  8. 陽さん おはようございます。
    花巻吟行ご一緒出来ないとのこと、残念ですが海外旅吟の
    お土産が楽しみです。
    のんびりと愉しい旅にいってらしゃい。

  9. 冴返る風にあらがふことをせず /勝美
    自分の心情と重ねて読みました。こういう時が、俳句っていい
    なあと思う時です。
    冴え返り冴帰り、本物の春になっていくのですよね。
    わたしも俳句頑張らなくっちゃ!!
    これからもよろしくお願いします。

  10. 寿々さん おはようございます。
    いつもお世話になっております。
    兼題句会では素敵なお句にべた惚れです。
    愉しい俳句を玄鳥で拡げていきましょう。

  11.  冴返る風にあらがふことをせず /勝美
    このあいだ公園で、積もった枯れ葉の間から
    雑草が芽吹いているのを発見しました。
    冷たい風が吹いても、もう着々と春になってるんだなぁ。
    明日は立春ですね。
     豆撒きの近い部屋整頓しやう /勝美
    ああほんと、掃除しないと。
    句の気負ってない感じがいいです。
     春寒し足に食ひつくぬいぐるみ /勝美
    この句もまた、意外だなぁ。面白いし。
    こういう句って凝り固まった頭では出てきませんね。
     春めくや遊具ひたすら子供待つ /勝美
    暖かくなれば、順番待ちの子供に囲まれるお馬さんも、
    いまはまだひっそりと。
    もうちょっとで春ですね。
     海原を恋ふ眼差しや寒の明け /勝美
    陸に上がったクジラ。
    ただの遊具の目が、遠い故郷の海を追い求めて
    じっと見開かれてるかのように、見えてきます。
    句は、言葉の並べかた、選び方がいいなぁと思う。

  12. 俳句から何を発信出来るか、何を受信出来るか。
    唯の言葉の羅列でも何かを発見できるしあわせってありです。
    これからも言葉を紡いで行くのみ。

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