ひねもす俳句:夏休み

アザミの綿毛
旅立ちに言葉はいらぬ夏あざみ /勝美

盆踊り会場

ふるさとの大仕掛けなる誘蛾灯 /勝美

たんぼの中に咲く蓮の花

蓮開く打ち止めとなるパチンコ台 /勝美

赤すぎる夕焼け

霍乱や憤怒の色の街に住み /勝美

「ひねもす俳句:夏休み」への10件のフィードバック

  1. 旅立ちに言葉はいらぬ夏あざみ /勝美
    旅立ちは希望ですからね。何所で、芽を出すのでしょうか。
    ふるさとの大仕掛けなる誘蛾灯 /勝美
    勝美さんの故郷の誘蛾灯はどんな誘蛾灯でしたか?
    蓮開く打ち止めとなるパチンコ台 /勝美
    素敵な蓮からパチンコを連想するなんて、流石です。
    霍乱や憤怒の色の街に住み /勝美
    憤怒があって、静寂がやってきます。人生も同じだなあ。・・・なんて、しんみり・・・。
    勝美さん、昨日は有難うございました。
    またのお越しをお待ちしています。

  2. ・旅立ちに言葉はいらぬ夏あざみ /勝美
     帰省していた子弟が遊学の地へ戻って行く、特に言葉にすることはなし。ただ、野薊のように強く、意志を持って進んで欲しいと願うのみ。
    ・ふるさとの大仕掛けなる誘蛾灯 /勝美
     夏の宵、老若男女を問わず惹きつける誘蛾灯?。町内会でもこの種の誘蛾灯が立ちました。この週末は灯りと共に賑やかな
    音頭も聞こえて・・・
    ・蓮開く打ち止めとなるパチンコ台 /勝美
     賭け事はからっきし駄目な小生、チューリップが開いて慌てふためいた事を思い出します。今は蓮の花ですか・・・
    ・霍乱や憤怒の色の街に住み /勝美
     庶民の怒りで染まった空の色か、やり場の無い憤りがこの暑さで増幅して、恐ろしい事件・事故に・・・わが身ひとつの置き場にも案じられる世相とは・・・暑気あたりくらいで済めばよいが。
     今回も佳句と美しい写真のコラボレーション、いろいろ勝手な想いをめぐらせて楽しく拝見しました。
     酷暑の折、勝美様も十分ご自愛のほど。有難うございました。

  3. >旅立ちに言葉はいらぬ夏あざみ
    この猛暑の中の旅立ちでは風情もクソもない感じもしますが、
    新天地で根を張る本人には胸に来るものがあるのでしょうね。
    >ふるさとの大仕掛けなる誘蛾灯
    大学に行くために都会に出てきたとき、この季節、あちこちの公園で盆踊りをしているのを目撃して、ちょっとびっくりしました。
    田舎では、小学校の校庭でやったので、広い学区内で一度の開催でしたから。
    しかし、暑さが少し和らぐ宵のうちに聞こえてくる祭囃子は、風流そのものですね。
    >蓮開く打ち止めとなるパチンコ台
    最近も打ち止めってあるのでしょうか?
    自分は、はるか昔に一度だけ味わったことがあります。
    でも、誰かが散々出した後らしく、両手にひとすくい
    ぐらいで打ち止めになっちゃったんですけど。
    >霍乱や憤怒の色の街に住み
    霍乱(かくらん)って鬼の霍乱のかくらんですよね?
    確かに憤怒の色って感じですね。最初はきれいだなと思っていても
    それがすごすぎるとだんだん怖くなって行く。
    それと霍乱との関係がちょっとわかりませんでした。

  4. おはようございます。
    いつもみなさまには作者冥利につきるコメントを
    頂きほっとさせられます。
    これからもよいおつきあいを。

  5. 旅立ちに言葉はいらぬ夏あざみ  /勝美
    「言葉はいらぬ」というのは、旅立つ人を送る作者と読むのが
    ノーマルだが、送ってくれる人に言っているようにもとれる。
    その理由は季語にあって、「夏あざみ」の入れ替えが可能だか
    らです。どちらかはっきりさせる季語がある筈です。
    ふるさとの大仕掛けなる誘蛾灯  /勝美
    この句は面白い。但し盆踊りの舞台の飾りつけの写真をみせら
    れては、種明かしが用意されてしまった。一句独立で写真無し
    で読むと魅力がある句です。
    蓮開く打ち止めとなるパチンコ台 /勝美
    これは圭さんが言いとめていますが、チュウーリップからの連
    想と考えられます。開いて打ち止めですからね・・・
    霍乱や憤怒の色の街に住み  /勝美
    若い頃酒の飲みすぎで霍乱を度々経験。まあ大腸カタルのよう
    なもの。憤怒ような街も自然に、己が身を置く場所として相応
    しいところになって行くでしょう。
    ◎の句。
    何時も勝手に言いたい放題でご免なさい。

  6. おはようございます。
    先日の街句会では、主宰の飲み会の方へ
    行ってしまい、須々さんとの約束を反故にしてしまい
    申し訳ありませんでした。
    今後ともに色々お教え賜りたいと願っております。

  7. おはようございます。佳句は、
    霍乱や憤怒の色の街に住み /勝美
     
    街は憤怒の川のごとしですね。鬼の霍乱なんて
    ものではない、もっと激しい憤怒の色が見える。
    この暑さですから余計に強く感じます。

  8. 由人さん おはようございます。
    柴又すっかりお世話になりました。
    また、来月ミニ吟行などいかがでしょう。
    8月6日は獺祭世田谷句会があるので、
    他の日にでも。

  9. おや、ひつじさんいつも一番乗りなのに
    どうされたのかと心配していました。
    上野の8月6日は獺祭世田谷句会の日で残念ながら
    お供できないのです。
    またの日に。

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