ひねもす俳句:秋、序の口

ガチャガチャ
一部屋に雑魚寝の憂き目秋遍路 /勝美

ポップコーン

変貌の極の唐黍ポプコーン /勝美

オクラ

オクラ玉込めてクレーの射撃かな /勝美

三日月

新月や細る暮らしの詮もなし /勝美

花嗅ぐ犬

蜩やビクターの犬ならずとも /勝美

3 thoughts on “ひねもす俳句:秋、序の口

  1. >一部屋に雑魚寝の憂き目秋遍路
    苦行に耐えて徳を積もうと思ってはみたものの、雑魚寝はちょっと…という感じでしょうか?w
    >変貌の極の唐黍ポプコーン
    とうもろこしは、土に埋められた死者の歯だと考えて、食べない民族がいると聞いたことがあります。
    >オクラ玉込めてクレーの射撃かな
    オクラ玉って、射撃で撃つ的のことなのでしょうか?
    >新月や細る暮らしの詮もなし
    細くて悲しい感じの月をみると、その下の街で暮らす人たちに、ちょっとだけ良い事があればいいのになんて思うことがあります。
    >蜩やビクターの犬ならずとも
    この犬も、去り行く夏にちょっとアンニュイなのでしょう。

  2. ガチャガチャに集団の秋遍路を想像しました。
    玉蜀黍もバイオエタノールとか、遺伝子組み換えとか、社会性豊かな穀物
    となりました。
    オクラの形から弾丸を想像しました。
    上弦の月、夜に切った爪と見立てて句にしようかとも思いました。
    犬の置物は、ちょっと捻ってみました。
    以上作者の弁。

  3. 2番だあああ〜
    おはようございます。
    今や何度も訪ねるひねもすさん。この度は吾亦紅へ私が言うのも何ですが、ピストル音と同時にありがとうございます。勝美さんのお声は励みになりますので、何よりの便りです。表彰式の旅楽しみですね。
    オクラ頂きます。食べ物を斬新にも。。。
    農宗さん 唐黍の話初めて聞きました。

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