ひねもす俳句:植物四態

秋薊
町衆の寄り合ふやしろ秋薊 /勝美

ダチュラ

花ダチュラ夜の静寂のニニロッソ /勝美

コンロンカ

ペガサスや遥けき此処はコンロンカ /勝美

冬瓜

冬瓜や蔓を身重の支へとす /勝美

6 thoughts on “ひねもす俳句:植物四態

  1. おはようございます。今回は又一段と違う角度ですね。冬瓜が好きですが、薊の花は好きです。で もって又ですが。あざみと言えば♪山には〜山の愁いあり〜♪と なるのです。やっぱり破門ですね(笑)

  2. >町衆の〜
    どうもトゲトゲしていて、このアザミはちょっと苦手です。
    群生している中を歩くとスネがちくちくしそう。
    あずまやに座って揺れるのを眺めるのはいいかも知れません。
    >花ダチュラ〜
    なるほど、トランペットの様に見えますね。
    ただ、その音は、よ〜く耳を澄ませなければ聞き取れない、微かなものなのかも。
    満月の夜よりも、悲し気な細い月の夜の方が聞き易いかもしれません。
    >ペガサスや〜
    崑崙は、中国の伝説上の山岳だそうです。
    ペガサスは、麒麟にでも会いに行ったのかも知れませんね。
    >冬瓜や〜
    ひょろひょろでも、がっしりと掴んで天に延びていくのは柔軟な感じがしてすごくいいです。
    そして、どっしりとした実を結ぶ。
    そうありたいものです。

  3. ひつじさん、パソコン句会ではお見事な作品、さすがでしたね。
    わたくしめも大のナツメロ好きで、破門だなんてとんでもないです。
    今回は苦し紛れの俳句でして、まあ辛抱してくださいな。

  4. コンロンカは花の図鑑には掲載されていますが、歳時記にはどうも見当たりません。それで、秋の星の傍題のペガサスを季語に据えてコンロンカは駄洒落扱いにしました。正当派には叱られそうですな。
    ダチュラはエンジェルトランペットなもので、これもベタですね。

  5. 久し振りに「夜空のトランペット」を聞きました。何故かロマンチック姫だったのか(笑)38年位前、散歩の夕暮れ時 何処からか練習で吹いてるであろう「生」のトランペットの曲にしびれる思いがしました。ありがとうございます。思い出させて下さり。。。

  6. 町衆が寄り合うってことは、秋祭りの準備かなんかかな。
    その社の庭に咲く秋薊。
    そういえば以前、山できれいな大きな薊がたくさん咲いていたので、
    種をポケットに入れて持ち帰ったことがあります。
    でもそれきり忘れて、種はいずこ。たぶん洗濯しましたね。
    わりとどこにでも生える草だけど、赤紫色の花は緑に映えて美しいです。
    ダチュラは朝鮮朝顔。花にも葉にも毒を含むのでご注意。近所の児童公園の入り口にも生えてるけど、大丈夫なんだろうか。
    それはともかく、この句があると、夕暮れの風景にトランペットの音色が聞こえてきそう。じつはニニロッソ、分らなくて調べました。聞けば「夜空のトランペット」、ああこの曲ねとなりました。
    ペガサスは翼のある馬(天馬)の形をした星座。
    天を駈けるかのように遥か遠くまでやってきた、此の地は「崑崙か?」
    駄洒落でも、なんだかいいいい雰囲気の句。
    当のコンロンカ(崑崙花)はこちら↓。
    http://www.hana300.com/konron.html
    一部の葉だけ白くて目をひきます。
    この植物、ヘチマの花を小型にしたような形の白い花を咲かせます。
    何の花だろうなぁと思ってたら、近くの家の野良着を着たおじさんが
    「冬瓜だよ」と教えてくれました。
    秋には丸まるとした冬瓜が生るんでしょうね。でもこんな細いツルで
    大丈夫なのか?!

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