ひねもす俳句:ナント滞在


ナントの街
雷の気を集め尖塔そそり立つ /勝美

ナントの路地
切り通しめきし路地裏昼寝どき /勝美

カテドラル
白南風(しろはえ)に白さ益しけりカテドラル /勝美

2 thoughts on “ひねもす俳句:ナント滞在

  1. >雷の気を〜
    写真では青空なので、雷を呼んでる感じはしないですが、
    これがどんより雲の下だと、確かに雷が落ちそうな
    とんがり具合ですw
    >切り通し〜
    この狭さが人にとっても、猫にとっても気持ち良さそうです。
    車の入れない細道は人も猫ものんびりできますね。
    >白南風(しろはえ)に〜
    白南風が吹く地に育った人が造る白い建物。
    その建物でできた街。街は、その地の人々を表していますね。

  2. 雷(らい)が夏の季語。
    写真とあわせると、ちょっとゴシックホラーな雰囲気。
    路地裏を通るのはおもしろい。
    家の壁も表側と違って少々手抜きしてたり、
    頭上を洗濯物が渡ってたり、
    猫が歩いてたり寝そべっていたり。
    ところで「昼寝」が夏の季語だと初めて知った。
    たしかに夏、畳もしくはゴザの上で昼寝すると
    気持ちいいもんなぁ。
    こういう建築は信仰心の結晶なんだろーか、おそろしいほどデコラティブで荘厳。
    私は信者じゃないので、ふだん教会やましてこんな大聖堂に行くことはなく、
    だからかもしれないけど近寄りがたい。
    白南風は、梅雨明け後の明るい空に吹く南風。
    黒南風ってのもあるんですね。こっちは梅雨時の湿った南風。
    明るい空に真白いカテドラルは、荘厳の極みかも。
    ちなみに、写真に写ってない左側のほうは、
    洗ってなくて白くはないです。

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