ひねもす俳句:梅雨入り

紫陽花
紫の袖濡らしけり走り梅雨 /勝美

チロリアンランプ

夏館庭にランプを灯しけり /勝美

雨の昼顔

やんごとなき顔に滂沱の汗雫 /勝美

傘の中から

梅雨の傘何時もの街の常の顔 /勝美

田んぼのこども

子に托す戦果待たるる泥鰌鍋 /勝美

「ひねもす俳句:梅雨入り」への13件のフィードバック

  1. 紫の袖濡らしけり走り梅雨 /勝美
     梅雨になっちゃいましたね〜。先々週あたりの暑さで
    紫陽花が枯れそうになっていたので、丁度よかった。
    「紫」と色が特定された俳句って見かけませんね。あるのかな?
    色分けするのも面白いかな〜。
    夏館庭にランプを灯しけり /勝美
     チロリアンランプ。赤いのは萼だそうだ。
    夏の夕暮れのゆったりとした雰囲気を感じます。
    やんごとなき顔に滂沱の汗雫 /勝美
     きれいな五角形の花にびっしりと雨粒が。
    ところで、脇の下、胸の辺りに圧力を加えると顔汗が収まるらしいです。
    ホントかな!?
    梅雨の傘何時もの街の常の顔 /勝美
     『シェルブールの雨傘』の傘の列を俯瞰した絵が目に浮かびました。
    映画の内容はカトリーヌ・ドヌーブとカラフルな傘くらいしか覚えてないけど、
    雨の日の映画っていいね!
    子に托す戦果待たるる泥鰌鍋 /勝美
     空き腹かかえて泥鰌を待ってるズル賢い親の絵が浮かびました。
    やだねぇ! おもしろいけど。
    春日、おいしゅうございました。どうもありがとう。

  2. うらわの俳人 様
    以下いただきます。
    紫の袖濡らしけり走り梅雨 /勝美
    優雅な句です。あじさいなど梅雨の時期の花々には雨が良く似合います。この句のように袖を濡らすくらいのしっとりと降る雨が良いですね。先月、皇居を見下ろすレストランで食事をとっていた時、窓の外には雨が横に走っているように降っていました。走り梅雨は入梅前のグヅついた雨と言いう意味でしょうが、その時は文字の通り雨が走っていました。
    夏館庭にランプを灯しけり /勝美
    写真の花はウキツリボクですね。別名チロリアンランプと言うのだそうですが、名前の通りランプですね。神様の遊び心と言うかデザインも色も可愛くて素敵です。庭に咲いていたら毎晩テーブルを外にだして夕食ですね、きっと。
    子に托す戦果待たるる泥鰌鍋 /勝
    鍋を用意して待っている感じが面白い。以前、泥鰌は庶民の味でした。私も昔田舎でドジョウ掬いを良くやりました。先日近くの田圃の用水路で孫たちと網ですくってみたら泥鰌の子やメダカ、ザリガニなどが少しとれました。大きくなれとリリースしましたが、どんぐりコロコロの歌を思い出しました。郷愁をそそる句をいただきました。

  3. awaさん 溪春さん こんにちは。今日は獺祭の城南句会で新代田へ
    出かけたところです。
    何時もコメントありがとう。せっせと俳句に精をだすこの頃です。

  4. 紫の袖濡らしけり走り梅雨 /勝美
    紫って、紫陽花の事かしら?着ている衣装の事かしら?
    今年も愈々梅雨入りですね。一寸、袖が濡れるぐらいの軽い梅雨の始めの事ですね。良い句ですね。
    夏館庭にランプを灯しけり /勝美
    本当に庭にランプを灯した様な可愛い花ですね。夏館という季語がお互いを良く引き立て合っていますネ。素敵な句ですね。
    やんごとなき顔に滂沱の汗雫 /勝美
    本当に綺麗な五角形の可愛い花ですね。一杯付いた雨の雫が顔中に流れる汗の雫と見立てた処、この発想の転換は、さすがに勝美さんですね。お見事ですね。
    梅雨の傘何時もの街の常の顔 /勝美
    いつも見慣れている、何でもない街の風景に、明るく開いた傘を添えるだけで、忽ち、梅雨の街風景に一変しますね。この一瞬の変化を見事に捉えましたね。素敵な句ですね。
    子に托す戦果待たるる泥鰌鍋 /勝美
    只の田植え後の田園風景ですが、泥鰌取りに行った子供を連想させる事で、その戦果の泥鰌鍋にまで発展させる技法は、本当に勉強になります。
    こんな発想方法を活用しますと、俳句は幾らでも出来そうですね。
    大変、良い勉強になりました。有難うございました。                   田中喜信

  5. 喜信さん こんにちは。コメントさっそくありがとうございます。
    何時かまとまる時が来ることを願って十年分からチョイスしているところです。

  6. こんにちは
    長い雨の日が続きましたが今日はまるで梅雨晴れの
    ようです。
    先日膝を痛めてしまい歩くのに少し不自由しています。
    今日はすっきりと晴れましたので紫陽花でも見に外出
    してみます。
    今月のお気に入り二句です
    梅雨の傘何時もの街の常の顔   /勝美
    子に托す戦果待たるる泥鰌鍋   /勝美

  7. 由人さん こんにちは。今日は獺祭の仕事で芭蕉会館へ出かけておました。コメントありがとございます。いよいよ鬱陶しい季節到来。
    気持ちよく過ごしましょう。膝の故障は気になりますね。早くよくなることを祈ります。

  8. W杯始まりましたね。サッカーも季語だとか。
    今日は雷が怖くてパソコンを心配したりでした。
    それでも雨には紫陽花が綺麗ですね。
    梅雨の傘~頂きます。

  9. ひつじさん おはようございます。開催国のてんやわんや振りも気になるところですが熱狂覚めやらぬ状況ですね。
    コメントありがとうございます。これからもよしなに。

  10. 梅雨入りのご案内有難うございます。
    ◆紫の袖濡らしけり走り梅雨 /勝美
     梅雨は色にたとえると紫、紫陽花色がぴったりの
     気がしています。今年の梅雨はときどき吃驚するほどの
     雨で、傘は手放せません。、
    ◆夏館庭にランプを灯しけり /勝美
     最近良く見る花です、我家の近くにも毎年咲かせている
     お宅があります、かわいらしいランプが沢山ゆれています。
    ◆子に托す戦果待たるる泥鰌鍋 /勝美
     この田んぼもいつまであるのでしょうか、宅地化される日も
     近いかも、貴重な泥鰌鍋ですね。
    いつも楽しい俳句を有難うございます、勝美さんのように
    やさしく、柔らかい感覚が持てるようになりたいです。

  11. みちこさん おはようございます。ひねもす俳句へようこそ。
    吟行ご一緒出来るといいのですが、獺祭の校正やら発送やらが入りますので日程がうまく合いません。今回は多分大丈夫と思います。
    またどうぞよろしくね。

  12. ひねもす俳句:梅雨入りのご紹介有難うございました。
    遅くなりましたが、お礼代りに下記させて戴きます。
    紫の袖濡らしけり走り梅雨 /勝美
     梅雨に濡れた花々は本当に風情がありますね。紫陽花も色数を増していますが、この句は紫の袖が気に入りました。西施が合歓の花ではありませんが、平安の美女を想います。
    梅雨の傘何時もの街の常の顔 /勝美
     梅雨に傘は付き物ですが、何時もの街の常の顔を句にした所に感心致しました。

  13. 要介さん おはようございます。何時もコメントを寄せ手下さって感謝です。今月の稲毛句会は出席させていただきます。どうぞよしなに。

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