ひねもす俳句:秋涼し 2007年9月28日2007年9月28日 pure2 ひねもす俳句 霜降や子に餌を運ぶ親鴉 /勝美 子供等に影の這ひ寄り冬隣 /勝美 蛇笏忌の光あまねく注ぐ空 /勝美 秋思濃し自首の思案の尽きかねて /勝美 靴擦れの足を引きずり金糸草 /勝美 惜しみなく生きて着てこそ秋袷 /勝美
勝美さん先日は「日本伝統工芸展」ではお世話になりました。尚、句会では節句の「脛垂らし帰燕・・・・」を特選にしていただきありがとうございました。まか「名月句会」では、これまた拙句を「天」他○選のお採り上げ頂き重ねて御礼申し上げます。 さて、ひねもす俳句「秋涼し」を拝見させていただき、写俳として最も小生が気に入った作品は、最後の *惜しみなく生きて着てこそ秋袷 /勝美 でした。揚羽の紋様が染色の伝統的折柄として浮き出てきます。猛暑から朝夕の秋の気配が雑草の中に忍び寄っています。 返信
2番だあ〜♪今帰宅して早速お邪魔したのに。。。あらら我が家のマスターだあ しかも惜しみなく生きてが同じ好き句だあ。だからどうしたて?ただ それだけなんだけど。。。あ それから始めて勝美さんにミーの駄句をありがとうございます。やったあ!大喜びの今日この頃でした。。。 返信
勝美さん、先日は有難うございました。 実は実は私も、句は「秋袷」がいいなあと思いながら、クリックしました。>日本伝統工芸展が尾を曳く<というお言葉に、俳句ってそういうように、身体に摘み上がったものが何かによって出てくるものの中身が違ってくるのだなあと思わせられました。自分の生き方とシンクロするのです。この「ひねもす」の写真と火花を散らす勝美さんの俳句、楽しみにしております。 返信
勝美さん工芸展お世話様でした。 楽しいひとときでした。 私の場合、なぜか勝美さんの句に選がいきます。 このたびの、月の句も特選でした。 秋涼しでは 蛇笏忌の光あまねく注ぐ空 この句が好きです。 これからもご指導よろしくお願いします。 返信
>霜降や子に餌を運ぶ親鴉 この写真には写ってないのですが、実は、これ、 親子連れだったんです。ごみ溜を荒らすカラスですが、 子供に持って行くなら、体にいいものを選んで行って欲しいものです。 >子供等に影の這ひ寄り冬隣 確かに這い寄ってるように見えますね。 運動会が終わると、涼しい風が吹くんでしょうね。 >蛇笏忌の光あまねく注ぐ空 作家さんの命日が文学忌となるそうで、 でも、自分のがなってなーい!と天国から叫んでいる 作家さんもいそうですね。きっと。 >秋思濃し自首の思案の尽きかねて 自首しようかな〜、どうしようかな〜と考えてるうちに眠ってしまったようですね。 いや、その自主じゃないようですねw >靴擦れの足を引きずり金糸草 金糸草=水引の花。この人はどこでこの花に遇ったのでしょうか? 公園か、山か、樹海か、場所によって随分印象が違ってきますね。 >惜しみなく生きて着てこそ秋袷 冬まで待っとこうかと思ってると寒くなりすぎてがっくし… という感じでしょうか? 最初、袷がアゲハチョウの異名かと思っていました。 いや、お恥ずかしいw 仮にアゲハだとしたら、 悩み無く生きて来てこそアゲハ嬢 というのはどうでしょうw 返信
「霜降(そうこう)」が秋の季語。10月23日頃をさすそう。 その頃に”子に餌を運ぶ親鴉”がいるかどうか、ちょっと気になるところ。 カラスは、普通年1回産卵して幼鳥の巣立ちは6〜7月だそうです。 ただ、途中で巣を落とされたりなど、繁殖に失敗するとまた産卵することもあるらしい。 写真は上野の国立博物館のカラス。黒羽が青々としてまだ若く、餌を貰ってはいましたが、成鳥と大きさは変わらないくらいでした。 句の場合だと、今年数回目の繁殖チャレンジなのか、はたまた親離れできそこねた子ガラスのためにせっせと餌を運ぶカラス、なんでしょうね。 →東京都カラス対策プロジェクトホームページ http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/sizen/karasu/chisiki.htm 元気に裸足で行進している園児たちに、ひたひた迫ってゆく冬。 って、もう冬の話題!? 気が早いなぁ。 「冬隣」は「冬近し」や「冬を待つ」と同じ意味の秋の季語。 たしかに、季節なんて、あっという間に変わりますからねー。 飯田蛇笏は国語の教科書にもでてきた俳人ですね。 くろがねの秋の風鈴鳴りにけり 蛇笏忌は10月3日だそうです。あ、昨日だったのか。 写真の空と蛇笏を結びつけたところが、この句のすべて。 自首?犯人??と思ってしまいました。写真の男性が悪者ぽかったので…。 秋はセンチメンタルが似合う季節。 落ち葉のベンチに座って、私は何を考えようかなぁ。 靴ズレは痛い。歩くのがイヤになっちゃうくらい。 痛みを堪えて歩く足元には、キンミズヒキの花。 キンミズヒキ、足を引きずるこの人の目に入ったのだろうか。 「秋袷」が季語。 袷(あわせ)は裏地つきの着物。夏の着物は単衣(ひとえ)。 「秋袷は揚羽の紋様を着物の柄に見立てました」と作者の弁。 30才過ぎたら、着物を着て歩くひとになろうかと思ってた私。 全くそうはならずに、着る機会もなし。 持っているなら、バンバン着るべしですよね。 来年あたり、着物大ブレイク!になればいいのに。 返信
勝美さん先日は「日本伝統工芸展」ではお世話になりました。尚、句会では節句の「脛垂らし帰燕・・・・」を特選にしていただきありがとうございました。まか「名月句会」では、これまた拙句を「天」他○選のお採り上げ頂き重ねて御礼申し上げます。
さて、ひねもす俳句「秋涼し」を拝見させていただき、写俳として最も小生が気に入った作品は、最後の
*惜しみなく生きて着てこそ秋袷 /勝美
でした。揚羽の紋様が染色の伝統的折柄として浮き出てきます。猛暑から朝夕の秋の気配が雑草の中に忍び寄っています。
2番だあ〜♪今帰宅して早速お邪魔したのに。。。あらら我が家のマスターだあ しかも惜しみなく生きてが同じ好き句だあ。だからどうしたて?ただ それだけなんだけど。。。あ それから始めて勝美さんにミーの駄句をありがとうございます。やったあ!大喜びの今日この頃でした。。。
邦夫さん、こちらこそありがとうございました。貴兄の作品に引き寄せられ、(貴兄のお作と知り)選び甲斐があったと満足しています。今後ともによろしくご教授願います。
ひつじさん早速にお越し下さってありがとうございます。
秋袷の句をお採り上げくださったのは、まだ日本伝統工芸展が尾を曳いているのかも。
勝美さん、先日は有難うございました。
実は実は私も、句は「秋袷」がいいなあと思いながら、クリックしました。>日本伝統工芸展が尾を曳く<というお言葉に、俳句ってそういうように、身体に摘み上がったものが何かによって出てくるものの中身が違ってくるのだなあと思わせられました。自分の生き方とシンクロするのです。この「ひねもす」の写真と火花を散らす勝美さんの俳句、楽しみにしております。
勝美さん工芸展お世話様でした。
楽しいひとときでした。
私の場合、なぜか勝美さんの句に選がいきます。
このたびの、月の句も特選でした。
秋涼しでは
蛇笏忌の光あまねく注ぐ空
この句が好きです。
これからもご指導よろしくお願いします。
須々さん、由人さん、わざわざお越し下さってありがとうございます。
これからもずっと良いおつき合いが出来そうです。
皆様の鑑賞眼が支えです。
>霜降や子に餌を運ぶ親鴉
この写真には写ってないのですが、実は、これ、
親子連れだったんです。ごみ溜を荒らすカラスですが、
子供に持って行くなら、体にいいものを選んで行って欲しいものです。
>子供等に影の這ひ寄り冬隣
確かに這い寄ってるように見えますね。
運動会が終わると、涼しい風が吹くんでしょうね。
>蛇笏忌の光あまねく注ぐ空
作家さんの命日が文学忌となるそうで、
でも、自分のがなってなーい!と天国から叫んでいる
作家さんもいそうですね。きっと。
>秋思濃し自首の思案の尽きかねて
自首しようかな〜、どうしようかな〜と考えてるうちに眠ってしまったようですね。
いや、その自主じゃないようですねw
>靴擦れの足を引きずり金糸草
金糸草=水引の花。この人はどこでこの花に遇ったのでしょうか?
公園か、山か、樹海か、場所によって随分印象が違ってきますね。
>惜しみなく生きて着てこそ秋袷
冬まで待っとこうかと思ってると寒くなりすぎてがっくし…
という感じでしょうか?
最初、袷がアゲハチョウの異名かと思っていました。
いや、お恥ずかしいw
仮にアゲハだとしたら、
悩み無く生きて来てこそアゲハ嬢
というのはどうでしょうw
「霜降(そうこう)」が秋の季語。10月23日頃をさすそう。
その頃に”子に餌を運ぶ親鴉”がいるかどうか、ちょっと気になるところ。
カラスは、普通年1回産卵して幼鳥の巣立ちは6〜7月だそうです。
ただ、途中で巣を落とされたりなど、繁殖に失敗するとまた産卵することもあるらしい。
写真は上野の国立博物館のカラス。黒羽が青々としてまだ若く、餌を貰ってはいましたが、成鳥と大きさは変わらないくらいでした。
句の場合だと、今年数回目の繁殖チャレンジなのか、はたまた親離れできそこねた子ガラスのためにせっせと餌を運ぶカラス、なんでしょうね。
→東京都カラス対策プロジェクトホームページ
http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/sizen/karasu/chisiki.htm
元気に裸足で行進している園児たちに、ひたひた迫ってゆく冬。
って、もう冬の話題!? 気が早いなぁ。
「冬隣」は「冬近し」や「冬を待つ」と同じ意味の秋の季語。
たしかに、季節なんて、あっという間に変わりますからねー。
飯田蛇笏は国語の教科書にもでてきた俳人ですね。
くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
蛇笏忌は10月3日だそうです。あ、昨日だったのか。
写真の空と蛇笏を結びつけたところが、この句のすべて。
自首?犯人??と思ってしまいました。写真の男性が悪者ぽかったので…。
秋はセンチメンタルが似合う季節。
落ち葉のベンチに座って、私は何を考えようかなぁ。
靴ズレは痛い。歩くのがイヤになっちゃうくらい。
痛みを堪えて歩く足元には、キンミズヒキの花。
キンミズヒキ、足を引きずるこの人の目に入ったのだろうか。
「秋袷」が季語。
袷(あわせ)は裏地つきの着物。夏の着物は単衣(ひとえ)。
「秋袷は揚羽の紋様を着物の柄に見立てました」と作者の弁。
30才過ぎたら、着物を着て歩くひとになろうかと思ってた私。
全くそうはならずに、着る機会もなし。
持っているなら、バンバン着るべしですよね。
来年あたり、着物大ブレイク!になればいいのに。