ひねもす俳句:春の旅立ち

しがらみをぬけ春天へ脱出す

しがらみをぬけ春天へ脱出す /勝美

北窓を開けて首出す目覚めかな /勝美

北窓を開けて首出す目覚めかな
我がゲノム斯く単純や春愁ひ

我がゲノム斯く単純や春愁ひ /勝美

春雷や自転車影を落とし行く /勝美

春雷や自転車影を落とし行く
故郷の生家は空き家鳥雲に

故郷の生家は空き家鳥雲に /勝美

「ひねもす俳句:春の旅立ち」への3件のフィードバック

  1. 「春の旅立ち」いろいろの旅立ち。新型コロナはネーミングがコロナ2019とかで5類分類。何か政治家の思惑が透けて見えるような嫌な気分。実態は隠されて忘れてもらいたいと、目があっち向いている。色々しがらみは自由な行動の邪魔をしている。それでもそこからの脱出をしたいと。鳥たちは天を目指す。2句目は集合住宅の窓窓から顔を出して深呼吸している様。3句目はまんさく(金縷梅)。縮れた花びらがあたかも遺伝子ゲノムのモデルみたい。写真の花は花付きが寂しい感じ。4句目は人気のない道路を横切る自転車。大胆にも交通ルールを守っていないのは突然の春の雷にびっくりしたのかも。最後の句は巣立って飛び立った後の巣か。崑崙へでも旅立ったのだろうか。

  2. 三泊四日で石垣島へ行って来ました。海の色空の色、それにハイビスカスブーゲンビリア、どれも綺麗で感動です。グラスボートに乗って珊瑚礁も見て来ました。
    はるの旅立ち一句目心の叫びを感じます。
    二句目、三句目凄い想像力。四句目空から春雷を感じます。五句目いい句ですね、淋しさがあっていくつになっても思い出します。

  3. 大須賀衡子さん こんにちは。石垣島とは羨ましい。心身ともに癒されたことでしょうね。コメントありがとうございます。1句目は岡崎さちこさんは勝美さんのことだと言い切ってくれました。衡子さんのコメントには心が休まります。嘗てUTRやらの吟行の句会録から皆さんとのお付き合いのことなど思い浮かべて懐かしさが込み上げる昨今です。
    おりがあればまた吟行などやりたい物です。お互い元気が一番ですよねえ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です