ひねもす俳句:星に願いを

黄昏に街は溶けゆく黄金虫
黄昏に街は溶けゆく黄金虫 /勝美
丼ぺろり夏痩せ知らぬ健啖家 /勝美
丼ぺろり夏痩せ知らぬ健啖家
暗黒に誓ふ平和や蛍の火
暗黒に誓ふ平和や蛍の火 /勝美
連発の花火満天大団円 /勝美
連発の花火満天大団円
果てしなき空想夢想星涼し
果てしなき空想夢想星涼し /勝美

5 thoughts on “ひねもす俳句:星に願いを

  1. >黄昏に街は溶けゆく黄金虫
    個人的ですが、カナブンを見るとはこの暑くなる季節の始まりとか夕暮れの雰囲気とかすごく頭のなかに蘇ってきます。カブトムシやクワガタより夏の虫です。

  2.  黄昏に街は溶けゆく黄金虫 /勝美
    カナブンと夕焼けを一緒に撮るのが難しかった!
    赤く染まった空に向かって翔び立つような演出にしたかったのだけど、
    一向に飛ぶ気配なし。仕方ないので(洗濯物を取り込みたいので)指で弾いたら、
    羽広げず、そのままの形でぴょーん!と放物線を描いて飛んでいってしまい…。
    句は黄昏の「黄」と黄金虫の「黄」で溶けた金塊のようなイメージ。

     丼ぺろり夏痩せ知らぬ健啖家 /勝美
    このあなご天丼は凄かった!!
    痩せないねぇ、こんなの食べてたら。
    でもまぁ、美味しく食べられることが一番だと思うので、
    多少の体重の増減はヨシとしましょうか。

     暗黒に誓ふ平和や蛍の火 /勝美
    これ、夏至の夜に家の明かりを消し、替わりに蝋燭のあかりで過ごそうというスローライフな運動なんだそうだ。もう20年ちかくやってるじゃないかな。
    思い出して久しぶりにやってみた。
    直島で暗闇の作品があったよね?家の電気を消した瞬間、あれと同じような感覚になった。
    目が慣れると案外みえてきて食事の続きができるようになった。
    ろうそくの炎のファジーな揺らぎは、見てると飽きないですね。
    平和は誓わなかったけど、心穏やかになるいい時間でした。

     連発の花火満天大団円 /勝美
    夏といえば花火!いいねぇ!
    今年は板橋区の花火大会やるのか?!とググったけれど中止だった…。
    はぁ〜っ、もう何年もやってない。
    こうなれば半紙の中の花火を増産するかな!!

     果てしなき空想夢想星涼し /勝美
    惑星直列の瞬間です。とはいっても、曇っていて写真に写っているのは
    月、木星、金星の3つですね。
    雲の向こうには海王星やら土星、火星、金星、水星が並んでいる。
    スケール大きすぎて想像ができないけれど、不思議なこともあるもんだなぁと。
    ノストラダムスもなんか言ってたみたいですね。

  3. こんにちは。のうそうさん コメントありがとうございます。カナブンと夕暮れの佇まいはこれはこれで物語の始まりですねえ。暑いので熱中症には気をつけてください。

  4. あわさん、プリンターのインク昨日届きました。プリンターのサプライのインク残量はパソコンには反映されていないみたいです。それはさておき横浜句会の暑気払いは八月に横浜の蕎麦屋で実施するそうです。さてひねもす。1句目は黄金虫の黄と黄昏の黄の渾然一体。お洒落な1句です。2句目の丼に突っ立っている穴子は威風堂々だったね。盛り方がこれでもかといささか品がないといえばそうだったね。次回はこれを堪能したい。3句目は何かと言えば平和という単語が出てくるけれど軽々しすぎるかねえ。直島の暗黒アートは面白い体験だった。花火の句は二次元の花火、きれいだねえ。最後の惑星並列は曇り空で十分楽しめななかったようだけれど、星は四季折々に俳句になるねえ。またいろいろ挑戦しよう。空想夢想の世界へ出かけよう。

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