ひねもす俳句:夏また巡る

寄せて引く波とこしへに原爆忌 /勝美
寄せて引く波とこしへに原爆忌 /勝美
新築の木の香芳はし冷素麺 /勝美
新築の木の香芳はし冷素麺 /勝美
梅雨明けや故郷雲の低けれど /勝美
梅雨明けや故郷雲の低けれど /勝美
復興の南相馬や海開き /勝美
復興の南相馬や海開き /勝美
夏季セール客を呼び込む拡声器 /勝美
夏季セール客を呼び込む拡声器 /勝美

5 thoughts on “ひねもす俳句:夏また巡る

  1. 原爆と原発のつながりが垣間見える5枚の写真。1枚目の写真は相馬の海でしょうか。原発のもたらした海洋汚染は8年たった今、幾分かは浄化されてきたのでしょうか。3枚目と4枚目もその関連の写真。どっこい人間の営みはしたたかですねえ。時が消し去るものと消し去れないものとの混在。2枚目の写真の椋鳥は夫婦なのでしょうか。新居を見学しているように見えました。少しほのぼの感がありますねえ。5枚目の写真は2台のラウドスピーカーみたいです。どんな音楽を放送しているのかなあ。

  2.  寄せて引く波とこしへに原爆忌 /勝美
    とこしえにつづく波。原爆忌もずっとなくしてはいけないですね。
    今年で戦後74年、100年たったら実体験で原爆投下のニュースをきいた人なんていなくなってしまいますね。

     新築の木の香芳はし冷素麺 /勝美
    板塀のすきまにムクドリたちがたくさん見えて、
    お昼ご飯を食べてる最中でした。さすがに冷や素麺ではなかったですが!
    句はちゃんと人間のことに置き換わっていて、まともですね。

     梅雨明けや故郷雲の低けれど /勝美
    ひさびさに高速で長距離ドライブ(運転はしてないけどね)
    車で帰郷する人は、故郷が近づくにつれてウキウキするのかな?

     復興の南相馬や海開き /勝美
    海開きは9年ぶりだそうです。
    南相馬の海岸はきれいだし、野馬追イベントも近い街は10年前に訪れた時と
    変わらないように見えました。
    が、スーパーひたちは動いていないし、ちょっといくと仮設住宅の棟が残っている。
    なんとも言い難い気持ちになりました。

     夏季セール客を呼び込む拡声器 /勝美
    これはもう、そうとしか見えないですね。
    写真撮りながらもスピーカーみたいと思いましたよ。
    でも夏だから、ハイビスカス仕様のスピーカーで女子力高めで
    アピールですね!!
    寄ってくるのは蝶々かな?

  3. あわさん コメントありがとう。昨日は梅雨明けとか、矢口句会へ出かけていてお返しがすぐに来なかった、ごめん。それにしても暑いねえ、熱中症の対策は考えないとねえ。
    投下されて七十四年目の原爆忌。死者への鎮魂は永遠に続くのですよねえ。2句目の椋鳥はか愛らしいねえ。微笑ましい図柄で癒されます。福島原発事故のその後の様子はどうなんだろうねえ。地球にも人類にも傷跡は永遠に残るのでしょうか。5句目はガラリと変わってハイビスカス。南国のロマンを醸し出す花ですねえ。見事な咲きっぷりです。

  4. >寄せて引く波とこしへに原爆忌
    福島の海沿いには、震災より人災による傷が未だ残されています。

    >新築の木の香芳はし冷素麺
    家を建て替えても、夏の昼は今まで通り…という感じでしょうかw

    >梅雨明けや故郷雲の低けれど
    東京から地方に行って感じるのは、まず空の広さですね。

    >復興の南相馬や海開き
    南相馬は復興のために働いている人達で宿屋がいっぱいなので、
    なかなか観光で訪れるのが難しいのがちょっと難点です。

    >夏季セール客を呼び込む拡声器
    まさにそう見えますね。しかもエコで静かな拡声器。

  5. のうそうさん 暑いですねえ。コメントありがとうございます。震災と原発事故の相馬は元に戻りつつあるのでしょうか。映像の記録は必要なことでしょうねえ。お役に立ってください。

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