ひねもす俳句:四月馬鹿

すずしろ汁
災害は陽炎なりや救護飯 /勝美

渋谷の川

水温む暗渠にかかる排水路 /勝美

おたふくソースダブルハーフ

ブランドとして佐保姫の並びをり /勝美

めまい

足下の覚束なかり目借時 /勝美

花見

人なるがゆゑに集へり花の下 /勝美

16 thoughts on “ひねもす俳句:四月馬鹿

  1. 敬服しつつ心底共感し、4句をいただきました。
    災害は陽炎なりや救護飯 /勝美
    ★陽炎であってほしいですネ。ですが陽炎の手前の飯は現実。やりきれなさを感じました。
    ブランドとして佐保姫の並びをり /勝美
    ★写真を拝見すると、売価258円!!・・・佐保姫の思いを伺いたいです。
    足下の覚束なくて目借時 /勝美
    ★ついウトウトの時季・・・後期高齢者の一員である私は、四季を通して蛙に借用願いたいです。
    人なるがゆゑに集ふや花の下 /勝美
    最近は、異国からもたくさんの花見客が来日し、名所には未明の時刻から陣取りしている雅人?もいるようです。言語風習は異なれど、まさに「人なるがゆえ」・・・説得力がありますネ。

  2. 俊孝さん おはようございます。コメントありがとうございます。共感下さって感謝。昨日は秋葉原でほりどめ句会がありました。攝子先生が22点で1位、勝美は20点で2位でした。横浜句会には参加出来そうです、どうぞよろしく。

  3. ひつじさん こんにちは。お久しぶりです。そろそろ吟行に出かけたいと思っています。その時はよろしくね。

  4. うらわの俳人様 
    渓春です。当地は只今桜前線の真っただ中にいます。以下いただきです。
    災害は陽炎なりや救護飯 /勝美
    陽炎を当て字にすれば陰労、いざと非難となったとき、救護班の助けがどれだけ有難いかは言うまでもありません。自然災害も怖いですが、もっと怖いのは人災です。地震・雷・火事・親父を現代風に言えば津波・原発・大地震と言ったところでしょうか。ところが最近の自然災害は元をただせば文明の発達が背景にあるとも言えます。人間の際限なき欲望が作り出した文明、そうなると災害は全て人災ということになりますね。    
    足下の覚束なかり目借時 /勝美
    確かにそうです、目借時は蛙が主語ですね。ユーモラスな季語だと前から思っていました。人が蛙に目を貸しているから眠くなって…、危ない、危ない、蛙君に首尾よくパートナーを見つけてもらって早く目を返してもらわないと…。
    人なるがゆゑに集へり花の下 /勝美
    ウーン、どなたかもコメントで言っておられたようですが、含蓄のある句です。日本人は桜が大好き、と思っていたら、中国など外国の方々も桜は好きなんですね。それこそ人なるがゆゑなんだと思います。
    有難うございました。

  5. 溪春さん こんにちは。コメントありがとうございました。どの句も身につまされるようなところを感じています。これからもよしなに。

  6. こんにちは
    桜が真盛りです。
    来週は長野から友人が出てくると言うので
    新宿御苑に花見に出かけます。
    御苑はよく吟行しましたね。来週はもう花も
    散っているかも知れません。
    八重桜は少し遅れてきますからまだ見られる
    でしょう。
    その後一杯やって帰るそうです。須坂の友人
    ですが長野も近くなりました。
    今月の二句です。
    水温む暗渠にかかる排水路  /勝美
    人なるがゆゑに集へり花の下  /勝美

  7. 由人さん こんにちは。新宿御苑は何時行っても楽しめますね。吟行には打ってつけですね。また、うちらの吟行にご参加下さいね。
    コメントありがとうございます。都会の真ん中の排水路もむかしは春の小川の渋谷川として親しまれた過去があったのです。花を愛でて集うのは人間様だけと気がつきました。

  8. 4月馬鹿より私の好きな一句
     ブランドとして佐保姫の並びをり
    感服しますのは、何時も眼前に対象物を置き詠んでいらっしゃることです。従って句に力を感じます。

  9. 高達さん こんにちは。ほりどめ句会ではお世話さまでした。それから千葉の方々の記念句集をご恵送下さってありがとうございました。時間を掛けて鑑賞させていただきます。
    コメント付けて頂き感謝です。佐保姫の季語は結構使えますよね。

  10. ひねもす俳句:四月馬鹿拝見致しました。
    昨日来の風と時折の雨で早くも桜は散り急いでいる様です。
    今回は下記3句を感じるままに、
    ★水温む暗渠にかかる排水路 /勝美
     都会であれ暗渠であれ排水であれ、ひとしく水温む季節となりました。こんな所にも春!ですね。
    ★ブランドとして佐保姫の並びをり /勝美
     おかめの佐保姫も面白いですがラベルのダブルハーフには笑いました。まさに四月馬鹿ですね。
    ★人なるがゆゑに集へり花の下 /勝美
     人と云う動物を他の生き物はどう見ているのでしょう。生死、本能に関らない行動はきっと理解出来ないでしょうね。

  11. 要介さん おはようございます。コメントありがとうございます。何時もお忙しいのに感謝です。俳句は将に日常雑多のなかから生まれるものと理解しています。これからもよしなごとをしこしこです。

  12. >災害は陽炎なりや救護飯
    大きな災害も時が経てばその記憶が薄れていきます。
    しかし、半減期が50年とか100年とかの汚れを
    まき散らされた地域は薄れていくのでしょうか?
    >水温む暗渠にかかる排水路
    こういう景色の場所に行ってくると、
    結構疲れている自分に気付きます。
    >ブランドとして佐保姫の並びをり
    八百万の神々はここにもいました。
    >足下の覚束なかり目借時
    電車の中で居眠りしている時にガバっと目が覚める勢いはすごいですよね。
    毎朝あの勢いで目覚めたいものです。
    >人なるがゆゑに集へり花の下
    蝶は花の上に、人は花の下に。何れも飲み食いするために集まります。

  13. のうそうさん おはようございます。近場の花見の時期は過ぎてしまいました。花冷えの今日この頃。体調管理が大切かと。いろいろのウイルスが充満しているのではと思うこの頃です。お互い注意しましょう。

  14.  災害は陽炎なりや救護飯 /勝美
    陽炎ならばよかったですが、結局のところ
    だんだん記憶から薄れていってしまいますね。
    でも動植物に異変がおきているというこんな記事↓を見ると、
    http://blog.goo.ne.jp/ueda01/e/0b230fb70e23f584ecb03055584a812f
    陽炎などと言っていられない事態になっているのかも知れません。
     水温む暗渠にかかる排水路 /勝美
    暗渠になっても、邪魔だからと場所を移されても、
    まだ存在しているってことが救いのような気がします。
     ブランドとして佐保姫の並びをり /勝美
    ”ダブルハーフ”??なんて掲げられていても
    ニコニコしているおおらかな神さま!
     足下の覚束なかり目借時 /勝美
    春は眠いねぇ。どこのカエルに貸しちゃったんだか。
    返してもらえるんだろうか。
     人なるがゆゑに集へり花の下 /勝美
    鳥も来ます! メジロ、ヒヨドリ、シジュウカラ、雀。
    雀が、花をつまんでポイっとするのは何してるんでしょうかね。
    雀流の春の楽しみ方かも知れませんよ。

  15. awaさん 土曜日の近場の花見散歩途中に寒気がして月曜日に医者へ行きました。風邪の引き始めかと。今は体調戻りつつあります。
    気温の変化に身体が面食らったのかも。

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