ひねもす俳句:梅満開

マグロの頭
春愁ひ目玉に宿る海の色 /勝美

マグロ解体ショー

新社員解体ショーといふ試煉  /勝美

梅満開

佐保姫の衣干さるる大樹かな /勝美

午後のお茶

春陰や時間ばかりが過ぎてゆく   /勝美

ひよ子饅頭

囀りに色あらば濃きひよこ色 /勝美

7 thoughts on “ひねもす俳句:梅満開

  1. 佐保姫~頂きます。
    三保の松原でも、余呉の天女でもなく衣干すいいですね。
    またお世話になります。

  2. 春愁ひ目玉に宿る海の色 /勝美
    目玉はいろいろなものを宿すようです。美味しい色は海の色。
    新社員解体ショーといふ試煉  /勝美
    試練は生きている限りでしょうね。俳句は毎回試練です。
    佐保姫の衣干さるる大樹かな /勝美
    もうすぐ佐保姫の到来ですね。
    春陰や時間ばかりが過ぎてゆく   /勝美
    仲間がいて良い時が齎されますね。これからもよしなに(この言葉、勝美さんから拝借!)
    囀りに色あらば濃ききつね色 /勝美
    きつね色は囀りにはちょっと・・・。わたしの囀りはやはり鶯色。

  3. こんばんは
    まさに梅満開の季節ですね。
    いつもご指導ありがとうございます。
    今月は次の二句に惹かれました。
    春愁ひ目玉に宿る海の色 /勝美
    人の瞳にも春の愁いが感じられる季節です。
    春陰や時間ばかりが過ぎてゆく /勝美
    本当にその通り、まさに光陰のごとしです。

  4. こんばんは、ひねもす俳句:梅満開へお招き戴き、有難うございます。
    正に梅満開のこの頃、先週土曜に大倉山の梅林へ吟行、梅は見頃でしたが生憎の冷たい雨に風邪を引き、
    寝込むほどでもないのですがぐずぐずしております。
    勝美さんはいつもお元気、そのパワーを少々頂戴したいものです。
    ところで、「ひねもす俳句」も満開!今回は次の二句を好みで戴きました。
      春愁ひ目玉に宿る海の色  /勝美
    春の愁いか諦観か、目には望郷の思いが・・・鮪の目に焦点を当てて、春に寄せて様々な思いが展開します。
    何時もながら素晴らしい感性に敬服します。
      囀りに色あらば濃きひよこ色  /勝美
    今や東京土産の定番となった銘菓「ひよこ」、なかなか美味しいお菓子ですね。「濃きひよこ色」は少々ストレート
    ですが、どのひよこも健康色、艶もいいですね。囀りに色の着想、戴きます。
    ご案内、有難うございました。3月1日の兼題、お待ちします。
    おやすみなさい。

  5. >春愁ひ目玉に宿る海の色
    魚の目がまん丸ではなく、切れ長だったら食べづらそうです。
    >新社員解体ショーといふ試煉
    初めて近所のスーパーの解体ショーを見たのですが、
    目の前で切り分けられると、なんか美味しそうに見えるんですよ。
    他のお客もそうだったようで、飛ぶように売れていました。
    >佐保姫の衣干さるる大樹かな
    あまり通らないところの花が知らない間に満開になっていると、なんだか置いていかれたような気がします。
    >春陰や時間ばかりが過ぎてゆく
    みなじっとしてますもんね。
    >囀りに色あらば濃きひよこ色
    ひよこ=黄身餡=きいろくてぽわぽわ
    と思っていたのですが、久々に食べるひよこは
    印象の中の姿より、焼き色が濃く、なんだけ日焼けサロン帰りのようです。

  6. 由人さん、陽さん、そしてのうそうさん、いつも励ましのこもった
    コメントをありがとうございます。
    各人各様に鑑賞下さって参考になります。
    コメントを読ませていただくとみなさん詩人の感性の持ち主と
    判ります。これからもよしなに。

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