ひねもす俳句:節分も過ぎて

文鳥
鳥帰るべしと文鳥独りごつ /勝美

チョコレート
一杯のショコラ召しませ春の風邪 /勝美

花屋の店先
春なれば鉢植え色を溢れしむ /勝美

改装中の店舗
春寒し改装遅々の貸店舗 /勝美

文鳥その2
文鳥の嬉々と遊ぶや水温む /勝美

2 thoughts on “ひねもす俳句:節分も過ぎて

  1. >鳥帰るべしと〜
    厳寒の今年、いつまでも居る渡り鳥に「早よ帰れよ!」と
    文鳥がツッコンでるんでしょうか?w
    それとも、しおれた菜っ葉を「取り替えろ!」って言ってるのかも。
    >一杯のショコラ〜
    学生の頃は、チョコバーとオレンジジュースで風邪を乗り切ったものです。
    それはさておき、このショコラはバレンタインのハズかしい気持ちを
    風邪の看病にかこつけて隠したものか、それともただの義務看病か、
    できれば前者の方がよりスウィートですね。
    >春なれば〜
    春の溢れる鉢を売る人は、まだまだ寒そうですねw
    >春寒し〜
    この句、すごく沢山の情報が詰まってる感触です。
    その詰まり具合が、急ピッチで工事を進める現場の人たちの
    動きを現しているような感じがします。
    >文鳥の〜
    商店街の小さなペットショップの前には、いつも小鳥が出ています。
    でも、この冬、メチャクチャ寒い日に前を通ったときは、
    さすがに出ていませんでした。なんだか、ほっとしました。
    鳥も人も春が待ち遠しいです。

  2. おもしろい!
    かごの中の文鳥が渡り鳥に、おせっかいとも言うべき
    独り言を。
    おしゃれで優しい句ですね。作者本人のことを知らないなら、
    女性の作った句と思うかもしれない。
    まだまだ寒いけれど、花屋の店頭は春の花でいっぱい。
    家に春を持ち帰るような気持ちで、
    ついつい花を買いたくなるのがこの時期ですね。
    写真の店舗は自宅近くのコンビニ。
    ここ最近、こんな状態だから不便です。
    工事中の寒々しい店を横目で見ながら、早く春にならないかなぁと
    思うこのごろ。
    この写真を撮った日は、珍しく暖かい春の日差しの日で、
    文鳥たちも暖かそうでした。写ってないけど、すぐ横には
    ビーグルも昼寝をしていて。
    句はすっかり春ですね。春が来た喜びをすごく感じます。
    でも現実はもうちょっと我慢。

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