ひねもす俳句:麦秋 2015年4月19日2015年4月19日 pure2 ひねもす俳句 春惜しむ野に在るものを手元にし /勝美 暮の春舗道は光滲ませて /勝美 鬩ぎあふビルの狭間に春の川 /勝美 参道の長し鳥居の陽炎へる /勝美 麦秋や厚き雲裂き光出づ /勝美
うらわの俳人様 モバラ座の俳人渓春です。寒暖の差が激しい毎日ですね。 以下いただきです。 春惜しむ野に在るものを手元にし /勝美 野に在る野草の何と健気なことか、といつも思います。写真は野蒜、土筆ですかね、蕗の薹、蕨、ぜんまい、ヨモギなど、どれもこれも薬草としても効用があり、まさに神の恵とも思えます。収穫を手にしたときの嬉しさが伝わってきます。 暮の春舗道は光滲ませて /勝美 春の終わりを“暮れの春”という表現も良いですね。都会の歩道に跳ね返る光はまだ柔らかく、光が滲むという表現が素敵です。眩しいというまでではない淡い光が見えます。 鬩ぎあふビルの狭間に春の川 /勝美 ビルが林立している様はまさに鬩ぎあっている感じです。私が勤めていた職場の近く(代々木)に、子供のころ童謡でよく歌った「春の小川」の記念碑が立っています。♪春の小川は、さらさら行くよ、 岸のすみれや 、れんげの花に、 すがたやさしく、色うつくしく、 咲けよ咲けよと、ささやきながら…、と思わず口ずさんでしまいました。代々木と言えば練兵場があったような何もないところだったそうで、里山だったんですね。そして清らかで美しい小川が流れていたのでしょう。今や風景はすっかり変わってしまいました。他の句もいいですね、こちらは写真と句の鑑賞だけにしておきます。有難うございました。 返信
溪春さん おはようございます。早々にコメント下さってありがとうございます。時間は否応なく過ぎて行ってしまいます。獺祭の7月の大会では貴君にも活躍を期待しています。目下各種の準備に追われる毎日です。これからもどうぞよしなにね。 返信
ひねもす俳句「麦秋」拝見致しました。 今回は面白い写真が多かったですね。 例によって感じる侭に、 ◆春惜しむ野に在るものを手元にし /勝美 時間に追われ中々春を惜しむ余裕の無い内に春も終りになりますね。春惜しむの言葉が懐かしく感じられる昨今です。 ◆暮の春舗道は光滲ませて /勝美 今年の春は本当に雨が多かったですね。爽やかな初夏の到来が待たれます。 ◆鬩ぎあふビルの狭間に春の川 /勝美 人間の開発が季節を奪って行く様子が写真から見て取れます。季節の移ろいを頑張って示している川辺の緑が今は貴重ですね。鬩ぎ合うビルが墓石の様です。 ◆参道の長し鳥居の陽炎へる /勝美 広かった参道が開発で削られたのでしょうか、この参道の神橋の幅の狭さはギネス物でしょう。何か謂れがありそうですね。 ◆麦秋や厚き雲裂き光出づ /勝美 人家の立て込んだ平らな町を麦畑に見立てた句、厚い雲の一部から漏れる日の光りはまさに最近の予報士の流行り言葉、「大気が不安定」を良く現していますね。見立ての面白い句です。 返信
要介さん ご無沙汰しています。今回も丹念なコメントを付けて下さってありがとうございます。獺祭は7月1日に一千号記念大会を開くことになりました。準備に忙しいとはいえ、ひねもすしこしこ俳句に向かっています。これからもよしなに。 返信
こんにちは 「麦秋」拝見しました。 桜も終わりようやく暖かくなりました。 でも、すぐに夏がきてしまいそうです。 あと僅かしかない春を楽しんで下さい。 獺祭の千号記念大会のご準備でお忙しそうですね。 今月の二句です。 春惜しむ野に在るものを手元にし /勝美 鬩ぎあふビルの狭間に春の川 /勝美 返信
春惜しむ野に在るものを手元にし /勝美 ほんとにあっという間に春が過ぎ去ってしまいましたね。 でも意外なところで春の恵みを手にすることができてラッキーでした。 必死に採るだけ採って、それほど食べないのが困りもの。 暮の春舗道は光滲ませて /勝美 夜でも派手な都心の光ですが雨に滲んで溶けたようになると雰囲気でますね。 「舗道は光滲ませて」これはオシャレだなぁ。 鬩ぎあふビルの狭間に春の川 /勝美 間際までビルが立ち並んでいるわりには、川岸に緑があって 季節を感じることができる場所。 人工的な植えられた緑でも、あるほうがいいですね。 参道の長し鳥居の陽炎へる /勝美 この句は写真がなくてもいい感じ。 写真がないほうが立派な参道&神社を想像できそう。 麦秋や厚き雲裂き光出づ /勝美 不思議な光景でした。グズグズした天気が何日がつづいたあとの夕方です。 太陽のあたっている場所のみくっきりと虹がかかって上には厚い雲。 「厚き雲裂き光出づ」はドラマチックな感じですね。 返信
由人さん こんにちは。先日霧子さん、京さんと三人で新宿御苑へ吟行しました。代り映えしないばしょでしたので声を掛けませんでした。5月は揃って出来ればいいのですけれど。 awaさん イタリア行きが目前ですがテロに遭わないことを祈ります。 ひねもす向きの写真もどうぞ。気をつけてね。 返信
ひつじさん おはようございます。昨日は一日がかりで獺祭創刊一千号記念合同句集のゲラの校正を自宅でシコシコやっていました。 自分が句集の編集をする羽目になるとは思ってもいなかった。 コメントありがとです。次回は「旅の朝」として掲載出来るでしょう。お楽しみにね。 返信
うらわの俳人様 モバラ座の俳人渓春です。寒暖の差が激しい毎日ですね。
以下いただきです。
春惜しむ野に在るものを手元にし /勝美
野に在る野草の何と健気なことか、といつも思います。写真は野蒜、土筆ですかね、蕗の薹、蕨、ぜんまい、ヨモギなど、どれもこれも薬草としても効用があり、まさに神の恵とも思えます。収穫を手にしたときの嬉しさが伝わってきます。
暮の春舗道は光滲ませて /勝美
春の終わりを“暮れの春”という表現も良いですね。都会の歩道に跳ね返る光はまだ柔らかく、光が滲むという表現が素敵です。眩しいというまでではない淡い光が見えます。
鬩ぎあふビルの狭間に春の川 /勝美
ビルが林立している様はまさに鬩ぎあっている感じです。私が勤めていた職場の近く(代々木)に、子供のころ童謡でよく歌った「春の小川」の記念碑が立っています。♪春の小川は、さらさら行くよ、 岸のすみれや 、れんげの花に、 すがたやさしく、色うつくしく、 咲けよ咲けよと、ささやきながら…、と思わず口ずさんでしまいました。代々木と言えば練兵場があったような何もないところだったそうで、里山だったんですね。そして清らかで美しい小川が流れていたのでしょう。今や風景はすっかり変わってしまいました。他の句もいいですね、こちらは写真と句の鑑賞だけにしておきます。有難うございました。
溪春さん おはようございます。早々にコメント下さってありがとうございます。時間は否応なく過ぎて行ってしまいます。獺祭の7月の大会では貴君にも活躍を期待しています。目下各種の準備に追われる毎日です。これからもどうぞよしなにね。
ひねもす俳句「麦秋」拝見致しました。
今回は面白い写真が多かったですね。
例によって感じる侭に、
◆春惜しむ野に在るものを手元にし /勝美
時間に追われ中々春を惜しむ余裕の無い内に春も終りになりますね。春惜しむの言葉が懐かしく感じられる昨今です。
◆暮の春舗道は光滲ませて /勝美
今年の春は本当に雨が多かったですね。爽やかな初夏の到来が待たれます。
◆鬩ぎあふビルの狭間に春の川 /勝美
人間の開発が季節を奪って行く様子が写真から見て取れます。季節の移ろいを頑張って示している川辺の緑が今は貴重ですね。鬩ぎ合うビルが墓石の様です。
◆参道の長し鳥居の陽炎へる /勝美
広かった参道が開発で削られたのでしょうか、この参道の神橋の幅の狭さはギネス物でしょう。何か謂れがありそうですね。
◆麦秋や厚き雲裂き光出づ /勝美
人家の立て込んだ平らな町を麦畑に見立てた句、厚い雲の一部から漏れる日の光りはまさに最近の予報士の流行り言葉、「大気が不安定」を良く現していますね。見立ての面白い句です。
要介さん ご無沙汰しています。今回も丹念なコメントを付けて下さってありがとうございます。獺祭は7月1日に一千号記念大会を開くことになりました。準備に忙しいとはいえ、ひねもすしこしこ俳句に向かっています。これからもよしなに。
こんにちは
「麦秋」拝見しました。
桜も終わりようやく暖かくなりました。
でも、すぐに夏がきてしまいそうです。
あと僅かしかない春を楽しんで下さい。
獺祭の千号記念大会のご準備でお忙しそうですね。
今月の二句です。
春惜しむ野に在るものを手元にし /勝美
鬩ぎあふビルの狭間に春の川 /勝美
春惜しむ野に在るものを手元にし /勝美
ほんとにあっという間に春が過ぎ去ってしまいましたね。
でも意外なところで春の恵みを手にすることができてラッキーでした。
必死に採るだけ採って、それほど食べないのが困りもの。
暮の春舗道は光滲ませて /勝美
夜でも派手な都心の光ですが雨に滲んで溶けたようになると雰囲気でますね。
「舗道は光滲ませて」これはオシャレだなぁ。
鬩ぎあふビルの狭間に春の川 /勝美
間際までビルが立ち並んでいるわりには、川岸に緑があって
季節を感じることができる場所。
人工的な植えられた緑でも、あるほうがいいですね。
参道の長し鳥居の陽炎へる /勝美
この句は写真がなくてもいい感じ。
写真がないほうが立派な参道&神社を想像できそう。
麦秋や厚き雲裂き光出づ /勝美
不思議な光景でした。グズグズした天気が何日がつづいたあとの夕方です。
太陽のあたっている場所のみくっきりと虹がかかって上には厚い雲。
「厚き雲裂き光出づ」はドラマチックな感じですね。
由人さん こんにちは。先日霧子さん、京さんと三人で新宿御苑へ吟行しました。代り映えしないばしょでしたので声を掛けませんでした。5月は揃って出来ればいいのですけれど。
awaさん イタリア行きが目前ですがテロに遭わないことを祈ります。
ひねもす向きの写真もどうぞ。気をつけてね。
遅くなりました。先日はお誕生日でしたね。おめでとうございます。
結婚、見舞無事終わりました。ありがとうございました。
吟行楽しみにしてます。
野にあるもの~頂きます。
ひつじさん おはようございます。昨日は一日がかりで獺祭創刊一千号記念合同句集のゲラの校正を自宅でシコシコやっていました。
自分が句集の編集をする羽目になるとは思ってもいなかった。
コメントありがとです。次回は「旅の朝」として掲載出来るでしょう。お楽しみにね。