ひねもす俳句:三月

ひな人形
春愁や座り疲れて座り胼胝 /勝美

ひなまつり

人形に造花ひとには桜なり /勝美

別所沼の水鳥たち

春水をキンクロハジロ我がものに /勝美

梅の枝

梅愛づる心は一つ癒さるる /勝美

ばら寿司

生き雛に作り給ひし五目寿司 /勝美

12 thoughts on “ひねもす俳句:三月

  1. 何時もお世話様です。
    生き雛に〜頂きます。
    勝美様のお句には何時も惹かれますが、珍しく今回は
    少し寂しいのは人形に造花ですね。
    何がどうこうて言えないのですが。
    5日の吟行楽しみにしてます。宜しくお願いします。

  2. 早速のお出ましありがとうございます。
    ひつじさんの元気なお声が何よりです。
    5日の吟行、楽しみましょうね。

  3. >春愁や座り疲れて座り胼胝
    確かに一ヶ月近くこの人たちは花見しっぱなしです。
    そう思うと辛そうですね。それがまた出たくもない会社の花見だったりしたら辛さ数倍です。
    座り胼胝もしびれを切らす社の花見
    >人形に造花ひとには桜なり
    命あるものとそうでないものの対比でしょうか?
    命あるものにできて、そうでないものにできないこと…
    それは、命なきものに命を感じることなのだと思います。
    >春水をキンクロハジロ我がものに
    キンクロハジロ君は、七文字の名前でラッキーでしたね。
    ハシグロクロハラアジサシは俳句に詠まれることは一生ないのだなと思うと、ちょっと可愛そうです。
    それにしても、飄々とした鳥の顔が見える心地よい句ですね。
    >梅愛づる心は一つ癒さるる
    梅の木ってよく見ると結構禍々しい形だと思います。
    それにポッチリとかわいらしい花が咲くから広く愛されてるのでしょう。
    >生き雛に作り給ひし五目寿司
    一気にこの句の世界観が脳の中に投影されます。しかし、うちの生き雛は、私のケータイをいじくりまわしては名無しのゴンベでメールを知らないところに送信し、ちょっと気に入らないことがあると机の上にあるものを全部床にまき散らしたりします。

  4. のうそうさんおはようございます。
    いつも小気味のよいコメント感服です。
    またお越し下さい、花ちゃんも益々しっかり屋さんに
    なって来ましたね。
    さくらには黒目川でしょうか。

  5. おはようございます。
    早速覗かせていただきました。
    春が来た雰囲気がよく伝わる句ばかりですね。
    池上吟行も楽しまれたご様子、皆さんの作品を
    楽しませていただきました。
    生き雛に作り給ひし五目寿司 /勝美
    「生き雛」が、まさにいきいきしている。

  6. 由人さん おはようございます。
    奥さまの事按じております。
    池上吟行にご一緒したかったです。
    二次会も盛り上がりました、次の花見句会は
    是非是非。
    いつもお越し頂きコメントも頂戴して感謝です。

  7. お早うございます。今日の1日は、こちらから始動!いつも季をぴったりと感じる写真が嬉しいです。
    人形に造花ひとには桜なり /勝美
    この写真が最も好きでした。お雛様がぼうっと向うにあって、お顔がはっきりしないことが、今のわたしには懐古の心情が強く感じられました。
    句は、
    生き雛に作り給ひし五目寿司 /勝美
    これに一票です。我家の生き雛も大切にしなくては!!

  8. 須々さん おはようございます。
    池上吟行では大変お世話になりました。
    いい句にも巡り会え、談論風発も楽しく、
    生き生きしたいち日を過す事が出来、しあわせでした。
    また、今日は早々お越し頂き有り難いことです。
    これからもよろしく。

  9. >春愁や座り疲れて座り胼胝 /勝美
     雛を直接叙さずに春愁とした技の冴えが見えます。
    >人形に造花ひとには桜なり /勝美
     この句も「桃の花」としないところが写真と離れて
     効果的。
    >春水をキンクロハジロ我がものに /勝美
     「帰る前か残ったのか」は「春水」を季語としてい
     るようなので問わないが、要するに名前の面白さが
     前面に出てしまいました。尚、下句の「我がものに」
     は主観が優ったか。
    >梅愛づる心は一つ癒さるる /勝美
     この句は文句無しに戴きです。「梅」と「癒し」は
     付き過ぎるようだが、そこがまた梅を愛する一心さ
     を強調している。
     草田男の●勇気こそ地の塩なれや梅真白
     この勇気も癒しと言えるだろう。最も好む作。
    >生き雛に作り給ひし五目寿司 /勝美
     「給ひ」は斡旋の微妙な言葉。「生き雛」はお孫さん
     だと理解するが、その場合は目上から目下へ与る意の
     尊敬語。この句はこちらの用法と考える。その場合で
     も「作り」は再考の要ありか。
    相変わらず失礼を顧みず厳しいことを申し上げました。
    何卒悪しからず。

  10. 邦夫さん 池上吟行ではお世話になった上
    白酒までご馳走になりこの上ない一日でした。
    今回のひねもす、まだまだ言葉の使い方に充分で
    ないことが露見しました。
    これからもよいおつきあいを願っています。

  11.  今朝からはまたまた大ポカをやり、邦夫様にご迷惑を掛け、皆様にも朝からリズムを狂わせましたこと、深く反省しております。こんな私めですがご寛容にご交誼のほどお願い致します。
     ご近詠の5句、いずれも小生には好ましく
        春愁に座り疲れて座り胼胝
    胼胝どころか痺れて句会を中座する己には、身につまされる一句です。
     五目寿司 ご馳走さまです。写真アップにして鑑賞させていただきました。拙宅はトッピングに焼き穴子でした。そして吸い物の蛤の大仰な書き振りには興を殺がれる思いでした。
     関西系ですかねー。今後ともよろしくお願い致します。

  12. 圭さん コメントありがとう。池上吟行でそれがしのことは
    充分お分かり頂けたと思います。
    これからもよろしく。

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